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ジャガー Eタイプ, ボディ シル (ドアー下のステップ)内張り貼り付け [ E-Type 内装]

 かなり間が空いてしまいましたが、ジャガー Eタイプのボディの左側 ドアーの下のシルと言う部分の内張りを皮で製作し、貼りつけました。

 場所は下写真の様にドアーの入口の下側で、写真は完成した状態です。
 ジャガーのオリジナルはビニールレザーで、乗り降りの時に靴でこすったりし、最も汚れる所の一つです。 私も手持ちのビニールレザーをと思いましたが、思い切って皮にしてしまいました。

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 皮を貼る前の状態で、皮を縫い上げる為の型紙用ビニールシートが貼ってあります。

 シルの上面の4個の穴は塗装時の空気抜き穴です。
 (この部分はほぼ完全な袋状になっており、ボディを塗装する為、塗料のタンクに沈めた時にシル内部の空気が抜けず、内部が完全に塗れません。 ちょうどコップを逆さにして水の中に入れると空気が抜けないのと同じ現象です。 従って、私のボディはここに4個穴をあけ、空気抜きを付けて塗装しました。 又、塗装後この穴から防錆ワックスをたっぷり吹き付けてあります。
ボディの塗装の記事は右記 http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2006-10-16 )

P2150041.JPG

 シルに貼る皮は下写真の様に作りました。

表面です。
P2160044.JPG

裏面です。 白い部分はウレタンフォームで、富士ゴム産業さんの片面糊付きの5mmウレタンです。
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 ジャガーのオリジナルは前後の端末を折り返して接着と思いますが、私はなんとなく間延びする様に思い両端を縫いました。
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 シルの4個の穴をガムテープで塞ぎ、出来上がった内装部品を貼り付け、完了です。

 下写真はドアーをあけ、外側から見た所です。
 本来は一番外側(写真の左側)にモールが付くのですが、接着剤が完全に乾いてから取付けます。

P2160047.JPG


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ジャガー Eタイプ, リアーフロアーに自作の本革内装を貼り付け [ E-Type 内装]

 やっとの事ジャガー Eタイプの記事を書く事が出来る様になりました。

 今回は、リアーフロアー(フロントシートの後ろ)の内装を自作し、貼り付けました。
 場所は下写真(レストア前)の位置で、64年型のEタイプのここの部分はカーペットなのかビニールレザー風の部品が貼られているのか分かりませんが、私は黒の本革で貼り付ける事にしました。

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 レストアした裸ボディの状態です。 フロアー周りは全面5mmの防音・防振シートが貼ってあります。
 中央の赤い2本の線は、上に付く部品の取り付け位置です。

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 縫いあげた内装をボディにセットし、きちんとフィットするか確認。
ここでだめだとなると早朝と夜中の一週間が無駄になり涙が出るほど悲しくなる。 OKでした。

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 ウレタンフォームの貼り付け
 今回初めて両面に糊を付けた 5mmのウレタンフォーム(茶色の部分)を使用しました。
 (写真はまだリケイ紙が付いています。)

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 黒い部分が、今回貼り付けた本革内張りです。
フラッシュをたいてみたら、しわが現れました。 日蔭では見えない程度です。

P2090039.JPG

上に部品を付けて見ました。

blogP2080039.jpg



 斜め上(車を覗き込む目線)からはこんな感じに仕上がりました。 

blogP2090046.jpg

 
ウレタンフォームは富士ゴム産業さんから購入。 少量でも相談にのってくれます。
富士ゴム産業さんのホームページ
http://www.fujigomu.co.jp/simulation/material/

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千葉県 南房総 野島崎灯台下の厳島神社の七福神の一つ 布袋様です。
布袋様は中国で実在した僧 釈契此(しゃくかいし)とされています。
布袋様の解説は http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%83%E8%A2%8B%E5%B0%8A

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ジャガー Eタイプ, リアーホイールハウス左の本革内張り完成 [ E-Type 内装]


 昨年末よりホイールハウスの内張りに挑戦していましたが、左側の内張りを本革で製作し、写真の様にボディに貼り付け完了しました。


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 左のホイールハウスの内張りは、1月3日の縫製作業トライアルと1月6日の右側の作業内容と同じですが、今回の左側は更に皮の内面にウレタンを貼り、ボディに貼り付けました。

 1月3日の縫製ト作業ライアル   http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2009-01-03
 1月6日の右ホイールハウスの内張り製作
  http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2009-01-06


 で、今回はボディへの貼り付けを行いますので、ボディ側を下記の様に処置しました。
 
 下写真は右側ですが、板金塗装時、ホイールハウス全面に5mmの防音シートを貼りました。

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 しかし、5mmの防音シートでは厚すぎ、ラッゲージルームの荷物の滑り止めボードに干渉する事が分かり、ボードの取り付けと作動部分のみ剥がし、1mmのゴム板に貼り替えました。
 又、防音シートは十分に加熱乾燥すると、シートを柔らかくする為の内部の溶剤が完全に抜け、硬化し新車の様になりますが、今回は加熱不足の為若干溶剤の油分が残っており、薄手のポリシートを貼り、内部のウレタンや皮に溶剤が浸み込むのを防止しました。

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 ラッゲージ ルームの荷物の滑り止めボード

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ホイールハウスの前処理はここ迄、後はホイールハウスの外周部分にセメダイン575ARで皮を貼り完成。

 尚、左のホイールハウスは、下写真の様に一部盛り上りがあり、雑誌等を見るとここが上手く貼れず ”しわ” のある車があったので、オリジナルとは違ってしまいますがパッチワークにしました。

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完成状態を前から見ると

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 レストア前はこんなでした。

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 内装を始めてからは、ルーフ部分が上手くいかずペンデングになったり、ホイールハウスは長々と縫製作業をしたりと手間取りましたが、やっと一部品が完成。 一時はどうなる事やら不安が一杯でした。
 


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円高に乗じてのお買いもの ジャガーEタイプのガソリンタンク 他 [ E-Type 内装]

 今回は、昨年末に買い物をした話しです。

 一年前、イギリスの1ポンドは220円位、1年半前は240円を超えていました。

 で、今は、1ポンド140円を切る状態。 何とポンドは1年で約35%以上の下落です。
当然今は、イギリスの物が安く買える。  例えば、1年前440万円の車が280万円で買える。
 イギリスから直接部品を購入している私は、この機を逃す手はない。 と、言う事で以前から考えていた ガソリンタンクを購入しました。

 ジャガー Eタイプのガソリンタンクは、イギリスで311.19ポンド。 約43,600円、高くはない!!
 しかし、ガソリンタンクは大きい。 輸送費がばかにならないと予想し、今買おうと決断。
予想は的中。 日頃使っていた UPSの宅急便は使えず、一般の航空貨物になってしまった。
で、通関費用を含めた Door to Door の輸送費は 392ポンド。 約55,000円に相当した。

 しかし、1年前の価格にしたら、合計約155,000円で、約56,000円節約出来た事になる。円高さまさま。 この差額が以前書いたフユ―エルポンプを外付けタイプに変更する事を決断させた。
(怒らないで下さいね! 円高で苦労されている方。)

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 今回のガソリンタンクと同時に購入した部品が下写真。
ドアーのアウトサイドハンドル。 ようはドアを開けるとってです。

 2004年にアメリカで購入手配をしたが、在庫が無く購入できず。
更に昨年夏、ドアーハンドルのキーの一部が破損している事も分かり、どうしても購入したく再度手配して見たが、イギリスの会社も長期間入荷が無いとの事。 アメリカの会社にも手配したがここにも無い。
壊れている部品だけを購入し、ハンドルはメッキに出して等とあれこれ検討していた。

 しかし、ガソリンタンクの購入を考えていた11月にイギリスから ”ドアーハンドルはまだ必要ですか? マネージメントして入手できたので 左右セットで125ポンドでよければ。” とのメールが届いた。
(このマネージメントとは何をしたんだ。 是非知りたい。 私をこんなに困らせておいて!!!)
 カタログ価格は110ポンド位で若干高めの価格設定ですが、文句はない。 即購入となりました。

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 ついでにもう1点

 下のライセンスランプも2004年には購入できなかった部品です。 ドアーハンドルの件から今回もう一度オーダーしてみようと。 イギリスにありました。

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 まァ~ こんな所で、
あきらめず 「根気よく続ける,根気よく部品を探す」 事が旧車レストアの秘けつの様です。




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ジャガー Eタイプ,ボディサイドのポケットのメンテ と 沖縄の秋 [ E-Type 内装]

 リアー ホイールハウスの内張りを縫っている間、針先だけを見ていると気が狂いそうになるので(元々狂っているのかも)、気分転換にボディサイドのポケットをメンテしました。

 ポケットは下写真です。

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 このポケットもボール紙製で、歪みは大きい物のグローボックスの様には傷んでいませんが、植毛ははげ落ちています。
”そうだよねェ~。 こんな所の小さなポケット、誰も使わないだろうな!” と思いながらのメンテです。

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 と言う事で、まずは皮と同じ色の起毛した布を探しに生地屋さんに行きましたが、いい物が無く写真の様な物で我慢。
(グローボックスの時は端切れ300円でいい物がありましたが、今回は質感も落ち、価格は1700円で0.7㎡と10倍以上の値段。 やっぱりちょっこっと使う時は端切れですね。)

 で、根気よく、ポケットの袋の中の形状に合わせ布を切り、ピンセットを駆使し、貼り上げました。

P1030002-RH.JPGbblogP1050003.jpg



 ボディサイドに仮付けた結果です。 上側中央の逆山型の様にボール紙の歪みが致命傷でした。

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 針先だけを見ているのがいやになっての気晴らしにと思いましたが、 一つも気晴らしにはなりませんで、肩こりが倍加してしました。

 と言う事で、更に気晴らしにと昨年暮れ以降に、沖縄の友人から来た写真を見直していてやっと寄り目が治りました。

沖縄の秋は12月後半の様です。
紅葉
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落葉
赤嶺御嶽落葉02081206.JPG

沖縄と言えば熱帯の花です。

花ビオスの丘0812120016.JPG


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ジャガー Eタイプ, リアーホールハウスの本革内張りを製作 [ E-Type 内装]

 前回、皮の縫製トライアルの結果をレポートしましたが、引き続き右側のリアー ホイールハウスの内張りを本革で作りました。

 フィット具合を見る為に、縫いあがった物を取り合えずボディのホイールハウスに当てて見ました。

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 よかったァ~~~。

 まだ、裏にウレタンフォームを貼っていませんので、ゆるゆるですが、ほぼぴったりに出来た様ですし、パイピングも太すぎずバランスがとれている様に思います。


 製作工程はどうであったかと言うと、

 下写真は左側ですが、まず、ホイールハウスにビニールシートを貼り、型紙を作ります。
 (型紙は右側で作った物を勝手違いの左側に当てて見ましたが、若干右と左では違っている様です。)

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 この型紙をもとに皮を裁断。 続いて、縫う位置の線引きと針穴の位置を目盛り、続いて、ホイールハウス側面用の皮にパイピングの表皮を縫い付け、パイピング用たこ糸を両面テープで仮付。

 最後にホイールハウスの上面用の皮をパイピングの表皮とホイールハウス側面用の皮に4枚重ねで縫い付けました。 写真は縫製作業の終盤ですが、白い紐がパイピング用のたこ糸です。

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 で、12月29日の最初の一針から縫う事3・40時間、1月4日に縫いあがり、1月5日にボディのホイールハウスにセットしてみたわけです。

 もう一度縫い目が真っ直ぐかを再確認。

P1040008.JPG

 よかったァ~~~。 真っ直ぐです。

 今後は5mmのウレタンフォームを貼り、ボディに貼り付けるのですが、フユ―エルポンプ取り付けの改造があり、当分の間貼り付けられません。
(オリジナルのフユ―エルポンプはガソリンタンクの中にモーターも含め入っているので、なんとなく危険を感じ、昨年末に1967年頃以降の外付けタイプに変更する様決断しました。) 

 今回の右は正月の為、一挙に作業ができましたが、左も近い内に一挙に縫いたいと思います。
 と言うのは、最近は何とか上手くいく様になりましたが、フェアレディを縫っていた頃は一晩寝て翌日再開すると再開の所からくにゃっと曲がったりしました。 針の刺し方や糸の締め付け具合で出来栄えが変る等結構微妙な物です。



 所で、今回使用した皮は、アメリカにいた時にジャガーのレストア用にとアメリカの Bill Hirsch と言う会社から、ベンツ アメリカ工場のミニバン用を購入しました。 色見本を送ってきたり、2度目の購入時は色の合いを確認してから送って来る等結構親切でした。 牛一頭分(約4.5㎡)で、4万円~7万円だと思います。 

 ホームページ    http://www.hirschauto.com/
    皮のページ  http://www.hirschauto.com/departments.asp?dept=31

 又、糸は名古屋市の 株式会社 鈴富 さんから、グンゼのポリエステル ミシン用 5号 を購入しました。 鈴富さんにも非常に親切に相談に乗って頂きました。

 ホームページは   http://www.rakuten.ne.jp/gold/itotsuhan/

               P1050004.JPG



 針とワックスは下記のブログを参照願います。
             http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2008-11-26



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ジャガー Eタイプ,本革内装の縫製作業トライアル [ E-Type 内装]

 リアーホイールの縫製作業をしようとしましたが、従来付いていた リアーホイールハウスは、オリジナルとはとても思えずアメリカのどこかのレストア屋さんが、車を綺麗に見せる為だけに貼り替えた様です。
 手持ちの本を見てみましたが、3.8リットル車のホイールハウスの内張りはどう言う作りなのか分かりませんでしたが、4.2リットルは下写真の黒線の所が縫ってあり、私も皮で作るにはここで縫うしかないと判断。

 で、ホイールハウスの縫う位置は決まりましたが、いざ自分で縫うとなると、考え込んでしまいました。
今迄に縫ったシルビア(US12)やフェアレディ(SRL311)とは全く違う考え方や仕上げ方法の様です。

 考え方としては ”縫製作業の縫い目(糸)を全く表に出さない” 事に徹底しています。
先日作った ハッチバックのヒンジカバーも、多分、縫い目を表に出さないのが正規なのだろう。
作業方法は多分パイピングと言うのだろが、部品の縁や縫合わせ部に紐状の物を取付けています

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 と言う事で、まずはパイピングをどう言う風に作るかの試し縫いをしてみました。
今まで車に付いていたパイピングの芯は紙紐もでしたので太いタコ糸 20号(約2mm)を購入し、パイプの表皮は本体と同じ皮で、試し縫いをしてみた結果が下写真です。


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試し縫いの裏面
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 20号ではパイプの径が 約6mm(左下写真の右)と太すぎの様で、パイピングに12号のタコ糸を購入し使用した結果 約5mm(左写真の左)となり ”まァ~いいかな”。写真右は購入したタコ糸。

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 と言う事で、リアー ホイールハウスは12番のタコ糸を使って縫う事にしました。
又、その他のボディサイドの内張りは縁取りでもあり、20号のタコ糸を使って、太めのパイプとし、強調する様にした方がいいかなとも思います。

 だいたいの方向を決めた結果、内張り製作は膨大な工数を背負う事になりました。
 何と、下写真の様に4枚重ねで縫う事になってしまったのです。

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 あァ~~~あ。 従来品の様にホチキスで、いんちきした~~~~~い。

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 まァ~ 頑張るか!
 フェアレディ(SRL311)は、会社から帰って毎晩、毎晩、夜の12時過ぎまで、縫って、縫って、丸一年かけて、全ての内装を本革で縫いあげたんだから。
当時、アパートの向かいの同僚は ”毎日12時過ぎまで何している” のですって。
   ---今考えてみると ”そう言うおまえは12時過ぎ迄何で起きてるの” だったな。


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つづく

しかも なが~~~く。  あァ~~~~~~~~~~あ


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ジャガー Eタイプ,ぼやきながらのレッグルームの内張り作成 [ E-Type 内装]

 先日テレビを付けましたら、石破大臣やよしたけさんを交え農業について討論会をしていました。
大方の意見は ”減反政策” 廃止でしたが、石破大臣は ”シュミレーションしないと” と答えを言いませんでした。 私も廃止がいいと思います。
 私の兄は、少しのたんぼですが、たんぼを維持する為に、全てのたんぼに稲を植え、稲の穂が出る頃に減反の割り当て分を刈り取っています。 だいぶ前に兄に聞いた話では3割だそうです。

 今回は、100年に一度の経済危機と言われていますが、米農家は30年以上前から減反と言う名で、国に強制的に経済危機を押し付けられています。 これでいいんだろうか? 

 世界的な食糧危機と日本の自給率低下,かたや未耕作農地増加。
 未耕作農地を片目に見ながら家庭菜園をさがすサラリーマンの奥さん達。
 派遣切りで失業者急増,かたや高齢化で農業の後継者難。
 未耕作農地急増にもかかわらず、一般の人は農地の入手には難題山積。

 なんとも矛盾した社会になってしまったもんだ。 とぼやく農家の4男坊です。


 前置きはこの程度にして、本題のレッグルームの内張り製作です。

 完成し、ボディにセットしてみたところです。 下写真の中央、グローボックスの下の黒い部品です。
 本来ここはカーペットと同じ材料かビニールレザーを使うのがオリジナルと思いますが、手持ちの本革を使い、手縫いで作りました。

PC241402.JPG

 作ったのは左右2枚です。 

PC271390.JPG

 裏面はこんな感じです。
 白い部分は 5mmのウレタンフォームに綿の裏地を貼りました。
 黒い部分はマジックテープ(衣類などに使う布風のジッパーの役目を果たすテープ)です。
 ここは本来は接着剤で貼る所ですが、車に乗り降りする時に靴をこすったり、乗車中に靴でこすったりしますので、後々交換ができる様にとマジックテープで貼る事にしました。

PC271393.JPG
 
   乗車中、行儀の悪い方用に段ボール製も作ろうかな。
        あなたは本革? それとも段ボール?
            ----- 決めるのは私です。 あしからず。  


 こんな所に2週間もかけていたのでは完成は何時の事やら!!!!!



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ジャガー Eタイプ, ハッチバック オープナーのメンテ [ E-Type 内装]

 私が今年見たテレビのイチオシは、元プロ野球コーチ 高畠さんのドラマ化。 NHKで再放送されました。 高畠さんのノートのメモに ”あきらめない事” とありましたが、私もこれをもっとうに頑張ろう。

 今回はハッチバック オープナーです。 1964年型と古いにもかかわらず、ハッチバックにリモートコントロールのオープナーが付いています。 しかも、外から開けるキーはありません。

 メンテ前の写真ですが、オープナーの開けるハンドルは右ドアーのすぐ後ろに付いていて、三日月状のレバーを引くとワイヤーでつながっているロックを動かし開錠します。
又、ハッチバックのロックは、ハッチバックの右リアーピラー付いていますが、ご丁寧に不細工とも思われるカバーまで付いています。

右ドアー後ろのオープナー
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ハッチバックのロックのカバーとその中のロック
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 で、メンテは、たいした事はしておらず、シンナーで洗いグリースや汚れを落とし、摩耗やガタを点検、OKでしたので、新たにグリースを追加、シルバーとクリアーのペイントを塗り、ボディに取付けました。

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まだハッチバック側のフックを付けていませんので、ロックの噛み合い調整はしていません。

 ロックのカバーは塗装後一枚物の皮を張りましたが、左写真の様に上部にあたる部分にしわが発生し、やむなく右写真の様に上部を切り取り新たに皮を縫いつけました。
 この部分は一枚物の様ですが、本革での一枚物はスチーム加工等の道具が無いと無理な様で、”しわがだらけで下手くそ” っと言われるより ”アッ 本物と違う。 縫ってある” っと言う方が技術の無さが分からない。
     ---俺って利口,アッタマいい。 技術の無さを頭でごまかすいやな奴でした。
 (スチーム加工は、蒸気で皮に湿気を持たせ、皮を伸びやすくして形を造り、貼りつける。 皮は乾燥し、しわ無く貼りつけられる。 最近はどうかわかりませんが、以前は車のシート等の仕上げ工程でしわ取りのスチーム加工が行われていました。)

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今はやけ酒気分, Eタイプの内装 と アメリカのお酒販売事情 [ E-Type 内装]

 ジャガー Eタイプの内装に取りかかりましたが、 さっそく上手くいかず、さしずめやけ酒気分です。

 Eタイプの内装はルーフの内貼りをして、次にドリップモール部の内貼り(写真参照)をしないと、内装は何も進みません。 後ろの三角窓迄も付きません。

 ルーフとドリップモール部の内装はボディへ直接貼付ける。 難しい事が分かっていたので、以前、レストア屋さんの紹介の業者に ”貼って欲しい” とお願いした所、 ”車を持ってくれば貼ります” との事。
 ”エンジンも乗っていない状態ですので動かない” と言うと ”トレーラーでも頼めば” ですって。
この業者、紹介してくれたレストア屋さんには出張作業をしている。
    -----個人となると ころっと態度を変える業者だった。 大口業者には猫なで声だろう。
    -----こうゆう会社 ”いい仕事してますねェ~~~” だろうか???
     
 気の短さには定評のある私、 ”下手な業者にやらせるより自分でやるわい”。
 ルーフは後でも可能だが、ドリップの内装は一番最初の作業。 何としてもやらなければならない。

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 所がどっこい。 やっぱり上手くいかず、風邪で休んだ週を挟み3週間。 失敗しては剥がし、又貼るの繰り返し。 更には切リ過ぎ、数週間自分の技術のなさに じれったいやら、悔しいやら。

 ウレタンフォームの貼付けは3度目でやっとしわもなく貼れ、何とか納得。 皮貼りで、今度は切り過ぎて皮を無駄に! (やっぱり心がけが悪かったのか。 素人がそうそう簡単に出来たら職人はいらない。)

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 今は、やけ酒気分。
 先日、TVを付けたら朝から外国人が見た日本のお酒事情について現地レポートや討論会をしていた。
 で、お酒の飲めない私は、
アメリカのお酒の販売をブログの記事にして ”気分を紛らわし” ”明日の活力に!”
     

 アメリカでのお酒の販売は州により若干異なりますが、
   日曜日は ノードリンクデェーーーイ。   当然の様に日曜日は、酒屋は閉店。
   スーパーではお酒にシートをかぶせ、厳重な所は鍵までかけて。

   そして、私の働いていた町は ”ノードリンク シティ”
   酒屋さんは勿論無し。 スーパーでもお酒は置いてありません。
   レストランでもお酒はを出しません。
   お酒を飲む方は隣町迄買いに行き、自宅で飲む。 レストランで飲みたければ、隣町に!


   普段の日でもスーパー等ではお酒やタバコをレジに持って行くと、レジのかわいい未成年は
   おじさんを無視し、さっさとレジを離れ、はるか昔未成年だったレディに交代する。
   (未成年はお酒やタバコを販売してはいけない。)
   私が現役の頃、アメリカ人を案内したが、日本のお酒の自動販売機にはびっくり。
   アメリカではお酒やたばこの自動販売機はありません。

 
   で、酔っぱらいはと言うと、”全くと言っていいほど街では見かけません”。
   路上でお酒を飲んでいると、お巡りさんが両手に鍵の付いた金属の輪をはめ、専用の宿泊所に
   連れて行ってくれます。
   しかし、アルコール中毒の研究は先進国。 どこでアル中になる程飲んでいるんだろうか?
  
 
 
 ------- 飲み過ぎには注意して下さい。 最近リタイヤ後のアル中が増えているそうです。

 ------- 又、酒酔い運転で死亡事故がニュースに。 絶対に飲んだら乗らないで!!!


 ドリップモールの内張り、もう一度挑戦する。 必ず、成功させる!!!!!
 甥の Go-Rayもねばりにねばったあげく、 バイクのレースで成果を上げつつある。

 
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ジャガー Eタイプ,ハッチバック ヒンジカバーの皮貼り。 [ E-Type 内装]

 先月後半からは、エンジンルームのレストアから内装に重点を移しております。
   ------ なぜ?????
     寒い外でのエンジンルームより、室内のストーブの前で出来るお針子さんの方が快適だから。 それだけの理由です。   ようは横着なだけです。


 と言う事で、先週末風邪をひいていた時間を有効活用(?)し、形状的に厄介と思われるハッチバック ヒンジカバーのお針子さんをしました。    だから未だ風邪は完治しないのですが!!!!!

 以前にも紹介しました様に、この車のハッチバックは横開きです。 ハッチバックの記事は下記
     http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2007-10-08

 ハッチバック ヒンジカバーは写真の様に組付けます。

blogPA270275.jpg

 完成した部品はこんなです。 写真の左を先に作りましたが、十分に納得のいくものではなく、右はその対策を入れて縫いました。 従って、右の方がよく出来たと思います。
 おかげで、左の悪さ、中央の縫い目の所に角があり、しかも縫い目がクニャクニャ曲がっている事だけが目に付き、暇を作って縫い直したいなァ~~~。

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 で、どんな工程を踏んで、ここまで来たかと言うと、

 1.ヒンジカバーのベースの錆を取り、カチオン塗装。
    街のスプレー塗装は接着剤の溶剤で塗料が溶け、又、接着剤の種類によっては錆を促進します。
    従って、強固な防錆力と薬品に強いカチオン塗装にしました。
 2.写真の様に、ビニールシートで型紙取りです。

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 3.取った型紙で皮を裁断。 この時は、縫い代は勿論の事、縫った時にどこがどれだけ縮みそうか、
   折り返すとその曲げ分だけ短くなるので、その寸法変化を考慮しながら大きめに切ります。
    PC011385のコピー.jpg

 4.で、やっとお針子さんです。
   写真の上の矢印で、縫ってない赤の矢印に対し、縫う事で緑の矢印の様に大きく縮みます。

   自己流ですが、私の縫い方は左記  http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2006-11-25

   PB301382.JPG

 5.続いて、ベースにウレタンを貼り、皮を貼って出来上がりです。
   ここが大事な所 とおっしゃる方もいるかと思いますが、ここまでくると完成の姿が見え、写真を
   撮るのを忘れ、さっさと貼ってしまいました。  次のチャンスには忘れなで写真を撮ります。


 で、出来上がったのが冒頭の写真で、横から見た所が下写真です。
少し、たるみが残っています。 このたるみをなくすには私の実力では改善をあと3回位やらないと無理かも。 そこまでの根気はありません。

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皮の縫製作業で、最も目立つ縫い目はこんなです。

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 最後に、前任者の縫製と出来上がりはこんなです。 いくら素人でもアメリカ人には負けられません!

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ジャガー Eタイプ, ドアーロック と ウインドーレギュレーターの 組付け [ E-Type 内装]

 沖縄は25度を超えていると言うのに、神奈川は急に寒くなり、夏から一足飛びに冬になった様なよう気で、しかもいつの間にか日が短く5時には暗くなってしまいます。
 最近の私は ”ちょっと寒いな” と思ったら、人の目を気にせず厚着をする様にしています。 おかげでこの4年半風邪をひいていません。 風邪防止には ”寒い” と思ったらすぐに ”一枚多く着る” がいいかと思います。


 今回の本題、ドアーロックとウインドーレギュレーター(窓を開け閉めする装置)は、ドアーの中に入ってしまいますので完成状態がよく見える写真はありませんが、一応下の写真がほぼ完成です。

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 ドアーの内部を上から見ると、ドアー内部に何本ものリンクが入りました。
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 で、ドアーロックのメンテの内容は
 左ドアーはドライバー側の為使用頻度が高く、ドアーのロック部分だけを新品に交換、その他は清掃し、クリアー塗装をし、グリースアップをして取り付け。
 右ドアーは清掃し、クリアー塗装をし、グリースアップをして組付けました。

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 ウインドーレギュレーターは左は新品、右は従来品を清掃し、クリアー塗装をし、グリースアップをして組付けました。 (左はドライバー側で、使用頻度が高く、ガラスのガタが発生していました。)

 新品を使うとなるとジャガーは、当然の事の様に何らかの問題が発生する。
 ドアーロックもリンクの曲がりを調整しましたが、ウインドーレギュレーターはグリースを追加中にガラスのガタを防止する為のスプリングが落ちてしまいました。 スプリングは常に強く張っていなければならないのに!!!    下写真の様にスプリングの寸法不良で従来品に戻し、ドアーに組付けました。

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 ドアーを開け閉めする外側のドハンドルは、メッキ部分に細かな傷が多く、イギリスの販売店の話では長期間バックオーダー中との事。
 もしかして ”アメリカに在庫が” と思い、問い合わせた所 ”一週間で入手” との事。 オーダーをしましたが、既に3週間。 なしのつぶてです。
 そろそろアメリカのオーダーをキャンセルし ”ハンドルのみ再メッキ、入手済みの新品キーに交換” とする決断の時期かななんて思い始めています。








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ハッチバック ドアーの内装 完了 [ E-Type 内装]

 最近、色々な部品のレストアを試みていますが、どれも最終段階の1つ2つの部品で行き詰っています。 そんな中で、今日完了したのはこれ ハッチバック ドアーの内装です。

 内装は純正にこだわらず、全て私の手で、”私好みに仕上げる” と思っていましたので、初の仕事も
ほぼゼロから手がけました。

 車に付いていた内装は写真の様に紺の布地で、汚れており、ベースも3mm厚のボール紙で長期使用により傷んでいました。

車に付いていた状態。                  内装の裏側。 ベースの厚板紙はヨレヨレです。

 今回使用したベース材は ”曲がる樹脂材” と言うふれこみの材料で、表裏に薄いアルミ板を貼った
3mmの樹脂材です。 今回初めて使用する材料で、耐久性の程は分かりませんが、軽く、サンダーでのカットもし易く、しかも常温で曲げ加工が出来るスグレモンです。 ただ若干高価なのが難点です。
 購入先は近くのDIYショップです。

 又、ウレタンも今回初めて専門業者に”発泡密度””硬さ”を相談し、5mm厚の糊付きを購入しました。
業者は富士ゴム産業で、少量でも、個人にも販売してくれますので、下記にホームページを紹介します。
    http://www.fujigomu.co.jp/

 内装製作の手順は
 ① ビニールシートをハッチバック ドアーに貼り、外周形取りと穴位置を写し取る。
 ② ハッチバックの内面の断面形状取り (3mm合板で作成)
 ③ ベース用平板に形取りしたビニールシートを貼り、外周を切断。
 ④ ベース材を曲げ加工

ベース材にビニールシートを貼り、外周切断。     曲げはビニールを貼った状態で形板に合せる。

 ⑤ 内装をハッチ ドアーに取り付けるクリップ穴とハッチを開いた時のストッパーステーの穴加工。
 ⑥ ウレタンをベースに貼り、外周をカット。 市販のスリーエム社製スプレー糊を使用
 ⑦ ウレタン付きのベースに革を貼り付ける。 糊は富士ゴム産業でひいた物。


 ⑧クリップを付け、車に取り付け、ステーを付けて、最初の写真の様に完成。

 内装を車に取り付ける前に、エンブレムを取り付けました。
(新品を購入しましたが、ハッチの穴位置と合わず、旧品を取り付けました。)

 今回もステーの受け側の金具やエンブレム等、購入品が合わず苦労しました。 今迄の状況からすると、車生産時に付けた部品は非常に精度が良く、最近購入した物はなかなか一度でぴたっと行く物はありません。 但し、機械加工品は最近の部品でも高精度で、さすがイギリスと思う所があります。
と言う事で、最近は出来る限り車生産時の部品をメンテして使用する様に方向転換です。
  


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成果の少ない夏休み(Eタイプのレストア) [ E-Type 内装]

 先週は私も一週間丸々休みとなりました。 しかし、ジャガーのレストアはほとんど成果が無く、残念な夏休みでした。 しかも本人は反省の気配無し。 ”部品が着かないから作業が出来ない”です。

 更に、3週間前に円安で発注した高額部品が先々週到着し、今の円換算からすると10%も高い買い物(うん万円の損)をしてしまいました。 その上、先々週発注した小物部品がまだ着きません。 おかげで ”メンテし組立てて、車両に組み付ける” 事が出来ませんでした。 運は向いてきませんねー。

 今回完了したのはヒーター用パイプ(白いリベットが3個ずつ付いたパイプ)をダッシュボードの内側に取付けただけです。 

ヒーターの温度を調節する為のコントロール バルブ   パイプの曲げが合わず、修正し、ダッシュボードに
ダッシュボードのレバーでこのバルブを操作。   取付けた所、リベット締めの穴位置が合ず更に修正

 次いで、仮付けのステアリング ギアー(写真左のジャバラ状のゴムの付いた部品)を外し、分解清掃、一部再塗装で、オーリング ”1個だけ” を待っています。 板金屋さんで油汚れを清掃してくれた為、こんな真っ赤か(錆)です。 右はサンドブラストをかけ、再塗装完了。

                                ラック両端のボールジョイント。ダストカバーが破れ
ピニオンとラック部です。内部は錆も磨耗も無く良好。  ていたが、グリースに守られ、内部の錆は無し。

ステアリング ギアーは組み立ての時に構造を説明します。

 次いで、配線全体をと思っていましたが、結線のコネクターが届かず、サブメーターのパネルを分解清掃、表面は革張り(オリジナルはビニール レザー)にしました。

サブメーター (4個のメーターとスイッチ類)   内部はこんな!!!! 電線の塊り。 怖気づきます。

で、電線に全て番号を付け、分解清掃。 なんとこのパネル、全面銅メッキです。 右が革を貼った所。
まだメーターなどの穴は開けてありません。 接着剤が充分乾燥してから開ける予定です。


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