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MG ミゼット,ステアリング ホイールのメンテ [ MG ミゼット シャシー]
先日来 ステアリングホイールをメンテしています。
私の車に付いていたステアリングホイールはオプションと思われ、ホイール部が木製でスポークが3本のアルミ製です。 標準は、2本スポークの樹脂製の様です。
標準の樹脂製は既に販売されておらず、又、時々eーBay等で標準の物が出品されていないかと探していますが全くと言っていい程出回っていません。
で、従来のステアリングホイールは、機能上は問題ない物の外観上経年劣化しており、メンテし綺麗にしておこうと取り組みました。


まずは古く劣化した塗装を剥し、塗りなおそうと考えました。
古い塗料は小型のグラインダーで剥し、サンドペーパーでならし、


スポーク部分などはマスキングをして、一回目の塗装をしてみました。
塗料はウレタンニスの透明です。


この後600番のサンドペーパーにたっぷり水を付けながら磨き、再度塗装を繰り返し、3回目のペーパーがけでは600番をかけた後1000番をかけ、最終4回目の塗装を行いました。
結果、滑らかな手触りで綺麗に塗装出来たと思います。
次にステアリングコラムに組み付けるハブのメンテです。
ハブその物の劣化等は無く、やはり塗装のメンテです。
従来品はシボ模様の有る塗装で、 古い塗料を剥し、 市販の艶消し塗料を塗りました。



続いて、ステアリングホイールのアルミスポーク部分です。
この部分は研削の溝と言うか研削の粗目残りの様な感じに仕上げてありましたので、320番のサンドペーパーでスポークの長手方向に磨き、続いて磨き剤で磨き光沢を付けました。
中央部分のハブ固定用の6本のビスは、錆びている物の代替品が見つからず、このままの状態で行く事にしました。

完成した所で車に仮付けしてみました。
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MG ミゼット,プラスアースからマイナスアース化 [ MG ミゼット エレクトリカル]
いよいよ私の最も苦手な電気関係です。
車の歯車の様に電気も可視化できればなァ ~~~ ッといつも思うのですが!!!
何はともあれ愚痴っていても前に進まないので、まずは部品一つひとつ「どうすれはマイナスアースでも使用可能か」を調べて行きました。
発電機 ;
従来品は汚れ放題で、どの位の期間使用したか分からない直流発電機(ダイナモ)から
特に低速回転で発電能力の有るマイナスアースの交流発電機(オルタネーター)を購入し
組み付けました。 オルタネーターにはレギュレーター機構も含まれておりボルテージ
レギュレーターは不要となります。
旧のダイナモ 新のオルタネーター


ボルテージレギュレーター ;
上記の様にオルターネーターにはレギュレーター機構が含まれており全面廃止。
尚、レギュレーターの端子部分には配電盤の機能も有ったので、この配電盤の機能を
プラスターミナルとして自作し、レギュレーターの配電盤の機能を確保しました。
プラスターミナルはレギュレーターとほぼ同じ形として、結線も同じ配置にしました。
旧ボルテージレギュレーター 自作のプラスターミナル


自作したプラスターミナル単体 ターミナルの電極を覆うカバーも自作しました。


スターターモーター(セルモーター) ;
従来品の作動テストをした結果、プラスアースでもマイナスアースでも同じ方向に
回転し、回転の問題はなかったが、モーターの軸が軸方向に5mm程ガタがあり、
信頼感は"0"に等しく、マイナスアースでリダクションタイプのス―ターモーター
を購入しました。
新しいモーターもプラスアース・マイナスアース共に同じ方向の回転でした。
尚、スターターモーターのピニオンギアーは従来品は「引き込み型」ですが、新たに
購入した物は「押し出し型」でスタータモーター作動時リングギアーに衝突しギアー
鳴りする心配がありました。
(現在エンジンをかけてエンジン調整中ですが一度もギア鳴りは無く問題ないかも!)
スターター スイッチ ;
配線的には従来と同じですが、バッテリーのプラスターミナルからスタータースイッチ
を経由しスターターモーターのプラスターミナル迄を太赤線で自作・結線しました。
尚、従来の配線は黒の太線で銅線も黒く腐食しており廃却です。
旧スターターモーター 新スターターモーターとスイッチ


タコメーター ;
タコメーターはプラスアースからマイナスアースにした事で、作動しなくなってしま
いました。 で、以前スピードメーターでお世話になった日本計器サービスさんに
メーター内部のマイナスアース用に改造をして頂きました。


バッテリー ;
従来品は欧州車タイプと思われ端子が太く、カットされていました。
今後の買え変え時の容易さも考え、端子の細い国産車用でパナソニックのカオスを購入。
又、マイナスアースにした物の配線や結線の配置は変えない方が良いと思い、端子方向
が逆の「N-80B24R」を購入しました。
(普段はこんなに容量の大きい物は必要ないのですが、オーバーホール後のエンジン
始動は簡単にかかるとは思えず、容量の大きい物を買っちゃいました!)
従来バッテリー 新バッテリー


配線図としては、下配線図の内赤線部分が今までに改造した部分です。
多分下配線図で問題ないと思いますが、まだヘッドランプ等の組み立てが終っていませんので、マイナスアース化が完了したとは言えない所です。
E382A2E383BCE382B9E381ABE694B9E980A0.jpg)
その他、ヒーターのブロアーはプラスアース配線でもマイナスアース配線でもモーターの回転方向が変わらず、従来配線を利用しプラス配線し、マイナスをボデェイにアースしました。
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MG ミゼット, ヒーターブロアーのメンテ [ MG ミゼット ボディ & トリム]
先日ラジエーターを取り付け、エンジンルーム内の大物のとしては最後のメンテ部品です。
下が車を購入した時のエンジンルームで、黄色矢印の所がヒーターのブロアーです。
一見それ程汚れていませんが、実態は埃だらけでした。
又、空色矢印の吸気のダクトは「イギリスのネットカタログには在庫無し」となっていたが実際には購入出来ました。 まだ取り付け確認はしていませんが、形があればなんとかなるでしょう。

車から外しラフに清掃をして、1年半強物置に保管。
先日取出し、バッテリーに直結しモーターの作動を確認。
結果、モータは問題なくほどほど静かに力強く回りました。 しかも車全体をプラスアースからマイナスアースに変更する事を前提にバッテリーからの接続を逆にしてみましたが、+,- に関係なく外気を吸い込み室内に風を送る方向にモーターは回っていました。
(ジャガーEタイプのヒーターより静かで風の流れも力強かった。)


ブロアー取り付けブラケットのラバーマウントのゴムはひび割れし劣化していた為、ヒーターダクト等の部品と共に直ぐにイギリスから購入。

尚、車に取り付けるブラケットは一見錆が無い様にみえましたが塗装を剥してみると下左写真の様に素地が錆びており、サンドブラストして市販のシャシーブラックで塗装しました。
又、下右写真は塗装後のブラケットで、黄色丸内のゴムブッシュは劣化したブッシュ。 空色矢印が新しいブッシュ。


又、モーターはファンを外す事が出来ず、ファンを付けたままで、出来るだけ丁寧にサンドペーパーがけをして塗装しました。 と同時にブロアーのケースは洗剤を付けて水洗いです。
で、下写真がメンテを完了したヒーターブロアーです。 (空色矢印は新しいブッシュ)
予想していたよりきれいになりました。


車への取り付けはエンジンが回る様になってから!!!
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15年以上屋外で使用していた作業台を更新 [レストア共通事項・用具等]
先日の雨の日の朝、突然「よし作業台を新しく使用」と思い立って「やる気満々」になってしまいました。
と言うのも最近頓に作業台の劣化が目立つようになり、車の部品のメンテ写真を撮る時「恥ずかしい位に酷く朽ち果ててきたなァ~」と思っていたからです。
従来の作業台はこじんまりしていて、しかもがっちりしていて、使い勝手がいいのでほぼ同じものを作る事にして、小雨の降る中傘をさして寸法取り。


で、各部材の寸法に置き換え、1時間半後には近くのDIYセンターに行き、長い木材を購入。 そしてその木材を所定寸法に切断して頂きました。
何と朝思い立ってから所定寸法に切った木材を自宅に持ち帰る迄に3時間。
後は組み立てるだけ。
やる気になれば出来るじゃん!!!
で、昼の2時頃には組立ても完了!
夕方、ペイントを塗るかなと思った時に「これでブログ書こう」っと写真撮影。

夕方上面とわき外面を塗装。 翌日下面とわき内面を塗装してすべて完了!!!
これからは綺麗な作業台で、綺麗にメンテした部品のレポートが出来ます。
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MG ミゼット,ラジエーターのメンテ・組み付け [ MG ミゼット エンジン]
先日、ラジエーターのメンテをして、車に組み付けました。
一昨年11月にラジエーターを車から外してから約1年半車庫の屋根裏に保管して置きました。
下写真はニュージーランドから到着した時の状態です。

下写真が1年半保管していた時の状態で、ラジエーター内には濃い目の不凍液を満杯に入れ、薄い合板で、コアー部分を保護していました。
(ラジエーターは空で保管して置くと腐食が進み穴あきになる様で、アルミのジャガーEタイプのラジエーターはいたる所に穴があき修理不可となりました。 その時の記事が下記です。
https://hisashi1946.blog.ss-blog.jp/2010-05-01 )

で、ラジエーターを清掃し、古くなった塗装表面をサンドペーパーで落とし、点検しました。
結果、下の様にラジエーター上部に1ヵ所ハンダを垂らした様な所が有り、小さいヤスリでハンダを落として見ると1mm位の穴あきの様なへこみが見つかりました。


ラジエーターのファンシュラウドの一部は溶接がはがれていました。

そこで、上記の穴あきらしき所とその他各部の漏れを点検して頂こうとラジエーターの修理屋さんを探しました。 Eタイプでお世話になった海老名市の修理屋さんは見つからず、冷却水のパイプでお世話になった相模原市のラジエーター屋さんも廃業、と、世間は旧車のレストア趣味人にとっては何とも厳しい状況になっていました。
で、やっと見つかった川崎市の「丸山ラジエーター工作所」さんにお願いし、点検をして頂く事になりラジエーターを持参しました。
結果、上記のハンダを盛った穴あきらしき所には穴が無く、念の為再度ハンダ盛りをして頂きました。 費用はと言うと「いらない」との事。 何とも有難い状況でお礼を言い帰宅の途に!
丸山ラジエーター工作所さんのホームページは右記です。 https://www.maruyama-r.jp/

尚、丸山ラジエーターさんは溶接作業は行っておらず、シュラウドの溶接剥がれは修理できず、帰宅後まずシュラウドの溶接剥がれ部分をビス3個で締付け修理しました。
その後市販のシャシーブラックでラジエーター全体を塗装し、まる二日乾燥。

そして、車に組み付けました。
ラジエーターキャップは新規に購入。 ラジエーターホースもラジエーター下部からウオーターポンプに入る成形のゴムホースを新品に交換しました。


下写真右が購入したラジエーターキャップです。

で、今のエンジンルームはこんな状況で、後は電気関係をプラスアースからマイナスアースにして、エンジンを回し、エアークリーナーを組み付ければ当面の目標は終わりです。

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