MG ミゼット オイルプレッシャーゲージのオイルパイプを正規パイプに交換 [ MG ミジェット エレクトリカル]
タイミングを逸しちゃいましたが、下書きが書いてありましたので「日の目を見させては」と思い投稿しました。
MG ミジェットのオイルプレッシャーゲージは油圧式で、エンジン本体のオイルラインから下写真の「油圧計」の所から細いパイプとホースで油圧を受けて、メーター表示するものです。
下写真はレストアの前,分解中のエンジンです。

で、車購入時に車に付いていたオイルプレッシャーゲージとパイプ類は下写真の様で、ホースはゴムが硬化し、パイプはグニャグニャ。 と言う事でイギリスから新品を購入しました。



とは言ってもパイプの方は部品カタログには2種類載っており大は小を兼ねるとの考えから長い方(後で分かったのですが左ハンドル車用だった)を購入。 結果、組み付け時パイプが長すぎ、パイプを短く切断する羽目に。
最初に購入した長い銅パイプとゴムホース,コネクター

長いパイプは切断によってホースとの接続部分のエルボーを切ってしまいました。
その結果、接続部分のクランプ方法を色々試して見ましたが、パイプとホースの接続部からのオイルにじみは止りませんでした。


と言う事で、イギリスから正規の右ハンドル用の短いパイプと小型のクランプを購入、組み付けました。
(「組み付け」はたった4文字ですが、狭いインスト裏のメーターに組み付ける物で、手の甲をすりむきながら、結局、幾つかのメーターを外して迄して必死の長時間作業でした。)




関西方面に向かったこの初期型 MG MIDGET 今頃どうしているのだろうかねェ~~~?
MG ミゼットにオートゲージ(Autogeuge) の電圧計と時計を組付けました。 [ MG ミジェット エレクトリカル]
既に国内未登録車として販売する事を決めている「MG Midget」(ミゼット)ではありますが、自分で乗る為に約1年半前に購入しておいた「電圧計」と「時計」を組付けてみました。
(国内未登録車の場合は新車と同じ扱いで国内登録できます。)
「MG Midget」(ミゼット)を手放す事にした経過等は下記ページを参照願います。
https://hisashi1946.blog.ss-blog.jp/2023-10-05
下写真が購入した電圧計と時計です。

で、ダッシュボードに組み付ける為にアルミ材と鉄板でブラケット製作しました。

ダッシュボードに使用した黒の本皮をブラケットに貼り、電圧計と時計を組み付けた結果は下写真の様です。


ダッシュボードに組み付けた感じは下の様です。
下写真はイグニッション OFFの状態で、メーターのライトが消えている。

イグニッション ONにするとメーターのライトが点灯し、メーターも作動し始めます。

マイナスアース化した配線を基に、電圧計と時計の配線は下記の様に行いました。
(今回の様にメーター等の他ETCやナビ等市販のアクセサリーを組み付けるには、電気関係をマイナスアース化する事が必須ではないかと思います。)
配線図をクリックすると拡大表示され鮮明化します。

で、走行してみるとミッションのシフトレバーとメーターが近く、問題なくシフトは出来るものの、ローギアーのシフト時メーターに手がこする程度になってしまいました。

そこで、ブラケットの皮を剥し、ブラケットの裏表を反対にし、再度皮を貼りメーターを組み付けて見ました。


車への組み付けもブラケットを裏表反対にした事で、メーターの表示面が約20mm強奥に移動しており、走行テストではローギアーシフト時もサードシフト時も手がメーターにあたる事はありませんでした。

メーターは下の様に見えます。

(もし、この車を購入した方が不要と言うのであればすぐに取り外し可能です!)
この「MG Midget」(ミゼット)に興味ある方はこのページにコメントか、エンスーの杜にお問い合わせを。 現車は何時でも見る事げ出来ます。
MG ミゼット ヘッドランプとフロントコンビランプの組付け [ MG ミジェット エレクトリカル]
今回は、フロントのヘッドランプとフロントコンビランプ(フラッシャーランプと夜間の車幅灯)の取付けをレポートします。
レストアの為に外し、メンテナンス前のコンビランプです。


ボディ本体を塗装した後のヘッドランプとコンビランプの取付部です。

で、コンビランプを清掃し、新たに購入したガスケットをセットして車に組付けました。


下写真中の文章の他、組付けの大きなワッシャーをカチオン塗装した事で取り付けネジからボディへの通電がより出来なくなり、アースワイヤーが必要となった。
(カチオン塗装は非常に密着性の高い塗装でこれが絶縁体になったとも思われます。)

下写真はボディから取り外し、メンテナンス前のヘッドランプです。


下はヘッドランプ取り付けの構成部品で、左上空色矢印のシーリングラバーと写真には写っていませんがヘッドランプの照射方向を調整するねじセット等ねじ類を新しくしました。

下写真左はヘッドランプのシーリングラバーとボールを組付けた状態です。
次に、下写真右の様にヘッドランプのマウンテングリング インナーを組付け、ヘッドランプを結線しました。


次にヘッドランプをセットし、マウンテングリング アウターを組付けランプを固定します。
車のヘッドランプの照射方向はこの状態でビスを締めたり緩めたりして調整します。
照射方向を確認する設備がないのでこのままヘッドランプ リムを組付けます。

ヘッドランプ リムの組付けは上からかぶせるようにセットし、空色矢印の所のビスを閉めるだけです。 (このビスのメネジ側のブラケットも新しくしました。)
ヘッドランプ リムを組付けて、左側ヘッドランプ周りの組付けは完了し、同じ作業を右側ヘッドランプも行い、フロントのランプ周りは完了です。


所で何食わぬ顔をして左側ヘッドランを組付けてきましたが、実は左のリムのみ下写真の様に傷が付いていました。

このリム、イギリスでは3400円相当もするんです。 前回の記事で書きましたが予算オーバーははなはだしく、今回は傷の付いたまま組付けました。 プロの方は他で節約してもこうゆう見える所はしっかり新しい物を入れ、印象を良くするのでしょうね。
今の私は、グリル周りでヒッカキ傷をつけてしまったので、傷を「直すか直さないか」について鈍感になっているのかも???!!!
MG ミゼット,プラスアースからマイナスアース化 [ MG ミジェット エレクトリカル]
いよいよ私の最も苦手な電気関係です。
車の歯車の様に電気も可視化できればなァ ~~~ ッといつも思うのですが!!!
何はともあれ愚痴っていても前に進まないので、まずは部品一つひとつ「どうすれはマイナスアースでも使用可能か」を調べて行きました。
発電機 ;
従来品は汚れ放題で、どの位の期間使用したか分からない直流発電機(ダイナモ)から
特に低速回転で発電能力の有るマイナスアースの交流発電機(オルタネーター)を購入し
組み付けました。 オルタネーターにはレギュレーター機構も含まれておりボルテージ
レギュレーターは不要となります。
旧のダイナモ 新のオルタネーター


ボルテージレギュレーター ;
上記の様にオルターネーターにはレギュレーター機構が含まれており全面廃止。
尚、レギュレーターの端子部分には配電盤の機能も有ったので、この配電盤の機能を
プラスターミナルとして自作し、レギュレーターの配電盤の機能を確保しました。
プラスターミナルはレギュレーターとほぼ同じ形として、結線も同じ配置にしました。
旧ボルテージレギュレーター 自作のプラスターミナル


自作したプラスターミナル単体 ターミナルの電極を覆うカバーも自作しました。


スターターモーター(セルモーター) ;
従来品の作動テストをした結果、プラスアースでもマイナスアースでも同じ方向に
回転し、回転の問題はなかったが、モーターの軸が軸方向に5mm程ガタがあり、
信頼感は"0"に等しく、マイナスアースでリダクションタイプのス―ターモーター
を購入しました。
新しいモーターもプラスアース・マイナスアース共に同じ方向の回転でした。
尚、スターターモーターのピニオンギアーは従来品は「引き込み型」ですが、新たに
購入した物は「押し出し型」でスタータモーター作動時リングギアーに衝突しギアー
鳴りする心配がありました。
(現在エンジンをかけてエンジン調整中ですが一度もギア鳴りは無く問題ないかも!)
スターター スイッチ ;
配線的には従来と同じですが、バッテリーのプラスターミナルからスタータースイッチ
を経由しスターターモーターのプラスターミナル迄を太赤線で自作・結線しました。
尚、従来の配線は黒の太線で銅線も黒く腐食しており廃却です。
旧スターターモーター 新スターターモーターとスイッチ


タコメーター ;
タコメーターはプラスアースからマイナスアースにした事で、作動しなくなってしま
いました。 で、以前スピードメーターでお世話になった日本計器サービスさんに
メーター内部のマイナスアース用に改造をして頂きました。


バッテリー ;
従来品は欧州車タイプと思われ端子が太く、カットされていました。
今後の買え変え時の容易さも考え、端子の細い国産車用でパナソニックのカオスを購入。
又、マイナスアースにした物の配線や結線の配置は変えない方が良いと思い、端子方向
が逆の「N-80B24R」を購入しました。
(普段はこんなに容量の大きい物は必要ないのですが、オーバーホール後のエンジン
始動は簡単にかかるとは思えず、容量の大きい物を買っちゃいました!)
従来バッテリー 新バッテリー


配線図としては、下配線図の内赤線部分が今までに改造した部分です。
多分下配線図で問題ないと思いますが、まだヘッドランプ等の組み立てが終っていませんので、マイナスアース化が完了したとは言えない所です。
E382A2E383BCE382B9E381ABE694B9E980A0.jpg)
その他、ヒーターのブロアーはプラスアース配線でもマイナスアース配線でもモーターの回転方向が変わらず、従来配線を利用しプラス配線し、マイナスをボデェイにアースしました。
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MG ミゼット, ヒーターブロアーのメンテ [ MG ミジェット エレクトリカル]
先日ラジエーターを取り付け、エンジンルーム内の大物のとしては最後のメンテ部品です。
下が車を購入した時のエンジンルームで、黄色矢印の所がヒーターのブロアーです。
一見それ程汚れていませんが、実態は埃だらけでした。
又、空色矢印の吸気のダクトは「イギリスのネットカタログには在庫無し」となっていたが実際には購入出来ました。 まだ取り付け確認はしていませんが、形があればなんとかなるでしょう。

車から外しラフに清掃をして、1年半強物置に保管。
先日取出し、バッテリーに直結しモーターの作動を確認。
結果、モータは問題なくほどほど静かに力強く回りました。 しかも車全体をプラスアースからマイナスアースに変更する事を前提にバッテリーからの接続を逆にしてみましたが、+,- に関係なく外気を吸い込み室内に風を送る方向にモーターは回っていました。
(ジャガーEタイプのヒーターより静かで風の流れも力強かった。)


ブロアー取り付けブラケットのラバーマウントのゴムはひび割れし劣化していた為、ヒーターダクト等の部品と共に直ぐにイギリスから購入。

尚、車に取り付けるブラケットは一見錆が無い様にみえましたが塗装を剥してみると下左写真の様に素地が錆びており、サンドブラストして市販のシャシーブラックで塗装しました。
又、下右写真は塗装後のブラケットで、黄色丸内のゴムブッシュは劣化したブッシュ。 空色矢印が新しいブッシュ。


又、モーターはファンを外す事が出来ず、ファンを付けたままで、出来るだけ丁寧にサンドペーパーがけをして塗装しました。 と同時にブロアーのケースは洗剤を付けて水洗いです。
で、下写真がメンテを完了したヒーターブロアーです。 (空色矢印は新しいブッシュ)
予想していたよりきれいになりました。


車への取り付けはエンジンが回る様になってから!!!
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MG ミゼット,ダッシュボードのメンテ (スイッチ・コントロールノブ類の組付け) [ MG ミジェット エレクトリカル]
先日からダッシュボードに革を貼り、車に組み付け、メーター類を組み付けた事をレポートしましたが、今回は各スイッチやコントロールノブのメンテ・組み付けをレポートします。
先ずはダッシュボードへの組み付けが完了した状態を見て下さい。

各部品の名称は下写真の様になっています。

で、細かな多くの部品をコツコツと点検・メンテしましたので各部品の状況を左から以下の様にレポートします。
上段1番左のチョークノブ
従来のチョークはワイヤー自体は問題なかったのですが、樹脂のノブに亀裂が入っており、しかもMGのチョークのマークが表示されていませんでした。 この事から市販品と思われます。
従って、イギリスから新品を購入し組み付けました。
下右写真の左側が購入したチョークノブの表示で、右は手動のウオッシャーノブです。


上段左から2番目はウインドーウオッシャーです。
ウインドウウォッシャーは何と手動式のポンプでした。 初めての経験です!
下写真左が従来品のウインドーウオッシャーのパイプラインと手動式ポンプです。
又、写真右はウオッシャータンクで従来品を清掃し組み付けました。
タンクから手動式ポンプ迄のパイプラインは日産から購入した柔らかな黒色パイプ,手動ポンプからウインドーのウオッシャーノズルまでは市販の透明ビニールパイプにしました。
果たして手動式ポンプでちゃんと水を吸い上げるのかなァ~~
写真をクリックすると拡大表示します。


上段左から3番目がターンシグナルスイッチです。
ターンシグナルランプのスイッチは普通ハンドルにレバーが付いていますが、この車はタンブラースイッチです。 タンブラースイッチを左に倒すと左のターンシグナルランプが点滅し、右に倒すと右のターンシグナルランプが点滅します。
メンテは清掃と通電確認だけでダッシュボードに組み付けました。
次にヒーター用モーターの"ON & OFF"スイッチとダクトの開け閉めをするノブです。
写真が従来品のヒータ―用ノブとワイヤーで、2本のモーター用配線は劣化して硬くなっていたので新しい物に交換しました。 その他は清掃して通電を確認しました。
通電の状態(ヒーター用モーターの"ON & OFF")は何となく分かった物の、ノブをほんのちょっと動かすだけで変わってしまい本当にうまく作動するかは車が動く様になってからのお楽しみと言う事で!?!?


タコメーターの左の"S"マークはスターターモーターのスイッチで、写真左の黄色矢印の細長い部品を、写真右の黄色い矢印の所に組み付けます。 で、この"S"マークのノブを引くとスターターモーターのスイッチが入りモーターが回り始め、ノブをはなすとモーターがOFFになりモーターの回転が止まります。
メンテはアウターチューブを真鍮製のワイヤーブラシで清掃、クリアー塗装をし、アウターチューブ内にドライグリースを吹き込み、又、スターターモーターのスイッチに組み付け通電の確認をしました。


次に下の段の1番左のタンブラー型のスイッチはワイパーのスイッチで、単にON/OFFのスイッチです。 ワイパーの動きの速さは1段のみです。 メンテは真鍮製のワイヤーブラシで清掃し、通電を確認して組み付けました。
下の段の左から2番目はイグニッションキースイッチで、イグニッションキーを差し込みエンジンをかけるキーです。 メンテは真鍮製のワイヤーブラシで清掃し、通電を確認して組み付けました。
下の段の3番目はライトスイッチで、ON/OFFを確認した所ヘッドランプの所が"通電したりしなかったり"と安定しませんでした。
スイッチを分解確認した所若干の摩耗のみで再使用をと思いましたが、スイッチ内部の部品が干渉し黄色矢印の部品を嵌める事が出来ず、再使用を断念しました。 残念!!!
で、慌てて長野の「ガレージまるいち」さんに注文。 新しい部品は下写真左の様にターンシグナルライトのモニターへの配線端子が1つだけでした。 旧のスイッチに合わせる為に手製の二股の配線を作り組み付けました。
(ターンシグナルの配線が何故ライトスイッチに来ているのか理解できないんだけど? 分る?)

ダッシュボード最後の部品はステアリングコラムのクラクションのスリップリングです。
この部品は塗装がはがれていて清掃・つや消し塗装をして組み付けました。
組み付けは3mm位の小さなビスをダッシュボード裏から締める物でなかなか穴位置とネジが合わず苦労しました。 ダッシュボードを車に組み付ける前に組み付けておけば良かった。
他に「バッテリーのカットオフスイッチ」も組み付けました。
従来から組み付いていた物で、車の盗難防止対策品の1つ為、細かい事はレポートしません。
メンテは清掃と通電確認でした。 配線は、車自体の配線をプラスアースからマイナスアースに変更する為、このスイッチの配線も変更しました。

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MG ミゼット,ダッシュボードのメンテ (メーターの組み付け) [ MG ミジェット エレクトリカル]
先日ダッシュボードに革を貼りましたので、早速車にダッシュボードを組み付け、メーターやスイッチ類を組み付けて見ました。
ダッシュボードにはメーターを主体に組み付け始めたのですが、結局メーターを付けたりスイッチやコントロールノブを組み付けたりと手順は定まりませんでした。
で、ほぼ組あがったのが下写真です。

まずは、革を貼ったダッシュボードを組付ける為のステェー(黄色矢印)を組付けます。
このステェーは本来は2本(?)だったのだろうが、前オーナーの誰かが強度的に心もとなく思い、中央の2本を追加したのだろうと思います。

次に革貼りをしたダッシュボードに大物メーター類を仮セットして、インストに当てて(下写真)組付け具合を確認。 各部ボディとの干渉等どもなく良好だった為、仮セットしたメーターを外しダッシュボードを組付けました。

スピードメーター以外のメーターのメンテは、私がメーター前面のクロームメッキリング(ベゼル)を外しガラスやメモリ板を清掃、又、水温計のみお湯を沸かし表示精度を確認しました。
スピードメータのメンテは下記に記すように日本計器サービスさんにお願いしました。
で、本格的に各メーターを組付けます。
最初に一番面倒と思われる「メカ式の油圧と水温のコンビメーター」を組付けました。
水温計は、メーター部分と水温センサー部分が配管で結ばれ一体型(分解できそうにない構造)になっていました。
グニャグニャに曲がった水温計の配管を壊さない様に丁寧に直しながら水温センサー部分をインスト側から挿入し、シリンダーブロックの最前部の水温センサー取付けネジに締め付けた上で、配管はハーネスクリップで固定していきます。

次に、油圧計もメカ式でしたが、油圧の配管は取り外し可能でした。
下写真左が従来の配管で、長いパイプと短いパイプにホースの3点セットで、写真の様にグニャグニャでした。 で、写真右の物を購入しました。
(イギリスのカタログには長いパイプ用が2種類の長さの物が記載されており、その使い分けの記載がなく、止むを得ず「大は小を兼ねる」式に長い物を購入しました。 で、到着した物を見ると部品番号ラベルに「左ハンドル用」との記載が! という事で約300mm切断し組付けました。)
(確かにメーターの配置からすると左ハンドルはパイプ部分が長く必要で、右ハンドル車用は長さがちょうどいい様に思います。 ちょっと無駄な買い物をした様で悔しい!)


メーターは下の様に組付きました。

メーター裏の配管写真で、空色矢印が水温計用、黄色矢印が油圧計用で黄緑矢印がコンビメーターの本体です。 写真はピンボケですみません。

次にタコメーターです。
タコメーターは電気式でしたので、下写真左の青矢印の所に旧配線から外した一重ループ用の配線を移設して、ダッシュボードにタコメーターを少し嵌め込み、メーター照明用バルブをセット,更にイグニッションワーニングランプを嵌め込んで、タコメーターを正規位置迄押し込んで裏に固定スティ(黄色矢印)をセットして丸ナットで締付けて完了です。


次にスピードメーターのメンテと組み付けです。
1月半ば、そろそろダッシュボードのメンテをし、各センサー等をエンジンに組付けないと思い、まずは時間がかかるであろうスピードメーターを「日本計器サービス」に持ち込みましたが、1週間強で仕上げて頂きました。 (日本計器サービスさんはジャガー Eータイプの時にもお世話になった会社で、親切に対応し、きちんとメンテをしてくれました。)
日本計器サービスのページ;https://www.autocar.jp/specialshop/2012/05/25/112370
下左がメンテ前(左)で右がメンテ後ダッシュボードに組み付けた所です。
何が変わったか分かりますか?
表面的にはスピード表示がマイルからキロに変わり、表記の最大値で見ると「100」から「160」に変わっています。 又、積算計もキロメーターの数値が出る様にギアー交換をして頂きました。


スピードメーターをダッシュボードに組み付ける前に、スピードメーターケーブルをメンテし、組み付けました。
ケーブルは中芯を引き抜きシンナーとクレのブレークリーンで清掃、中芯のワイヤー切れ・摩耗等を点検。 アウターケーブルもブレークリーンを吹き込み、流れ出る液が綺麗になる迄何度も吹き込み清掃しました。 最後に中芯に綺麗なギアーオイルを塗ってアウターケーブルに組み付けメンテ完了。
下写真左がメンテ前のケーブルで、右がスピードメーターケーブルをトランスミッションに組み付けた所です。


で、スピードメーターを組付けて見ましたが、下写真の様に何ともケーブル(黄色矢印)の曲りがきつい。 ミッションの回転により回る中芯はかなり軟らかかったし、従来からこの配置だったし、この程度の曲げには対応できると思いますが何とも心配な配置です。

最後に燃料計を組付け、メーター類の組付けは完了です。

尚、ダッシュボードを革貼りにし、メーター穴の裏迄革を巻き込み接着すると、各メーターのアースが充分に取れない事も考えられ、下写真の様なアースケーブルを作り、4つのメーターの組み付けスティにセット(上メーターケーブルの写真のピンク矢印)し両端をボディに締め付けました。

一部のスイッチやコントロールノブ類はメーターと同時並行しメンテ・組み付けていましたので次回これ等をレポートします。
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MG ミゼット,バッテリー購入 と バッテリー用太線製作 [ MG ミジェット エレクトリカル]
先日、MG ミゼット用に国産車用のバッテリーを購入し、バッテリー用とスターターモーター用の太い配線も製作しました。
ミゼットのバッテリーはマニュアルによると 12V,43amp hr (20hour) となっていた。
車に付いていたバッテリーは、古そうで、しかもネット上で調べてみたがどの様なバッテリーなのか分らなかった。 端子形状も変わった形をしていました。


この車はプラスアースですが、今後のメンテナンスやアクセサリー(ETCやナビ等)の取付けを考えてマイナスアースにする為、右端子(下型式番号の「R」の物)を選択しました。
車に付いていた従来品は左端子。
又、取付け部の寸法も考慮し、ナショナルの「CAOS,N-80B24R/C7」を購入しました。
(ブルーはちょっと派手ハデなんだけどねェ~~~)
更に取付けステー(黄色矢印)やステーのフックボルトも購入しました。

バッテリーケーブルは、バッテリーを国産車用にした事で今迄車に付いていたケーブルは使用できず、ジャガー Eタイプ用に購入し余っていた銅線を使用し製作する事に。
バッテリー側の端子は、近くの自動車用品屋さんからプラス用,マイナス用セットの物を購入し、下写真の様に組み立てました。

で、バッテリーからのボディアース用やスターターモーター用の丸型端子は、やはりEタイプの時に自作した端子結線用ツールを使って組み立てました。
下写真左は太線と丸端子とカシメツール,中央が小型万力にセットした所,で、右が万力を締めてカシメている所です。



完成した丸型端子です。

で、バッテリーからのマイナスケーブルは被覆が透明の太線で製作。 又、バッテリーからスタータースイッチ迄とスタータースイッチからスターターモーター迄は被覆が赤の太線で製作しました。

尚、スターターとの結線部分(上写真空色丸内)は下写真の黒線の様に90度に曲がった専用端子で、従来品から取り外して新しい太線に移設する事は難しい様に思えた。 そこで手持ちの1.5mmの銅板から切り出して専用の端子を製作、曲げ角度も車に合わせて浅い曲げとしました。

下写真の様に銅板で製作、最終的には黒のヒートシュリンクを被せて上の様に完成した。


従来のプラスアースからマイナスアースにする為には、プラスのターミナルを新設し、そのターミナルとバッテリーのプラス端子を結ぶ赤の太線を作らないといけないのかな?
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MG ミゼットにワイヤーハーネス(電線)をセット [ MG ミジェット エレクトリカル]
エンジンルームと室内の塗装をして頂き、エンジンを入れる前にブレーキパイプやワイヤーハーネスの様なボディ部品や周りの部品の隙間をぬって配置する部品を組み付けておこうと、ワイヤリングハーネスの配置もしてみました。
今年の初めにインストやエンジンルーム,ボディの前後端の電気関係部品を取り外しましたが、その時にハーネスの端子部分には「どの部品の何処に組み付ける」かを記入した荷札を付けておきました。 七夕の短冊見たい!

そして、新しいハーネスを組付ける前に、新しいハーネスと従来の物とを比較しながら新しいハーネスにも同じ様に荷札を付けて、組付けに取りかかります。

配線が通ると組付け難くなると思われる配線の起点部分近くの部品を先に組付けておきました。

次にハーネスを室内側からエンジンルームに通します。


で、予め組付けてあった配線の起点近くの部品は荷札を見ながら結線します。

他の配線は各部品を組付けた時に順次結線していきます。

室内側のインスト部分もインストパネルが完成した時点で、順次各部品を組付けて行きます。
で、 ねェ~ 見て! 見て! 最初の写真と比べて見て!
埃だらけだった室内も綺麗になったでしょォ~~~ !

尚、この車はプラスアースですが、車を動かす前にマイナスアースに変える事にしています。
とは言え、まずは従来通り配線して、その後各部品毎にマイナスアースにする時の方策を決めて行きます。 電気関係に弱いので "まずは一つひとつ" といった所。
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MG ミゼット,只今インスト分解中(メーター,スイッチ類の取り外し) [ MG ミジェット エレクトリカル]
先日ステアリングコラムを外したついでに、そのままインストパネルに組付けてあったメーター類やスイッチ類を取り外し、インストパネルも取り外しました。
近い内に薬品(ワコーズのリムーバー)で塗装を剥し、更に薬品(平和バイオテクニカルのRSR-2)で錆取りを行い、カチオン塗装をしたいと思います。
平和バイオテクニカルのホームページ https://bio520.jimdofree.com/
平和バイオテクニカルのRSR-2のページ http://bio520.co.jp/rsr1000.htm

まずはタコメーターを外して見ました。 イギリスの部品会社「moss」のカタログでは、(64年型1098cc マークⅡのタコメーターは機械式←これ間違いの様です)の様ですが、私の車にはスピードメーターの様なケーブルが見当たりません。 そこで最初にタコメーターを外して確認してみました。
で、実際は電気式でした。
取り外しは、メータ裏から黄色矢印のナットを外し、空色のブラケットをインスト裏から車の前方向に引き抜き、メーター本体をインスト裏から室内側に押し、インストパネルから外れた所で、ハーネスや警告灯・メーターの照明ランプ等を外します。


メーターやスイッチ等の配線を外す時は、配線の端子に何の部品の何処に結線するかを荷札で記入しておきます。

次にスピードメーターを外しました。
最初にスピードメーターケーブルのナットを弛めケーブルを外し、次にインストパネルへの固定方法はタコメーターとは若干異なるものの2個のナットを外しブラケットを外し、後はタコメーター同様に外していきます。


次に燃料計を外します。上記スピードメーターとほぼ同じですが、取付けナットは1つです。


最後のメータは水温計と油圧計のコンビメーターです。
このメーターはともに機械式ですので、下写真の様に油圧はエンジン右側後ろの方(黄色矢印)に、水温センサーはエンジン右前の上の方(空色矢印)に付いているのでこれを外し、油圧ホースや水温ケーブルのクランプも外しメーター迄の固定を無くしフリーにします。

次に油圧計側はメーターへの配管を外します。
水温計の方は分解できないので水温センサーと長~いリード線も含めメーターと共に外します。 メーターの取り外しはスピードメーター同様2個のナットを外し、室内側に引き抜いて行きます。
この時水温計のリード線は長~いので、折り曲げや断線しない様に注意します。


上記でメーター類の取り外しは完了です。

で、次は色々なスイッチやコントロールノブを取り外します。
何と4個のメーター以外で、しかもインスト下等も含めると11個もの部品が付いていました。
分解途中ですが下写真がインストパネルにおける各部品の配置です。


スイッチ類・コントロールノブ類での特筆事項は、
今の車のターンシグナルスイッチはハンドルに付いていますが、この車は下写真の様にインストパネルのほぼ中央にタンブラースイッチ(黄色矢印)が横向きに付き、右に曲がる時はタンブラースイッチを右に倒します。 (私に運転中上手く使いきれるかな~~ ちょっと不安!)

又、ヘッドランプの上向き・下向きの切り変えは運転席側ダッシュボード下のクラッチペダルの脇に有り足で操作します。 是も初めての物。慣れる迄は上向きの切り替え忘れが出そう!

そして、以前のオーナーが付けたと思われるバッテリー電源の ON・OFF スイッチ(黄色矢印)がインストパネルの裏側に付いていました。

車を分解していていつも感じるのですが、インストのハーネスとコネクターの多さ!!!
凄い量です。 運転中はこの配線を自然と使い分け操作している私はスーパーマンです!!!
みんなやっている事か!
(尚、私は配線の全てのコネクターに接続先を書いた荷札を付ける様にしています。)
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MG ミゼット,テールランプのメンテナンス [ MG ミジェット エレクトリカル]
MG ミゼットのトランクルームを綺麗にした後は、
右側テールランプの内のブレーキ&スモールランプのレンズが割れていたのでその修理と、テールランプ全般のメンテを行いました。
テールランプの側面が写真の様に割れていました。

で、今回イギリスに発注した部品の中に「ブレーキ&スモールのレンズ」1つと「テールランプと車体の間のガスケット」左右で各1個、「テールランプのレンズとランプボディの間のガスケット」左右各1個も発注し、先日届いてメンテを始めました。
下写真のポリ袋に入っている赤い部品が「ブレーキ&スモールのレンズ」その後ろに見えるのがテールランプ本体です。

ランプの各部品をウエスで綺麗に拭き、クロームメッキ部分は液体ワックスで清掃し、
ランプを組付けるボディ側もきちんと清掃をしました。

で、ランプ本体を組付けようとした所、ガスケットの厚みが厚い!!!
写真の黒いガスケットが今回購入部品です。 旧品は劣化しており、新しい部品をそのまま使用する事に! (車体とランプのモール部分の隙が2・3mm増えてしまったかも! 残念!)

所が、「あㇾ~~!! 購入した部品の中にレンズ部分のガスケットがない!!!」
購入した部品を部品番号毎に点検していくと、レンズ部分のガスケットの部品番号の袋には「下写真の様な丸いウレタンシート」が入っていました。

で、早速イギリスの「moss」に問い合わせたところ、翌日の朝には「代替品の発送手続きをしました」とのメールが。 待つ事4日、良品が到着しました。

新しいガスケットが到着した事で、右側ランプは古いガスケットを剥し、

ガスケットを貼り付けてあったランプボディの接着剤を綺麗に清掃し、新しいガスケットを取り付けました。


最後に新しいブレーキ&テールランプのレンズとフラッシャーランプのレンズをセットして、組み付け完了です。

右が完了した事で、次は左のメンテ。
左は不具合は全くなく、車から取り外し、清掃し、車体とランプ本体のガスケットを交換。
そして、異品の代替品として到着したガスケットを組み込み、レンズを組付けて完成です。


異品が送られて来ると言うちょっとしたハプニングがありましたが、テールランプのメンテは完了しました。
これからも色々あるだろうなァ~
不安一杯!!! そしてのワクワクドキドキです。
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MG ミゼット,ナンバープレートランプのメンテナンス [ MG ミジェット エレクトリカル]
6月末に到着したミゼットは56歳。
当初の計画通り当分の間(約1・2年)修理を行い、少しでも安心して乗れる綺麗な
クラシックカーを目指します。
到着した車を確認すると価格に比べたら非常にいい状態かと思います。
が、改善したい部分も山ほどあり、当面は個別に行う事の出来る部分毎に手あたりしだいメンテナンスして行こうと思います。
で、トランク周りを点検していた時、ナンバープレートのランプを触った所ガタガタと動き、「ボディへの取付けネジが緩んでいるのか」もしくわ「ランプユニットが壊れているのか」と点検を始めましたが、中途半端な点検修理はまた後でオーバーホールをする事になる為、取り外してメンテしてしまおうと!
取り付けは、ナンバープレートランプユニットから出た2本のボルトで、ボディパネルに取り付けてあり、ランプ用の配線が2本出ていました。

トランク内の取付け状態

で、車から取り外し、全分解して点検。
ボディとの間のゴムのガスケットはボロボロになっており手持ちの板厚1mmのクロロプレンゴムで製作、又、配線は銅線が黒色に腐食しており手持ちの配線とコネクターで製作半田付け。 更にランプレンズを締め付けるナットには、防水性を向上を目指し手持ちの"O"リングを追加しました。

で、各部品を清掃し、組み立て、車に取り付けました、
MG ミゼットの初修理としてはまァ~まァ~の出来栄えですが、味方によっては元々から綺麗でしたので代り映えしないとも言えます。
配線やガスケットの新規製作で部品の寿命が延びたと思い自己満足の世界に浸っています。


トランク内側の取付けは、メインハーネス側との接続はコネクターを追加し、アースはランプユニットのネジ部に取付け(従来はニュージーランドのナンバープレート用ボルトだった)ました。

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