MG ミゼット,プラスアースからマイナスアース化 [ MG ミジェット エレクトリカル]
いよいよ私の最も苦手な電気関係です。
車の歯車の様に電気も可視化できればなァ ~~~ ッといつも思うのですが!!!
何はともあれ愚痴っていても前に進まないので、まずは部品一つひとつ「どうすれはマイナスアースでも使用可能か」を調べて行きました。
発電機 ;
従来品は汚れ放題で、どの位の期間使用したか分からない直流発電機(ダイナモ)から
特に低速回転で発電能力の有るマイナスアースの交流発電機(オルタネーター)を購入し
組み付けました。 オルタネーターにはレギュレーター機構も含まれておりボルテージ
レギュレーターは不要となります。
旧のダイナモ 新のオルタネーター
ボルテージレギュレーター ;
上記の様にオルターネーターにはレギュレーター機構が含まれており全面廃止。
尚、レギュレーターの端子部分には配電盤の機能も有ったので、この配電盤の機能を
プラスターミナルとして自作し、レギュレーターの配電盤の機能を確保しました。
プラスターミナルはレギュレーターとほぼ同じ形として、結線も同じ配置にしました。
旧ボルテージレギュレーター 自作のプラスターミナル
自作したプラスターミナル単体 ターミナルの電極を覆うカバーも自作しました。
スターターモーター(セルモーター) ;
従来品の作動テストをした結果、プラスアースでもマイナスアースでも同じ方向に
回転し、回転の問題はなかったが、モーターの軸が軸方向に5mm程ガタがあり、
信頼感は"0"に等しく、マイナスアースでリダクションタイプのス―ターモーター
を購入しました。
新しいモーターもプラスアース・マイナスアース共に同じ方向の回転でした。
尚、スターターモーターのピニオンギアーは従来品は「引き込み型」ですが、新たに
購入した物は「押し出し型」でスタータモーター作動時リングギアーに衝突しギアー
鳴りする心配がありました。
(現在エンジンをかけてエンジン調整中ですが一度もギア鳴りは無く問題ないかも!)
スターター スイッチ ;
配線的には従来と同じですが、バッテリーのプラスターミナルからスタータースイッチ
を経由しスターターモーターのプラスターミナル迄を太赤線で自作・結線しました。
尚、従来の配線は黒の太線で銅線も黒く腐食しており廃却です。
旧スターターモーター 新スターターモーターとスイッチ
タコメーター ;
タコメーターはプラスアースからマイナスアースにした事で、作動しなくなってしま
いました。 で、以前スピードメーターでお世話になった日本計器サービスさんに
メーター内部のマイナスアース用に改造をして頂きました。
バッテリー ;
従来品は欧州車タイプと思われ端子が太く、カットされていました。
今後の買え変え時の容易さも考え、端子の細い国産車用でパナソニックのカオスを購入。
又、マイナスアースにした物の配線や結線の配置は変えない方が良いと思い、端子方向
が逆の「N-80B24R」を購入しました。
(普段はこんなに容量の大きい物は必要ないのですが、オーバーホール後のエンジン
始動は簡単にかかるとは思えず、容量の大きい物を買っちゃいました!)
従来バッテリー 新バッテリー
配線図としては、下配線図の内赤線部分が今までに改造した部分です。
多分下配線図で問題ないと思いますが、まだヘッドランプ等の組み立てが終っていませんので、マイナスアース化が完了したとは言えない所です。
その他、ヒーターのブロアーはプラスアース配線でもマイナスアース配線でもモーターの回転方向が変わらず、従来配線を利用しプラス配線し、マイナスをボデェイにアースしました。
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MG ミゼット, ヒーターブロアーのメンテ [ MG ミジェット エレクトリカル]
先日ラジエーターを取り付け、エンジンルーム内の大物のとしては最後のメンテ部品です。
下が車を購入した時のエンジンルームで、黄色矢印の所がヒーターのブロアーです。
一見それ程汚れていませんが、実態は埃だらけでした。
又、空色矢印の吸気のダクトは「イギリスのネットカタログには在庫無し」となっていたが実際には購入出来ました。 まだ取り付け確認はしていませんが、形があればなんとかなるでしょう。
車から外しラフに清掃をして、1年半強物置に保管。
先日取出し、バッテリーに直結しモーターの作動を確認。
結果、モータは問題なくほどほど静かに力強く回りました。 しかも車全体をプラスアースからマイナスアースに変更する事を前提にバッテリーからの接続を逆にしてみましたが、+,- に関係なく外気を吸い込み室内に風を送る方向にモーターは回っていました。
(ジャガーEタイプのヒーターより静かで風の流れも力強かった。)
ブロアー取り付けブラケットのラバーマウントのゴムはひび割れし劣化していた為、ヒーターダクト等の部品と共に直ぐにイギリスから購入。
尚、車に取り付けるブラケットは一見錆が無い様にみえましたが塗装を剥してみると下左写真の様に素地が錆びており、サンドブラストして市販のシャシーブラックで塗装しました。
又、下右写真は塗装後のブラケットで、黄色丸内のゴムブッシュは劣化したブッシュ。 空色矢印が新しいブッシュ。
又、モーターはファンを外す事が出来ず、ファンを付けたままで、出来るだけ丁寧にサンドペーパーがけをして塗装しました。 と同時にブロアーのケースは洗剤を付けて水洗いです。
で、下写真がメンテを完了したヒーターブロアーです。 (空色矢印は新しいブッシュ)
予想していたよりきれいになりました。
車への取り付けはエンジンが回る様になってから!!!
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