MG ミゼット フロントバンバーの組付け [ MG ミジェット ボディ & トリム]
MG ミゼットのレポートの中には既にバンパーが組み付いた写真も掲載していましたが、今回そのバンパーの組付けをレポートします。
フロントバンパーのバンパーステー関係は全てカチオン塗装をしておきました。
汚れ放題のバンパーマウンティングの泥を落とし、ペイントリムーバーで古いペイントを剥し、サンドブラストをかけて完全に錆を取り、ペイント会社にカチオン塗装をして頂きました。
車購入時のバンパーマウンティング 下空色矢印がカチオン塗装後の部品
スプリングバーも錆びて塗装が一部剥がれていたので、塗装を全て剥がし、サンドブラストをかけ、カチオン塗装をしました。 又、バンパー本体は裏面を清掃し、シルバーの塗装をしておきました。
で、新たに購入の牽引用フックと共に、車にバンパーマウンティングを組付けました。
続いて、バンパースプリング(青矢印)を組付けました。
(グリル周りやランプ周りを組付けた時にこれらを保護する目的でバンパースプリングは早くから組付けておきました。)
又、オーバーライダーはかなり傷が付いていましたので、新たにイギリスから購入しました。
最後にバンパー本体と新たに購入のオーバーライダーをバンパースプリングに組付けました。
(ヘッドライト左のアウターリングも傷が目立つので新たに購入交換すればいいのにね!)
バンパーをつけてみたら、ラジエーターグリルのキラキラがないのもいいかも!
MG ミゼット ボンネット(フード)の組付け [ MG ミジェット ボディ & トリム]
先月MG ミゼットのボンネットを組付けました。
MG ミゼットにフェンダー等を組付けた事で結構車らしくなってきましたので、先月婿さんに手伝ってもらいボンネットを組付けました。
下写真はヘッドランプを組付ける前の写真ですが、ボンネットは写真の左右青矢印のブラケットに組み付けます。 (このブラケットは既にカチオン塗装をして防錆力を高めておきました。)
ボンネット本体は下写真の青矢印の所が錆て穴があいていましたので、板金屋さんに錆びた部分を外して頂き、写真の様に新たに成形し鉄板を貼り付けて頂きました。
又、フード ロックを組付ける溶接ナットも外れていましたので、これも空色矢印の様に溶接して頂きました。 (この溶接ナットは本来ボンネットの内部に付くのですが、内部への溶接はボンネットを全分解する必要がある為外側に溶接しました。)
で、塗装をして頂いた後に、ラジエーターグリルの上になるフィニッシャーをポップリベットで組付けました。 (写真はボンネットを車に組付けた後の物ですが、フィニッシャーの組付けはボンネットを車に組み付ける前に(ボンネット単体の時に)行いました。)
このフィニッシャーも、上記錆びて穴の開いた部分の修理等で若干寸法が変化した事もあり、なかなか上手くフィットせずフランジを起こしたりと結構苦労しました。 又、フィニッシャー取り付けのポップリベットは正規が6個の様ですが、3個追加し9個で組付けました。
一応組みあがったボンネットを婿さんに支えてもらいながら、片側4本両側で8本のボルトを仮締めし、下写真の中に書きました様にボンネットを閉めて建付けを確認。 ずれていれば再度ボルト8本を緩め位置を変えて締め直し・・・を繰り返し、出来うる範囲の建付け調整をして何とか程々いい位置に組付ける事が出来ました。
ボンネットを組付け、フードロックもきちんと機能し、周りの部品との建付けも問題なく、エンジンも隠れました。 これならエンジンを盗まれる事もないでしょう!
次回はMGのフロントバンパーの組付けをレポートします。
MG ミゼット ヒーターダクトの組付け [ MG ミジェット ボディ & トリム]
MGのエンジンルームを完成させ様と、最後まで残っていたヒーターダクトを組付けました。
なんたってエンジンルーム内で最大の部品、エンジンよりも大きいかも! この部品が付いているとエンジンルームの仕上がり具合が見えなくなるので今迄組付けないでいました。
この部品は、ヒーターに新鮮な空気を導入する為のホースで、2022年3月にイギリスから25.27ポンド(4000円ちょっと)で購入、車庫の屋根裏で無理やり冬眠させておきました。
で、エンジンルームの作業はほとんどなくなったので、今回組付けたというわけです。
車が自宅に到着した時は下写真の様に何か所も穴が開き、ビニールテープで補修され、針金で吊るされていた。 (エンジンルームも汚れ放題だったので、穴があきホースもそれなりに違和感がなく、ただただ「アーァッ!」と言ったところだった。)
あまりにも大きいので、ダクトをイギリスの部品会社のカタログやミゼットの解説本を見ながら仮配置をしてみました。 下写真の様に標準通り組み立てられそうです。
下写真はグリルを組付ける前のもので、車の前側から見たフロント側からの吸い込み口です。 ここに車のホイール側(後ろ側)からダクトを組み込みます。
で、太いダクトをスプラッシュ プレートの大きい穴を通して、上写真黄色矢印の所のフランジにホイールハウス側からはめ込みます。 そして空色矢印のホースバンドで締付けました。
(ホースバンドは国内の市販テンレスバンド 直径90~110mmの物を購入。)
続いて、ダクトの中間の固定です。 固定のバンドはイギリスから正規品を新たに購入し、先々ダクトを傷めない様にとヒートシュリンクチューブをまき、組付けました。
最後にヒーターブロアーの吸い込み口に組み付け、ダクト先端と同様にホースバンドで締め付けて完了です。
で、エンジンルームはこんなふうになりました。
やっぱりヒーターダクトは大きい!!!
MG ミゼット ヘッドランプとフロントコンビランプの組付け [ MG ミジェット エレクトリカル]
今回は、フロントのヘッドランプとフロントコンビランプ(フラッシャーランプと夜間の車幅灯)の取付けをレポートします。
レストアの為に外し、メンテナンス前のコンビランプです。
ボディ本体を塗装した後のヘッドランプとコンビランプの取付部です。
で、コンビランプを清掃し、新たに購入したガスケットをセットして車に組付けました。
下写真中の文章の他、組付けの大きなワッシャーをカチオン塗装した事で取り付けネジからボディへの通電がより出来なくなり、アースワイヤーが必要となった。
(カチオン塗装は非常に密着性の高い塗装でこれが絶縁体になったとも思われます。)
下写真はボディから取り外し、メンテナンス前のヘッドランプです。
下はヘッドランプ取り付けの構成部品で、左上空色矢印のシーリングラバーと写真には写っていませんがヘッドランプの照射方向を調整するねじセット等ねじ類を新しくしました。
下写真左はヘッドランプのシーリングラバーとボールを組付けた状態です。
次に、下写真右の様にヘッドランプのマウンテングリング インナーを組付け、ヘッドランプを結線しました。
次にヘッドランプをセットし、マウンテングリング アウターを組付けランプを固定します。
車のヘッドランプの照射方向はこの状態でビスを締めたり緩めたりして調整します。
照射方向を確認する設備がないのでこのままヘッドランプ リムを組付けます。
ヘッドランプ リムの組付けは上からかぶせるようにセットし、空色矢印の所のビスを閉めるだけです。 (このビスのメネジ側のブラケットも新しくしました。)
ヘッドランプ リムを組付けて、左側ヘッドランプ周りの組付けは完了し、同じ作業を右側ヘッドランプも行い、フロントのランプ周りは完了です。
所で何食わぬ顔をして左側ヘッドランを組付けてきましたが、実は左のリムのみ下写真の様に傷が付いていました。
このリム、イギリスでは3400円相当もするんです。 前回の記事で書きましたが予算オーバーははなはだしく、今回は傷の付いたまま組付けました。 プロの方は他で節約してもこうゆう見える所はしっかり新しい物を入れ、印象を良くするのでしょうね。
今の私は、グリル周りでヒッカキ傷をつけてしまったので、傷を「直すか直さないか」について鈍感になっているのかも???!!!
MG ミゼット ラジエーターグリルの組付け [ MG ミジェット ボディ & トリム]
ラジエーターグリル周りのフィニッシャー(モール)の組み付けはかなりてこずったのですが、終ってやれヤレと一休み。 「グリルの組み付けはもっと大変かも」と思いながらの作業再開でした。
昨年末にメンテしたラジエーターグリルを下の様に車に組み付けてみました。
昨年のメンテ記事は右記 https://hisashi1946.blog.ss-blog.jp/2022-01-09
最初はなかなかボディにセットできず、"ぐい"と押し込んだ所"ガリッ"と音がしてセットできました。 が!なんと新しく購入し先日やっとの事組み上げたグリル周りのフィニッシャーの何か所かにヒッカキ傷が(水色丸内)!
(この傷、アルマイト加工の表面に出来た物でもう修正はできません。)
グリルを外し、下写真の両端各2本の下側を1~1.5mm削ってみました。
結果、この部分の干渉はなくなった物の中央のMGバッチ部分の干渉は残ってしまいました。
(バッチ部分は穴位置等の状況から短く加工したり、組付け調整する事は出来ず、諦めです。)
バッジ部分は相変わらず干渉しており、ヒッカキ傷もついてしまいました。
ラジエーターグリルは部品の購入からトラブル続きで全く納得いきませんが、お金も時間も無尽蔵に有るわけではないし、何より私の技量はここまでなんでしょう! と言う事でかなり凹みながらの妥協です。
ラジエーターグリル関係が上手くいかず、気分的な落ち込みはMG全体にまで波及!!!
MGのレストアは既に大きく予算オーバー、作業期間も半年以上遅れ(大げさに言うと10ヶ月遅れ)、自分の技量のなさも手伝って再起不能なほど落ち込んでいまァ ~ す!!!
MG ミゼット ラジエーターグリル周りのフィニッシャーの組付け [ MG ミジェット ボディ & トリム]
フロントフェンダーの次はラジエーターグリルの組付けですが、その前にフロントエプロンとフェンダーにフィニッシャー モールを組付けました。
まずはフロントエプロンにロアーグリルフィニッシャーをポップリベット4本で組付けました。 フィニッシャーは、アルミ材でアルマイト加工されています。
(アルマイト加工品は傷が付きやすく、しかも補修がきかないので私は嫌い!)
ポップリベッターは前回も書きましたが、下写真の様なものです。
次に左右のサイドフィニッシャーをポップリベット各々3本で組付けました。
フェンダーの形状に対してサイド フィニッシャーの曲がり具合は異なっており、手で修正を加えると今度はポップリベットの穴位置がずれてとかなり苦労しました。 特に左右の黄色矢印部分は大変でしたが、何とかだましだまし程々うまく組付いたと思います。
本当はボンネットに組付けるアッパーフィニッシャーも同時に組付けるといいのですが、ボンネットを組付ける準備が出来ていないので、これは先送りです。
で、下部と左右のフィニッシャーの組上りは下写真の様です。
たった3部品の組付けで、記事にすると大した量でもないのに!
本当はフェンダーに組付けた部品の形状が合わず、三日もかけて手が,指が、痛くなる程曲げでは伸ばし、曲げては伸ばししてやっとここまで来ました!