MG ミゼット, ラジエーターグリルのメンテ [ MG ミジェット ボディ & トリム]
MG ミゼットはボディ本体の塗装を板金塗装屋さんにお願いして、待つ事4ヶ月やっと年末最終日に塗装をされ、年明けにはポリッシュして頂きました。
ボディが塗装されて戻って来た時に少しでも効率よくレストアが進む様にとラジエーターグリルのメンテをしました。
ラジエーターグリルは下写真の様に成形したアルミ板を縦に36本配置した物です。
写真では一見綺麗に見えますが、よく見ると青矢印の所等縦に配置したアルミ板が変形したり傷ついたりしていました。
![blog1277539137[1].jpg](https://hisashi1946.c.blog.ss-blog.jp/_images/blog/_6a2/hisashi1946/m_blog12775391375B15D-fe18d.jpg)
そこで、イギリスやアメリカの部品会社を検索した所、イギリスの会社1社のみ縦型のアルミ板単体を販売している事が分り、9月末に注文しました。 所がその会社、発注を受けた物のなかなか発送してくれず、何度問い合わせても「今、部品を準備中」との返信のみで予定が立たなかった。
で、イギリスの会社への部品発注はそのままにしておき、部品購入は半ばあきらめ、自分で出来る限りの分解メンテをする事に!
縦に配置したアルミ板は成形後にアルマイト処理されており、近くのアルマイト加工屋さんを訪ね、再処理が可能か等を教えて頂きました。
その結果、「再処理は可能だが、多分新品の時の様な光沢は出ないだろう」との事。
出来る限り光沢を出すには更に追加の処理が必要との事で、アルミ板の数が多い事も有り、結果グリルを購入する(約8万円)よりも高くなる様な話でした。
(尚、アルマイトの再処理が出来ても小さな凹凸は残ってしまう。)
で、アルマイトの再処理も諦め、自分で分解し出来る限りの手直し・清掃・防錆をする事に。
先ず、縦のアルミ板36本を外し、グリル上下のフレームの内側に発生している小さな点状の錆を真鍮製ワイヤーブラシで取り、メタルポリッシュで磨いた上で点錆の出ていた部分にシルバーの塗装とクリアー塗装をし、錆の再発を出来る限り抑えておこうと!

続いて、36本もの縦の整形アルミ板をポリッシュし汚れを落し再度組み付けました。 ポリッシュはけっこう根気のいる仕事でした。
その結果完了したのが下写真のグリルです。 結構綺麗にメンテ出来ました!




写真では綺麗に見えますが、よく見ると下写真の様な傷やアルマイトの引っかき傷は修正できず残ったままです。「この傷付いたアルミ板を新品に交換したかったのに部品購入が届かない!」


イギリスに発注していた部品は、12月に入っても相変わらず具体的な前進はなく、同時に発注していた「ボディサイドのモール用部品だけでも送ってくれ(この部品もこの会社しかあつかっていない)」と依頼した所、グリルの部品については具体的な連絡もなく、突如グリルの部品も含めて12月20日に到着してしまいました。
グリル用部品は縦のアルミ板10本(下写真,これで26000円+輸送費約6000円 高!)です。
(写真でも分かる様に色々な袋に入っており、この部品は色々な所に「デッドストック」に
なっていた部品をかき集めたのではと思います。)

で、縦のアルミ板の傷や変形の大きな物から順に新品に交換する順序を決めて、
グリルの両端各2本を含め9本のアルミ板を交換しました。

尚、購入10本中1本は新品ですが既に変形しており、しかも私には修正が出来ず、使用不可となってしまいました。

多分今回のメンテで、大雑把に言えば「まァ~ いいか!」と言う程度か。
何たって、縦のアルミ整形板は新品購入も、再度のアルマイト加工も上手くいきそうもないので、当面この状態で車に組み付け、充分なメンテは先送りと言う事で。
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