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MG ミゼット,やっとエンジンは始動したが?! [ MG ミジェット エンジン]

 
 少し前にMG ミゼットのマイナスアース化が完了したと思い、バッテリーをつないで異常有無を確認しました。

 先ず、おっかなびっくりバッテリーのマイナスとプラスをつないで(スターターモーターとデストリビューターは結線せず)、まわりが静かになった時にイグニッションキーをオンにして異常音が出ないか耳を澄まして確認、その後あちこちの配線の結合部や各部品を手で触り発熱具合を見ます。

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 結果、異常音も発熱もなく胸をなでおろし、次いでスターターモーターを結線して、イグニッションキーをオンに。 スターターモーターのスイッチのノブを引きスターターモーターを回します。 スターターが勢いよく回り「おいオイ こんなに大きな音だったかな?!」と思いながらも何度か長めに回してみました。 

デスビに結線されていないので当然エンジンは始動しません。
その後直ぐにスターターやオルタネーターを触り発熱を確認。 異常なし!

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 で、デスビとコイルにハイテンションコードを結線してイグニッションキーをオンに!
スタータースイッチのノブを引くも、スターターは回るがエンジンは始動せず!!!!

 あれエ~~~???

 何度やっても全くエンジンはかかりません!

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 バッテリーの電圧確認 12.5ボルト位で問題なし!
 キャブのフロート室を分解、問題なく燃料は来ています!

 で、No1シリンダーのスパークプラグを外し、イグニッションキーをオンにした状態で、スターターのスイッチを入れ、No1のプラグのネジ部をシリンダーヘッドに接触させてスパークの状態を確認。 異常なく火花も飛んでいる!
(この作業の時、ハイテンションコードには高電圧の電気が流れているので直接プラグやハイテンションコードを持たない方様にします!)

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 はてさてどうしたものかと 考え込むも妙案なく、以後2日間程頭の冷却期間に!!!

 基本に立ち返り、下写真の様なシートを作成、エンジンのロッカーカバーを外し、No1シリンダーのインテークバルブの動き始めの時のクランクシャフト位置を探し、そこからクランクシャフトをちょうど1回転した所(360°回った所)が爆発時の上死点に相当します。
その時のデスビのローターが No1シリンダーのハイテンションコード近辺に有るはずと!!

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 何度確認するもデスビのローターはNo2シリンダーのハイテンションコード位置近く!!!
要するにNo1シリンダーが点火爆発状態にあるにもかかわらず、プラグはNo2シリンダーで火花を飛ばしている。  これでは絶対にかかりません!!!!
(多分、シリンダーブロック関係のメンテ中にディストリビューター ドライブギアーを組み付けた時、ギアーの噛み合わせを間違えたのだろう。 全く記憶なし!)

下写真の黄色矢印がデスビのローターです。
blogDSCN4838.jpg



 そこで、デスビを外し、添付部品図のギアー(緑矢印)を抜き、カムシャフトのギアー(青矢印)との噛み合い位置を替え、No1シリンダーが点火爆発位置でデスビのローターがNo1シリンダーのハイテンションコード近辺に来る様にセットし組み付けました。

ディストリビューター ドライブ ギアー.jpg




 で、エンジンの再始動に挑戦! エンジンは揺れながらも掛かりました!!!
 ヤッター!!!
 と思いながらフラッシュライトをセットし、点火時期を確認すると上死点前40度位でスパークしていました。 


 で、再度ギアーの噛み合いを一山ずらし、組み直してエンジンを始動! 問題なくすぐにエンジンはかかりました。
 エンジンの暖機運転をした後にフラッシュライトで点火時期を確認すると上死点前 25度位で非常に調子よく回るのですが、いくらアイドリング調整をしてもエンジン回転が目視で1500回転位から下がりません。


 と言う事で、車のマイナスアース化は問題なさそうで、エンジンは始動! 点火系も燃料系統も問題なく作動しています。

 しかし、キャブのアイドリング調整が出来ず、私の実力はここ迄!
 で、茅ケ崎市の「テクニカルトート」さんにキャブのオーバーホールをお願いしました。

 エンジンからはキャブが外され、テクニカルトートさんのオーバーホールが終了し、戻って来る事を首を長くして待っています。

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MG ミゼット,ステアリング ホイールのメンテ [ MG ミジェット シャシー]

 
 先日来 ステアリングホイールをメンテしています。

 私の車に付いていたステアリングホイールはオプションと思われ、ホイール部が木製でスポークが3本のアルミ製です。  標準は、2本スポークの樹脂製の様です。
 標準の樹脂製は既に販売されておらず、又、時々eーBay等で標準の物が出品されていないかと探していますが全くと言っていい程出回っていません。


 で、従来のステアリングホイールは、機能上は問題ない物の外観上経年劣化しており、メンテし綺麗にしておこうと取り組みました。

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 まずは古く劣化した塗装を剥し、塗りなおそうと考えました。

古い塗料は小型のグラインダーで剥し、サンドペーパーでならし、
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 スポーク部分などはマスキングをして、一回目の塗装をしてみました。
塗料はウレタンニスの透明です。
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 この後600番のサンドペーパーにたっぷり水を付けながら磨き、再度塗装を繰り返し、3回目のペーパーがけでは600番をかけた後1000番をかけ、最終4回目の塗装を行いました。
結果、滑らかな手触りで綺麗に塗装出来たと思います。


 次にステアリングコラムに組み付けるハブのメンテです。
ハブその物の劣化等は無く、やはり塗装のメンテです。

従来品はシボ模様の有る塗装で、  古い塗料を剥し、  市販の艶消し塗料を塗りました。      

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 続いて、ステアリングホイールのアルミスポーク部分です。
 この部分は研削の溝と言うか研削の粗目残りの様な感じに仕上げてありましたので、320番のサンドペーパーでスポークの長手方向に磨き、続いて磨き剤で磨き光沢を付けました。

 中央部分のハブ固定用の6本のビスは、錆びている物の代替品が見つからず、このままの状態で行く事にしました。

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 完成した所で車に仮付けしてみました。

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