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ジャガー Eータイプ,ヘッドランプ交換 [ Eタイプ 内・外装,電装の修理]

 
 一昨年、ジャガー Eータイプの車検の時にヘッドランプが曇っています。
 次回の車検は通りませんので、次回迄にヘッドランプを交換してください!
 とのお達しがあり、2月にヘッドランプを購入し、先日交換致しました。

 クラシックカーのヘッドランプの交換は、普通それほど大変では無いのですが、E-タイプはガラスのカバーとメッキのモールがかぶさっており、これの組付けが大変で腰が重いのです。

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下写真でランプのクモリ 分りますかね。 上手く映せなかった。
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 ヘッドランプのモールは下写真の黄色矢印の様に締め付ける方向が異なるんです。
 モールの下にはゴム製の厚いシールが組み付く為、当然モールは組み付け完了位置より浮いてしまい、もしモールやボンネットが完全剛体で穴径に余裕が無ければ組み付ける事は不可能です。
しかし幸いな事にモールもボディもシールも強く押し付けると歪むので何とか締め付ける事が出来ます。

 で、モールのビスを締め付けようと必死に押し付けて、
マイナスドライバーを強く当て  "ツル!!!
モールのメッキ面やボディの塗装面を"ガリッ!!!

これが嫌でこの仕事憂鬱なんです。


とは言え「整備工場の責任者が次の車検迄には!!!」  

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 という事で重い気持ちを奮い立たせ最初に左側を分解。
そして、ヘッドランプや更に奥に組付いているヘッドランプ保護の為のボールを外し、シールリング(黄色矢印)を交換。 シールリングは写真の様に劣化し分解によって切れてしまいました。
 (シールリングもヘッドランプと共に新品を購入しておきました。)

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 次にヘッドランプの組み付けですが、組み付けた部品は下写真の部品です。
下写真のヘッドランプ(空色矢印)以外は車から外した部品で新品同様に綺麗だった。
(ハロゲンのバルブも従来品を使用ました。----ケチッたね!)

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 で、右側も同様にモールとガラスのヘッドランプカバーを外し、そして、ランプを保護するボールを外し、新しいシールリングを組み付けてボールを戻して、

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更に新しいヘッドランプを組み付けました。
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 で、上写真の様な状態で、何時も車検でお世話になっている「大和自動車」さんに車を持ち込み、ヘッドランプの光軸調整だけをして頂きました。

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 帰宅後、ランプカバーやモールを組み付け、
マイナスドライバーを強く当てた事による
モールのメッキ面やボディの塗装面の「"ツル!!!  ガリッ!!!
もなく完了しました。



やれやれと言う事で、先日「相模国分寺」を見学してきました。

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海老名市の相模国分寺跡を見学 [ 旅行 神奈川県]

  
 先日 ジャガー E-Type の整備の一部が完了したので気分転換と、これから始まるであろう大整備の腹をくくる為にも少し乗って見ました。

 ドライブの目的地は題記の様に神奈川県海老名市の「相模国分寺跡」です。
 日曜日でしたので、通勤ラッシュもなく約30分で現地着。 しかし駐車場が見つからず、もし駐車場が一杯の時はここにと考えていた「さがみ農協」の有料駐車場に止めて、歩く事約5分強、相模国分寺跡に到着しました。


 相模国分寺跡は広い史跡になっており、中央を細めの一般道が通っています。
着いたのはその中央の道路で史跡の西側十字路。 左手は史跡の北側で下写真の様に「国史跡 相模国分寺跡」との表示があり、「僧房跡」との事。
右手の南側はただの広場の様でしたが「金堂や七重の塔跡」でした。

北側
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南側
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 奈良時代の天平13年(741年)、聖武天皇は仏教の力で国家の安寧を図る為に、当時の各国に国分寺と国分尼寺の建立を命じました。 相模国はこの海老名に相模国分寺を建立、法隆寺式伽藍配置の珍しい物で、南北約300m,東西約240mと広大な物だった様です。
尚、相模国分尼寺跡は国分寺跡から約500m程北に有ります。


で、南側の跡地の西側「海老名市温故館」の前には国分寺跡全体の説明板が立っていました。
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下が現代の航空写真上に記した国分寺跡です。 下写真の右は国分寺の復元配置図です。 
  (写真をクリックすると大きく表示されます。)
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下写真は北側の跡地の僧房跡で、8.9m×6.5mの部屋が9部屋確認されたそうです。
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とにかく広い敷地です。
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大正10年に国指定史跡になった時の記念碑も立っていました。
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南側の跡地の一番南に中門と回廊の基礎が発掘出来たそうです。
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上写真の右側空色矢印の所に下の様な説明もされていました。
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そして、南側跡地に一段と高く土台を作ってある所は七重塔の跡です。
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 で、最後に七重塔のほぼ西側の「海老名市温故館」にも寄って見ました。
 温故館は相模国分寺跡が国指定史跡となった大正10年に国分寺跡保存整備事業の一環として、考古資料等を保存・展示する為、尋常高等海老名小学校(現在の海老名市立海老名小学校)の校庭に設置された「遺物陳列館」が始まりとの事。 尚、関東大震災で倒壊し、海老名市役所の敷地内に再建されその後何度かの移転を経て、平成11年現在地で再オープンとなった様です。

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 館内には弥生時代の壺や国分寺の模型などが展示・説明されていました。
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 帰宅の途についたのですが、帰路の途中以前から気になっていた遺跡を一つ紹介します。

 県道40号線「伊勢山公園前」の交差点(神奈川県海老名市国分南1丁目28付近)にある史跡で、「史蹟逆川(さかさがわ)」です。

 ここは、大化の改新の頃に掘られた運河とされており、近くの目久尻川から運河を掘り国分寺、国分尼寺付近を通って海老名の耕地の灌漑を行い、平安時代中期まで利用されていたと言います。
 相模国分寺を建立する為の資材を運ぶ為に、目久尻川を堰き止め水を引いた運河であったとも考えられており、船着き場とみられる場所からは階段跡が見つかっています。

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MG ミゼット,フューエルポンプの取付け [ MG ミジェット エンジン]

  
 先日、フューエルポンプを組み付けようと保管箱から出してみました。
従来のポンプには手動で作動するレバー(下写真黄緑矢印)も付いており大変貴重な物でした。
しかし、このポンプには標準仕様には無いはずのアダプター(下写真青矢印)も付いていました。

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 ポンプの吐出側のパイプ部分で、「ネジ山がちゃんとしていて欲しい」との願いを込めながらアダプターを外して見ましたが、願いもむなしく下写真の様に吐出側のネジ山はつぶれ、接着剤で固定されていました。 しかも内径も大きくなっており、正規ネジの切り直す事は不可能です。

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 やむなく新しいフューエルポンプとコネクター&パイプをイギリスから購入しました。

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 で、キャブレター等の組み付けを想定して新しいパイプを曲げ、エンジンに組み付けました。

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 で、ポンプを組み付け終わって、「やれやれ! 又新しい部品を買ってしまった」と思いながら組み付けた所を見ていて気付いた。
  この車 フューエルフィルターがない!!!
 パーツカタログを見直してもフューエルフィルターが載っていません。 どうやらこの車にはフューエルフィルターが設定されていない様です。

 しかし、フューエルフィルターが無いとフューエルラインにゴミが入ったり、先々ガソリンタンク等が錆びたりした時にキャブに直接ゴミや錆が入ってエンジン停止も考えられる。
何処かでフューエルフィルターを探し追加設置する必要があります。



 従来のポンプは手動のレバーが付いた大変貴重なポンプですので、将来つぶれたネジ穴部に専用の駒を作りはめ込み、駒に正規のネジを切って使用可能なものにしたい。 ただ心配は駒を入れる部分の残り肉厚が少なく引き受けてくれる業者がいるだろうか!!??


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大庭城址公園 E-Typeでお出かけ [ 旅行 神奈川県]

 
 先日、藤沢市の大庭城址公園に行って来ました。

 大庭城跡は、前から近くにある事は知っていたのですが、自宅からの買い物等ちょっとしたお出かけルートからは完全に外れていたのでなかなか行く機会がありませんでした。

しかし、大河ドラマで鎌倉殿 13人を放送しているので、重い重い腰を上げ出かけて見ました。


自宅を出て30分強、公園の駐車場に着き、正面の階段を上って公園事務所に寄って見ました。

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 で、予想外だった事はこの城山台地は弥生時代からず―――っと人々が生活していた様で、その遺構も見つかっているとの事。  下写真は管理事務所の内部の展示場です。

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 石畳を上って公園内に入ると、大庭城址の空堀跡などがある程度で、遺跡的なものは殆どなく大きな公園広場が2つとその外子供の遊び用具等が設置された広場等があり、ともかく大きな公園でした。

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 尚、遺跡があったであろう場所には下の様な説明板掲示されていました。

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 公園のあちこちには ♬この木 何の木 気になる木♬ に負けない程の大きな木が植わっていました。

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 そして、サクラの木も一杯植わっており、多分、数週間後には花見で大賑わいの公園になるのでしょう。 コロナが収まっていると良いのですが!!!

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 実は大河ドラマに刺激されて大庭城址公園に行った事は行ったのですが、最大の理由はジャガー Eタイプで少しドライブをしてみたかったのです。

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MG ミゼット,ダッシュボードのメンテ (スイッチ・コントロールノブ類の組付け) [ MG ミジェット エレクトリカル]

  
 先日からダッシュボードに革を貼り、車に組み付け、メーター類を組み付けた事をレポートしましたが、今回は各スイッチやコントロールノブのメンテ・組み付けをレポートします。

 先ずはダッシュボードへの組み付けが完了した状態を見て下さい。

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 各部品の名称は下写真の様になっています。

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 で、細かな多くの部品をコツコツと点検・メンテしましたので各部品の状況を左から以下の様にレポートします。


上段1番左のチョークノブ
 従来のチョークはワイヤー自体は問題なかったのですが、樹脂のノブに亀裂が入っており、しかもMGのチョークのマークが表示されていませんでした。 この事から市販品と思われます。
従って、イギリスから新品を購入し組み付けました。
下右写真の左側が購入したチョークノブの表示で、右は手動のウオッシャーノブです。

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上段左から2番目はウインドーウオッシャーです。
 ウインドウウォッシャーは何と手動式のポンプでした。 初めての経験です!

 下写真左が従来品のウインドーウオッシャーのパイプラインと手動式ポンプです。
又、写真右はウオッシャータンクで従来品を清掃し組み付けました。
タンクから手動式ポンプ迄のパイプラインは日産から購入した柔らかな黒色パイプ,手動ポンプからウインドーのウオッシャーノズルまでは市販の透明ビニールパイプにしました。 
  果たして手動式ポンプでちゃんと水を吸い上げるのかなァ~~
写真をクリックすると拡大表示します。
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 上段左から3番目がターンシグナルスイッチです。 
 ターンシグナルランプのスイッチは普通ハンドルにレバーが付いていますが、この車はタンブラースイッチです。 タンブラースイッチを左に倒すと左のターンシグナルランプが点滅し、右に倒すと右のターンシグナルランプが点滅します。
メンテは清掃と通電確認だけでダッシュボードに組み付けました。



 次にヒーター用モーターの"ON & OFF"スイッチとダクトの開け閉めをするノブです。
 写真が従来品のヒータ―用ノブとワイヤーで、2本のモーター用配線は劣化して硬くなっていたので新しい物に交換しました。 その他は清掃して通電を確認しました。
 通電の状態(ヒーター用モーターの"ON & OFF")は何となく分かった物の、ノブをほんのちょっと動かすだけで変わってしまい本当にうまく作動するかは車が動く様になってからのお楽しみと言う事で!?!?

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 タコメーターの左の"S"マークはスターターモーターのスイッチで、写真左の黄色矢印の細長い部品を、写真右の黄色い矢印の所に組み付けます。 で、この"S"マークのノブを引くとスターターモーターのスイッチが入りモーターが回り始め、ノブをはなすとモーターがOFFになりモーターの回転が止まります。
 メンテはアウターチューブを真鍮製のワイヤーブラシで清掃、クリアー塗装をし、アウターチューブ内にドライグリースを吹き込み、又、スターターモーターのスイッチに組み付け通電の確認をしました。
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 次に下の段の1番左のタンブラー型のスイッチはワイパーのスイッチで、単にON/OFFのスイッチです。 ワイパーの動きの速さは1段のみです。 メンテは真鍮製のワイヤーブラシで清掃し、通電を確認して組み付けました。


 下の段の左から2番目はイグニッションキースイッチで、イグニッションキーを差し込みエンジンをかけるキーです。 メンテは真鍮製のワイヤーブラシで清掃し、通電を確認して組み付けました。


 下の段の3番目はライトスイッチで、ON/OFFを確認した所ヘッドランプの所が"通電したりしなかったり"と安定しませんでした。
 スイッチを分解確認した所若干の摩耗のみで再使用をと思いましたが、スイッチ内部の部品が干渉し黄色矢印の部品を嵌める事が出来ず、再使用を断念しました。  残念!!!
 で、慌てて長野の「ガレージまるいち」さんに注文。 新しい部品は下写真左の様にターンシグナルライトのモニターへの配線端子が1つだけでした。 旧のスイッチに合わせる為に手製の二股の配線を作り組み付けました。
(ターンシグナルの配線が何故ライトスイッチに来ているのか理解できないんだけど? 分る?) 

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 ダッシュボード最後の部品はステアリングコラムのクラクションのスリップリングです。
 この部品は塗装がはがれていて清掃・つや消し塗装をして組み付けました。
 組み付けは3mm位の小さなビスをダッシュボード裏から締める物でなかなか穴位置とネジが合わず苦労しました。 ダッシュボードを車に組み付ける前に組み付けておけば良かった。


 他に「バッテリーのカットオフスイッチ」も組み付けました。
 従来から組み付いていた物で、車の盗難防止対策品の1つ為、細かい事はレポートしません。
 メンテは清掃と通電確認でした。 配線は、車自体の配線をプラスアースからマイナスアースに変更する為、このスイッチの配線も変更しました。

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MG ミゼット,ダッシュボードのメンテ (メーターの組み付け) [ MG ミジェット エレクトリカル]

  
 先日ダッシュボードに革を貼りましたので、早速車にダッシュボードを組み付け、メーターやスイッチ類を組み付けて見ました。

 ダッシュボードにはメーターを主体に組み付け始めたのですが、結局メーターを付けたりスイッチやコントロールノブを組み付けたりと手順は定まりませんでした。
で、ほぼ組あがったのが下写真です。

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 まずは、革を貼ったダッシュボードを組付ける為のステェー(黄色矢印)を組付けます。
このステェーは本来は2本(?)だったのだろうが、前オーナーの誰かが強度的に心もとなく思い、中央の2本を追加したのだろうと思います。

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 次に革貼りをしたダッシュボードに大物メーター類を仮セットして、インストに当てて(下写真)組付け具合を確認。 各部ボディとの干渉等どもなく良好だった為、仮セットしたメーターを外しダッシュボードを組付けました。

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 スピードメーター以外のメーターのメンテは、私がメーター前面のクロームメッキリング(ベゼル)を外しガラスやメモリ板を清掃、又、水温計のみお湯を沸かし表示精度を確認しました。
スピードメータのメンテは下記に記すように日本計器サービスさんにお願いしました。



 で、本格的に各メーターを組付けます。

 最初に一番面倒と思われる「メカ式の油圧と水温のコンビメーター」を組付けました。
 水温計は、メーター部分と水温センサー部分が配管で結ばれ一体型(分解できそうにない構造)になっていました。
 グニャグニャに曲がった水温計の配管を壊さない様に丁寧に直しながら水温センサー部分をインスト側から挿入し、シリンダーブロックの最前部の水温センサー取付けネジに締め付けた上で、配管はハーネスクリップで固定していきます。

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 次に、油圧計もメカ式でしたが、油圧の配管は取り外し可能でした。
 下写真左が従来の配管で、長いパイプと短いパイプにホースの3点セットで、写真の様にグニャグニャでした。 で、写真右の物を購入しました。

(イギリスのカタログには長いパイプ用が2種類の長さの物が記載されており、その使い分けの記載がなく、止むを得ず「大は小を兼ねる」式に長い物を購入しました。 で、到着した物を見ると部品番号ラベルに「左ハンドル用」との記載が! という事で約300mm切断し組付けました。)
(確かにメーターの配置からすると左ハンドルはパイプ部分が長く必要で、右ハンドル車用は長さがちょうどいい様に思います。 ちょっと無駄な買い物をした様で悔しい!)

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メーターは下の様に組付きました。 
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 メーター裏の配管写真で、空色矢印が水温計用、黄色矢印が油圧計用で黄緑矢印がコンビメーターの本体です。       写真はピンボケですみません。

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 次にタコメーターです。
 タコメーターは電気式でしたので、下写真左の青矢印の所に旧配線から外した一重ループ用の配線を移設して、ダッシュボードにタコメーターを少し嵌め込み、メーター照明用バルブをセット,更にイグニッションワーニングランプを嵌め込んで、タコメーターを正規位置迄押し込んで裏に固定スティ(黄色矢印)をセットして丸ナットで締付けて完了です。

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 次にスピードメーターのメンテと組み付けです。

 1月半ば、そろそろダッシュボードのメンテをし、各センサー等をエンジンに組付けないと思い、まずは時間がかかるであろうスピードメーターを「日本計器サービス」に持ち込みましたが、1週間強で仕上げて頂きました。 (日本計器サービスさんはジャガー Eータイプの時にもお世話になった会社で、親切に対応し、きちんとメンテをしてくれました。)
日本計器サービスのページ;https://www.autocar.jp/specialshop/2012/05/25/112370 

 下左がメンテ前(左)で右がメンテ後ダッシュボードに組み付けた所です。
 何が変わったか分かりますか? 

表面的にはスピード表示がマイルからキロに変わり、表記の最大値で見ると「100」から「160」に変わっています。 又、積算計もキロメーターの数値が出る様にギアー交換をして頂きました。

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 スピードメーターをダッシュボードに組み付ける前に、スピードメーターケーブルをメンテし、組み付けました。
 ケーブルは中芯を引き抜きシンナーとクレのブレークリーンで清掃、中芯のワイヤー切れ・摩耗等を点検。 アウターケーブルもブレークリーンを吹き込み、流れ出る液が綺麗になる迄何度も吹き込み清掃しました。 最後に中芯に綺麗なギアーオイルを塗ってアウターケーブルに組み付けメンテ完了。

 下写真左がメンテ前のケーブルで、右がスピードメーターケーブルをトランスミッションに組み付けた所です。 
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 で、スピードメーターを組付けて見ましたが、下写真の様に何ともケーブル(黄色矢印)の曲りがきつい。 ミッションの回転により回る中芯はかなり軟らかかったし、従来からこの配置だったし、この程度の曲げには対応できると思いますが何とも心配な配置です。

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 最後に燃料計を組付け、メーター類の組付けは完了です。

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 尚、ダッシュボードを革貼りにし、メーター穴の裏迄革を巻き込み接着すると、各メーターのアースが充分に取れない事も考えられ、下写真の様なアースケーブルを作り、4つのメーターの組み付けスティにセット(上メーターケーブルの写真のピンク矢印)し両端をボディに締め付けました。

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 一部のスイッチやコントロールノブ類はメーターと同時並行しメンテ・組み付けていましたので次回これ等をレポートします。


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