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海老名市の相模国分寺跡を見学 [ 旅行 神奈川県]

  
 先日 ジャガー E-Type の整備の一部が完了したので気分転換と、これから始まるであろう大整備の腹をくくる為にも少し乗って見ました。

 ドライブの目的地は題記の様に神奈川県海老名市の「相模国分寺跡」です。
 日曜日でしたので、通勤ラッシュもなく約30分で現地着。 しかし駐車場が見つからず、もし駐車場が一杯の時はここにと考えていた「さがみ農協」の有料駐車場に止めて、歩く事約5分強、相模国分寺跡に到着しました。


 相模国分寺跡は広い史跡になっており、中央を細めの一般道が通っています。
着いたのはその中央の道路で史跡の西側十字路。 左手は史跡の北側で下写真の様に「国史跡 相模国分寺跡」との表示があり、「僧房跡」との事。
右手の南側はただの広場の様でしたが「金堂や七重の塔跡」でした。

北側
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南側
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 奈良時代の天平13年(741年)、聖武天皇は仏教の力で国家の安寧を図る為に、当時の各国に国分寺と国分尼寺の建立を命じました。 相模国はこの海老名に相模国分寺を建立、法隆寺式伽藍配置の珍しい物で、南北約300m,東西約240mと広大な物だった様です。
尚、相模国分尼寺跡は国分寺跡から約500m程北に有ります。


で、南側の跡地の西側「海老名市温故館」の前には国分寺跡全体の説明板が立っていました。
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下が現代の航空写真上に記した国分寺跡です。 下写真の右は国分寺の復元配置図です。 
  (写真をクリックすると大きく表示されます。)
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下写真は北側の跡地の僧房跡で、8.9m×6.5mの部屋が9部屋確認されたそうです。
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とにかく広い敷地です。
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大正10年に国指定史跡になった時の記念碑も立っていました。
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南側の跡地の一番南に中門と回廊の基礎が発掘出来たそうです。
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上写真の右側空色矢印の所に下の様な説明もされていました。
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そして、南側跡地に一段と高く土台を作ってある所は七重塔の跡です。
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 で、最後に七重塔のほぼ西側の「海老名市温故館」にも寄って見ました。
 温故館は相模国分寺跡が国指定史跡となった大正10年に国分寺跡保存整備事業の一環として、考古資料等を保存・展示する為、尋常高等海老名小学校(現在の海老名市立海老名小学校)の校庭に設置された「遺物陳列館」が始まりとの事。 尚、関東大震災で倒壊し、海老名市役所の敷地内に再建されその後何度かの移転を経て、平成11年現在地で再オープンとなった様です。

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 館内には弥生時代の壺や国分寺の模型などが展示・説明されていました。
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 帰宅の途についたのですが、帰路の途中以前から気になっていた遺跡を一つ紹介します。

 県道40号線「伊勢山公園前」の交差点(神奈川県海老名市国分南1丁目28付近)にある史跡で、「史蹟逆川(さかさがわ)」です。

 ここは、大化の改新の頃に掘られた運河とされており、近くの目久尻川から運河を掘り国分寺、国分尼寺付近を通って海老名の耕地の灌漑を行い、平安時代中期まで利用されていたと言います。
 相模国分寺を建立する為の資材を運ぶ為に、目久尻川を堰き止め水を引いた運河であったとも考えられており、船着き場とみられる場所からは階段跡が見つかっています。

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大庭城址公園 E-Typeでお出かけ [ 旅行 神奈川県]

 
 先日、藤沢市の大庭城址公園に行って来ました。

 大庭城跡は、前から近くにある事は知っていたのですが、自宅からの買い物等ちょっとしたお出かけルートからは完全に外れていたのでなかなか行く機会がありませんでした。

しかし、大河ドラマで鎌倉殿 13人を放送しているので、重い重い腰を上げ出かけて見ました。


自宅を出て30分強、公園の駐車場に着き、正面の階段を上って公園事務所に寄って見ました。

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 で、予想外だった事はこの城山台地は弥生時代からず―――っと人々が生活していた様で、その遺構も見つかっているとの事。  下写真は管理事務所の内部の展示場です。

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 石畳を上って公園内に入ると、大庭城址の空堀跡などがある程度で、遺跡的なものは殆どなく大きな公園広場が2つとその外子供の遊び用具等が設置された広場等があり、ともかく大きな公園でした。

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 尚、遺跡があったであろう場所には下の様な説明板掲示されていました。

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 公園のあちこちには ♬この木 何の木 気になる木♬ に負けない程の大きな木が植わっていました。

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 そして、サクラの木も一杯植わっており、多分、数週間後には花見で大賑わいの公園になるのでしょう。 コロナが収まっていると良いのですが!!!

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 実は大河ドラマに刺激されて大庭城址公園に行った事は行ったのですが、最大の理由はジャガー Eタイプで少しドライブをしてみたかったのです。

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箱根の岡田美術館に行って来ました。 [ 旅行 神奈川県]

 
 「コロナの影響で外出できずにストレスが溜まっている方が多いのでは」と思います。
 かく言う私も結構外出してはいるのですが何となく「何処かに行きたい ともかく出かけたい」と言う様な「お出かけ症候群」になっているのかも!

 そこで、以前から気になっていた箱根の岡田美術館に行ってみました。

 車で出発し、途中「まだ早いかなと思われる紅葉」を見ながら国道138号線を上って行き、10時半頃に美術館に到着。 ここ小涌谷迄上って来ると紅葉もかなり進んでいました。

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 エントランスには美術館の内部壁面に描かれた「風神雷神」を見ながら足湯に浸かる様工夫がされていました。

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 写真を撮れたのはここ迄! 
 入館時にカメラや携帯はロッカーに預けるシステムになっていました。

 で、岡田美術館に入館し一階から見て回りましたが、2階に上がった時には既に12時を回り、2階を見終った時点で園内の「開化亭」でお弁当をと思ったのですが、数量限定との事で既に売り切れ、おそばを食べました。
 
 ゆっくり食事をした後、3階に行き「没後220年 画遊人・若冲 ―光琳・応挙・蕭白とともに」と言うイベントを見て回りました。

 伊東若冲は鶏の絵で有名ですが、今回見た中では三十六歌仙が 楽しく魅力的でした! 三十六歌仙は若冲が1796年,81歳の時の作だそうです。

岡田美術館のホームページ
 https://www.okada-museum.com/
岡田美術館の「没後220年 画遊人・若冲 ―光琳・応挙・蕭白とともに」についての解説記事
 https://www.museum.or.jp/report/100221
若冲の三十六歌仙等ユーモラスな若冲の水墨画
 https://artflow-jp.com/jakuchu-suibokuga/


 入館時にカメラや携帯をロッカーに預けてしまった為、食事も庭園の写真も撮る事が出来ませんでした。 残念です!  無断撮影等があったのでしょうか??? 

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小田原市根府川の JR白糸川橋梁,白糸川の釈迦堂と根府川の関所跡 [ 旅行 神奈川県]

 
 先日東海道五十三次の内「有松~鳴海宿~宮宿」を歩いてきました。

 この区間は10km程とそれほど長くない為名古屋に宿泊し、帰路は新幹線で熱海まで帰り熱海からJR東海道本線に乗り換え、根府川駅で降り題記場所を散策しました。

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 実はこの駅は、根府川の街の海側の端、海側の崖にせり出した様に作られています。
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 更にこの根府川駅の近くには、源頼朝が初めて挙兵した「石橋山の古戦場」や江戸時代の「根府川の関所」等があり歴史的にも非常の尽きない地域です。

 まずは根府川駅南側の「白糸川の橋梁」で、「かながわの橋100選」にも選ばれています。
  かながわの橋100選のページ http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7488/
  かながわの橋100選の内の白糸川の橋梁(以下鉄橋)
            http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7488/p27903.html


 駅を出て駅前の740号線を南方向に約200m歩き、左手の階段を下りて行きます。 約200m細い階段や旧な坂道を下って行くと、鉄橋はだんだんと近づいてきます。
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鉄橋を真下から見ると迫力満点です! 
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 鉄橋の下には「白糸川の釈迦堂」や「根府川の関所」の案内板が。

 釈迦堂は、案内板に従って鉄橋の真下の道路から白糸川におり、川を渡って行きます。
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釈迦堂の内部は一見何もない様に見えますが、
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内部は階段を下りて、黄緑矢印の先の洞にお釈迦様の像が祀られています。
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で、内部には下写真の様なお釈迦様が祀られています。

 この釈迦堂は根府川の旧家広井家の古文書によると、
広井家二十二世広井長十郎重友の代に地震が頻発、特に寛永九年(1632年)1月21日と正保四年(1647)9月14日と慶安元年(1648)4月22日の地震は、死者、民家の倒壊多く津波も来襲する等で世相は不安に満ちて居り、長十郎重友は村内世相の安泰の為「岩泉寺」境内の岩盤に釈迦尊像を像立して世相の安泰を祈ったとあります。

 二十二世広井長十郎重友(名を)改め宗左衛門が、台座に刻まれて居る『大工権助策』『石匠寅佐代』によって明暦二年(1656年)に像立したものと思われます。 その後、万治二年(1659年)の大洪水で「岩泉寺」は現在の高台に移ったがお釈迦様は自然の岩盤に刻まれていたので移す事が出来ず、現在の場所に残った。

 大正十二年(1923年)9月1日関東大地震が起こり、上の鉄橋が落ち、その上に山津波の土砂でお釈迦様の像は埋没してしまいました。
 お釈迦様は目の高さより上に拝むように刻まれて居たのですが、山津波の土砂に埋まり周りの地盤も高くなってしまった為、現在の洞の中のお釈迦様となったのです。
 特に土砂に埋まったお釈迦さまを掘った人々が落ちた鉄橋や土砂の中から指一本損じないお姿を見て驚嘆したとの事で、如来信者も多く、村内始め県西地方の人々の信仰は厚い。

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 続いて、「根府川の関所」跡に向かいます。
関所跡は、釈迦堂から約300m急な坂道を上って行き、現在の新幹線の鉄橋下(下写真の緑矢印先,上の高架橋は新幹線)にあります。
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 案内板によると、
 東海道の脇道として、又、熱海や伊豆に通じる道としてこの地に根府川関所は設置された。
新編相模風土記稿等によると元和元年(1615年)に設けられ、明治2年(1869年)に廃止されるまでの約250年続きました。 関所は明け六つ(6時頃)に開門し暮六つ(午後6時頃)に閉門、関所破りは重罪でした。  
 江戸時代小田原藩内足柄、箱根地方には箱根本関所の他に脇関所として根府川、矢倉沢、仙石原、川村、谷峨の五箇所の関所が設置されていた。 根府川の関所は他の関所より格上で、幕府から箱根関所に次いで重要視されていました。
 関所の位置については設置されていた当時は白糸川の南側にあったが、関東大震災で埋没し、その後新幹線工事等で河床が移動し、現在関所跡は河床となってしまった。

案内板にある昔の関所の絵
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現在の風景からすると山の稜線等昔のままの様に思います。
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 今回、根府川駅の周りを散策してみましたが、今回見た根府川周辺の名所旧跡はほんの一部で、「東海道歩きのついでに!」等と軽い気持ちでよった事は大間違いでした。
 「根府川の駅には何故1番ホームが無いのか」等、関東大震災の自然災害による出来事等まだまだ勉強不足で、もう少し勉強し近い内にもう一度寄らさせて頂きたいと思います。


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箱根登山鉄道と箱根美術館 その2 [ 旅行 神奈川県]

  
 先日小雨の中、箱根登山鉄道で箱根美術館に行ってきました。
  箱根美術館のホームページ  http://www.moaart.or.jp/hakone/


 箱根美術館へは箱根登山ケーブルカーの「公園上駅」で早雲山駅に向かって左手に降ります。 駅前には売店等があり、平日にもかかわらず多くの人出でにぎわっていました。

 箱根美術館へ入館して左手には美術館の売店、右手直ぐの所には「岡田茂吉」に関する作品が展示された別館があり、別館の前には小川が、そしてその向こうにはもみじの新緑におおわれた苔庭が見えます。
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別館を出て進むと両側に大きな石と萩の植えられた「萩の道」があり、上って行きます。
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萩の道を更に進むと竹庭に出ます。 竹庭の奥に見える黄色い建物が美術館本館です。
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 本館には日本の縄文時代からの陶磁器が展示され、
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又、別の部屋には中近東(左)やギリシャ(右)の壺なども展示されていました。
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本館前の庭を通って、
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日光殿へ
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そして日光殿の奥の石段を上がると、
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別世界の様な 明るい緑の苔 と 新緑のもみじ の世界でした。
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 で、昼食は、
美術館を出て強羅方向に歩いて下り、箱根登山ケーブルの「公園下駅」前の通りの「山路」さんで丼物を食べる事に。
 私は親子丼(左),友人の中にはかつ丼(右)を選らんだ人も。 親子丼はいい味でしたが残念ながらちょっと塩味がきつすぎ。 かつ丼も同じだった様です。 ちょっと残念でした!
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 箱根美術館は庭園が素晴らしく、特に小雨の中の「苔庭」は期待通りの本当に素晴らいものでした。


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箱根登山鉄道と箱根美術館 その1 [ 旅行 神奈川県]

 
 先日、小雨の中箱根登山鉄道に乗って箱根美術館に行ってきました。

 小田原で友人達と落合い、小田急線の切符売り場横の小田急版「みどりの窓口」で、小田原駅から箱根湯本駅 経由 強羅駅 更にケーブルカーの強羅駅から早雲山駅 迄1日乗り降り自由な「トコトコ切符」を1540円/人(通常往復 2180円)で購入。

 小田急線のホームに降りると特急のロマンスカーと普通車が停車しており、駅員の方が箱根湯本駅 迄のロマンスカーの特急券を200円で販売していました。 で、私達はノンストップで早く快適に行けるのならと特急券を購入し、ロマンスカーに乗り約10分で箱根湯本に。


 箱根湯本駅で「箱根登山鉄道」に乗り換え強羅迄。
 沿線にはアジサイが多く植えられており、「アジサイ電車」等も運航しています。
私達は普通の電車の先頭車両のボックス席にのり、ガタゴト ガタゴトと出発。

 山岳電車らしく下には渓谷や鉄橋、
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 あいにくの小雨が幸いし霧でかすむ幻想的な山の風景に!   
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ガタゴト走る電車はスイッチバックをしたり、
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急カーブを曲がったりと、ゆっくり山を登って行きます。
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 で、アジサイはと言うと、宮ノ下駅位迄は真っ青な花や濃いピンクの花が線路わきに咲いていました。(が、写真下手の私はピンボケやブレた写真しかなかった!! 残念!!)

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 宮ノ下駅前後からは徐々に白くなり、色付きはこれからと言った所。
 箱根登山鉄道のアジサイは麓から徐々に咲いていき、麓の咲き始めから頂上が満開になるまでには時間かかる様で、その分長い期間楽しめると思います。
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 箱根登山鉄道の終点、強羅駅に到着。
 実は電車はほぼ満員で、電車に乗った時から終点迄昔のお嬢さんたちの声で車掌のあナンスはほとんど聞えず、ただただやかましく小雨でしっとりした車外の雰囲気はどこへやら!
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 そして、強羅駅からケーブルカーに乗り換えて早雲山へ。
 下写真は山頂に着き乗車準備中のケーブルカーでホームには誰もいませんが、発車時には登りも下りも満員でした。 尚、ここから大涌谷経由芦ノ湖迄ロープウェイで行けるのですが、6月20日迄は定期点検の為運航停止でした。

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早雲山駅の外に出てみると・・・・霧で遠くの山はナ~~ーーンにも見えません。
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 長くなりますので、箱根美術館は次回にします。

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横浜港のランチクルーズ [ 旅行 神奈川県]

 
 先日、昔の職場仲間を中心としたメンバーと泊りがけで囲碁をしてきました。
 で、勝敗はともかく勝負で戦闘モードになっている感情を鎮めようと、囲碁終了後は横浜山下公園からのランチクルーズ船に乗り、食事をしながら海側から自分達が働いた職場はあの辺だ、昔はこんなのなかったとか、和気あいあいの1時間半を過ごしてきました。

 囲碁の会場から電車で石川町駅に行き、元町を散策しながら、
(クラシックカーの好きな私はついつい変わった車に目が行き、  日産のパオです。)

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山下公園通りを通って、マリンタワーを見ながら、
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山下公園内の氷川丸の係留されている脇の船着き場に。
今回は一番手前の船、マリンルージュです。
ランチクルーズ会社のホームページは下記
http://www.yokohama-cruising.jp/index.php?act=cruise&do=course_select&ship_id=001

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ランチですから12時ちょうどに出航。
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出航してすぐにスープが運ばれてきて、ランチの始まりです。
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スープを飲み終わり、みなとみらい地区を見ながら船は進みます。
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 で景色や食事は、何時もの様に、残念な事に、やっぱり私は写真を撮るより、はるかに食い気が勝っていました。
 と言う事で、上の船会社さんのホームページからの写真をお借りして。
 よくカタログ写真は綺麗で実際行ってみると「えェ~~!」と言う事がありますが、この船はそんな事は無く本当に綺麗で、食事も船会社さんの写真そのものでした。

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で、食事も終わり、船のデッキで横浜港の景色を眺め、
ベイブリッジの脇を通って帰港です。
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 リタイヤした今思うと、現役の頃はただがむしゃらに働いていた様な?!
 こんな素晴らしい風景の横浜近くに住んでいながら、そしてこの港近くで働いていながら、その素晴らしさを感じずにいた私は随分もったいない時間を過ごしてしまった様な気がします。

 ランチクルーズ以外にもシーバス等手軽な船もありますので、是非一度海側から横浜市内を眺めて頂きたいと思います。


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小田原城でお花見 [ 旅行 神奈川県]

 
 4月3日の日曜日小田原城で、骨董市を見て、おでんサミットを見て、買って、食べて、お花見もして。 欲張りな一日でした。 ただ、小田原城のさくらはまだ少し早かった。

 早朝小田原ついて、「学橋」 から会場の 「二の丸広場」 に。 早朝の為骨董店やおでんのお店は準備中でした。 

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 この時期の小田原城は行事が目白押しで、桜の咲いている内にと思っていた所、一番混む日曜日、しかも駐車場確保の為雨の早朝になってしまいました。

小田原城天守閣
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 小田原城は、
 平安時代末期には相模国の土肥一族の小早川遠平の居館だった。
 1416年、関東地方で起きた上杉禅秀の乱で禅秀方についた土肥氏が失脚し、駿河国に根拠をおいていた大森氏が奪い取り相模国・伊豆国方面まで勢力を広げた。

 1495年頃、伊豆国を支配していた伊勢平氏流伊勢盛時(北条早雲)が大森藤頼から奪い取ったとされている。 実際の奪取は1501年と考えられ、早雲の息子の伊勢氏綱(後の北条氏綱)が小田原城を拠点としたのは1518,19年とみられている。
 以来北条氏は、5代にわたり小田原城を居城とし、南関東における政治的中心地となり、1560年代3代当主北条氏康の時代には上杉謙信や武田信玄の攻撃にも耐えた。

 小田原城は、北条氏の時代に2回大きな改築を行っている。
 最初は南海トラフ巨大地震の1つと言われている明応地震(1498年)の直後で、地震の被害と大森氏との戦いで傷んだ部分を改築。 2度目は、1566年から1569年頃で、上杉や武田の侵攻に備えた物と言われている。  又、豊臣秀吉軍に対抗する為、城の外郭は小田原の町全体を土塁と空掘りで囲んだ総構えとし、後の大阪城をもしのぐものだった様です。

 1590年、秀吉は数十万の大軍で小田原を攻撃。 北条は3ヶ月の篭城戦の末城を明け渡した。
 戦の後、北条氏の領土は家康配下の大久保忠世が小田原城に入り、17世紀の一時時期を除き明治迄大久保氏が藩主を務めた。 尚、大久保氏が入城後、城の規模縮小をおこなっている。
又、城を開け渡した北条氏は、河内国狭山1万余石を治める外様大名として明治にいたっている。

小田原城自体は明治に入り大半が取り壊された。

昭和に入り石垣の積み直しや小田原城址公園として天守の外観復元等がなされ、その後にも数多くの改修復元が行われ、今も天守の木造化等が進められている。



現在の小田原城址公園の主要部分の配置図
(写真をクリックすると大きく表示します。)
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で、配置図の 「正面入口」 の 「馬出門」 から入り、
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銅門(あかもん)に向かい、
(銅門は二の丸の表門で、当時銅を使っていた事から「あかもん」と言われ、当時の工法で平成9年復元。)
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銅門の内部が特別公開中だった。 木造の内部は真新しく綺麗でした。
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銅門の広場から階段を上がって常盤木門に向います。
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常盤木門を通って、
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 天守閣のある広場に出て。 本来天守閣を見学できるのですが、改修工事の為5月6日迄は入る事が出来ません。 その代わり汚れのない真っ白な天守閣を見る事が出来ました。

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神奈川県南足柄市の 大雄山 最乗寺 [ 旅行 神奈川県]

 
 先日、南足柄市の大雄山 最乗寺に行ってきました。

 まず、南足柄市と言う地名その物がなじみのうすい所かもと思いますが、ここは「足柄山の金太郎」の地です。

 又、随分前に私が一番小さな日本刀の製作体験をした所でもあります。
   http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2008-11-16


 随分前の事まで持ち出し前置きしましたが、10時頃に車で小田原から約30分で最乗寺に到着。

 駐車場から、最乗寺の裏側だろうと思える所を入って行くと 「最乗寺」 本殿前の広場に出ました。

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 大雄山最乗寺は、若い頃は何回か来ましたが、最近はウン十年御無沙汰でした。 そんな事から道了尊と大きな下駄がある位しか覚えていませんでした。


 で、今回簡単に復習してみた。
 大雄山最乗寺は福井の永平寺、横浜市鶴見区の総持寺に次ぐ格式の曹洞宗のお寺です。
 大雄山最乗寺は、南北朝時代の曹洞宗の曹であった通幻寂霊(つうげん じゃくれい,1322-1391年)の門下の了庵彗明によって1401年開山され、東国の通幻派の拠点となった。 通幻門下は各地で公共事業を行い民心をつかんだ。
 創建に貢献した道了と言う僧が寺の完成と同時に天狗となり身を山中に隠したと伝えられる事から道了尊とも呼ばれており、私はこの名前を覚えていたと言う事の様です。
 大雄山 最乗寺のホームページは右記   http://www.daiyuuzan.or.jp/index.html


 本堂前の広場から更に奥の開山堂前を通って、
(開山堂は昭和36年に再建され、歴代住持霊牌を祀っている。)
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 更に奥に向って歩くと 御供橋(ごくうばし)と結界門(けっかいもん)
当日は明け方までの雨と急な気温上昇で霞がかって幻想的でした。
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 そして奥の院に向って天狗に見守られながら(見張られながら・・かも)階段を上がって行くます。
この階段は350段だそうで、天狗の前を過ぎると途中に踊り場が無くすごくきつかった。
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 奥の院でお参りをして来ました。
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 奥の院から降りて、大きな高下駄等沢山の下駄を見ながら、大雄山の守護妙覚道了大薩をお参りしました。
ここが私が勝手に言う 「高下駄が一杯の天狗のお山 道了尊」 です。

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 で、大雄山から約30分、小田原でゆっくり食事会をして帰宅の途に。



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世界を驚愕させた横浜の眞葛焼, その変遷 [ 旅行 神奈川県]

 先日の日曜日、友人を誘って横浜の 「眞葛ミュージアム」 に行ってきました。

 「眞葛焼」 は、京都の陶磁器の焼きもの屋さん出身の 「宮川香山(1842~1916)」 が、明治4年 横浜の太田村(現在の横浜市南区庚台(かのえだい))に窯を設け、主に輸出用の陶磁器製作を始めました。

 香山の確かな技術で製作された眞葛焼が初めて海外の万博に登場したのは、1876年(明治9年)フィラデルフィア万国博覧会で、花瓶や香炉が展示され好評を博し装飾部門で銅碑を受賞しました。
 その後、世界各地の博覧会で次々と賞を受け、ヨーロッパのジャポニズムの一翼を担いました。
 更に香山は時代を読み取り、また新しい物への挑戦によりその作品は大きく変化しました。 結果ロイヤル・コペンハーゲンやエミール・ガレ等に少なからず影響を与えた。


重要文化財となった初代宮川香山の横浜眞葛焼、そして初代香山自身は明治29年帝室技芸員に!

左は前期の立体的彫刻を施した例                右は後期の釉下彩の例
東京国立博物館所蔵,近代工芸初の重要文化財       東京国立博物館所蔵,重要文化財
 褐釉蟹貼付台付鉢 (明治14年頃)                黄釉銹(錆)絵梅樹文(紋)大瓶
眞葛焼変遷 初期-0.jpg 眞葛焼変遷 後期-0.jpg




 初代宮川香山の横浜 眞葛焼の変遷

 宮川香山は、父 長造が運営する京都の焼き物の家に生れ、幼少の頃から骨董が好きで絵画や中国の焼き物等を学び、19歳の時に父と兄が亡くなり家業を継いだ。 で、


明治4年~8年頃の作

 明治4年に横浜の太田村(現在の京急南太田駅近く)に窯を設け、焼き物を初めたが、当初は販売業者の求めに応じ金彩で描く模様の陶磁器を作っていた。

磁製陰陽花瓶 一対
 (アメリカ カリフォルニア州で発見,今回眞葛焼ミュージアムでは見る事が出来なかった。)
眞葛焼変遷 初期-1.jpg



明治9年 ~ 14年頃

 身近な動物や植物を精緻な細工で表現する手法を考案した。 この立体的彫刻的な手法が明治14年頃迄、香山の初期眞葛焼の特徴となる。
 最初に記した様に、1876年(明治9年)フィラデルフィア万国博覧会で好評を博し装飾部門で銅碑を受賞。 これを契機に眞葛焼は人気が高まり、その多くが海外に輸出された。

葡萄鼠細工花瓶
 (立体的で鼠が今にも動き出しそう。 眞葛ミュージアムで 一対を見る事が出来た。)
眞葛焼変遷 初期-2.jpg 眞葛焼変遷 初期-2-1.jpg

花ニ鳥細工楽園花瓶
 (花が細かく立体的に貼り付けられ、私は何故か平成3年スペインで見たリヤドロの焼き物を思い出した。 眞葛焼は1881年頃,リヤドロは1955年創業で、眞葛焼の方がはるかに先輩だった。 本品は眞葛ミュージアムで見る事が出来た。)
眞葛焼変遷 初期-4.jpg 眞葛焼変遷 初期-4-1.jpg

下写真は眞葛ミュージアムで私が撮った写真です。
左は水辺ニ鳥細工花瓶      右写真の内、左は竹ニ蛙大花瓶,一番右は蛙ガ囃子細工花瓶
眞葛焼変遷 初期-6.jpg 眞葛焼変遷 初期-7.jpg



明治15年~20年頃

 二代目香山は後に 「外国人が、彫刻的な濃厚な作風に飽き、日本本来の清楚な物を好む様になってきた」 と語っており、初代香山は彫刻的な作風に達成感を感じて、中国清朝の磁器を研究し新しい釉薬や釉法を研究していました。

左は竜細工花瓶             右は磁質黄地透梅図鉢で、最初の重要文化財の
                        釉銹(錆)絵梅樹文(紋)大瓶につながったのでは?
眞葛焼変遷 中期-1.jpg 眞葛焼変遷 中期-2.jpg


明治20年頃~

 初代香山は、上記の研究の成果として様々な色彩の釉薬を開発し、陶器から磁器中心の製作へとうつり、「釉下彩」と言う技法を用いた作品へと大きな変容を遂げた。
 釉下彩の技法とは、釉薬の下つまり胎土(素焼き等をした陶磁器)に顔料で下絵を描き、その上から透明の釉薬をかけ焼き上げる方法です。
香山はこの技法により、透き通るような透明感のある淡い色の素晴しい作品を多数世に送り出した。

磁製緑釉菖蒲画花瓶          磁製緑釉蓮画花瓶        磁製緑釉飛竜大花瓶   
眞葛焼変遷 後期-1.jpg 眞葛焼変遷 後期-4.jpg 眞葛焼変遷 後期-6.jpg


磁製赤地桜紋小花瓶       青華菖蒲画花瓶
眞葛焼変遷 後期-3.jpg  眞葛焼変遷-1.jpg



 前回のブログでも触れた様に、眞葛窯では代々「野々村仁清(1647年頃)」や「尾形乾山(1699年頃)」の写しを作りその技法や製作の精神をも習得しようとしてきた。 初代宮川香山の父「眞葛長造」は仁清の写しを習得、京焼きの名工と言われていた。
 初代宮川香山もまた国内向けに「仁清・乾山の写し」を生涯製作し続けた。
写しとは、今で言うイミテーションや単に形を真似るのではなく、先人に学ぶとの考えで、その物を製作する過程で製作の技法や精神をも習得し、そこに独自の解釈や魅力をも加えつつ製作する物です。

以下は私が 眞葛ミュージアムで撮った 「仁清の写し」 の写真です。

仁清意双鳥香炉             仁清意布袋香合         仁清写鶏香合
仁清・乾山写し DSCN7955.jpg仁清・乾山写し DSCN7995.jpg仁清・乾山写し DSCN7997.jpg




 初代宮川香山が築いた横浜の 「眞葛焼」 の技術や精神等の伝統は2代目へ、そして3代目に受け継がれました。
 しかし、昭和20年5月29日、太平洋戦争による横浜大空襲の業火で3代目香山とその家族、従業員の命を奪い、眞葛焼きは幕を閉じました。


 今回はずらずらと多くの写真を添付いたしましたが、
 その変化の状況は下記のミュージアムで実物を見る事が出来ます。 

 眞葛ミュージアムのホームページ http://kozan-makuzu.com/
   眞葛焼ミュージアムは土・日曜日のみの開館。
   年末年始は休みがありますので上記ホームページで確認するか電話で確認を要す。
又、12月20・21日には眞葛焼ツアーがあるそうで、その詳細がミュージアム館長のブログに書かれています。
 眞葛ミュージアム館長のブログ   http://kozan.blog.so-net.ne.jp/
   12月20・21日の眞葛焼ツアー募集の詳細が書かれています。

12月13日現在、12月30・21日の「眞葛焼ツアー」は定員に達し申込み受付を終了しています。


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絶対お勧め、 横浜の 「眞葛焼ミュージアム」 [ 旅行 神奈川県]

   
 先日の日曜日、友人を誘って横浜の 「眞葛焼ミュージアム」 に行ってきました。

 「眞葛焼」 と言うのは、京都の陶磁器の焼きもの屋さん出身の 「宮川香山(天保13年(1842)~大正5年(1916))」 が、明治4年 横浜の大田村(現在の横浜市南区庚台(かのえだい))に窯を設け、主に輸出用の陶磁器製作を始めました。 これが横浜の 「眞葛焼」 の始まりです。


 横浜は「焼き物」を作ると言う伝統になく、材料の土や釉薬(ゆうやく)の入手には相当の苦労があった様で、関東一円を歩き伊豆天城の梨本と神奈川の秦野で陶土に適した土を発見。 
 香山の確かな技術で製作された焼き物は、世界各地の博覧会で次々と賞を受ける等好評を博し、各博覧会出品時は価格のいかんにかかわらず売り切れ続出だったそうです。


 又、眞葛焼ミュージアム開設に当っては、アメリカやヨーロッパで好評をはくしたとはいえ、香山の作品は 「輸出用」 だった為国内には資料も作品も少なく、ミュージアムの館長もまた、2010年10月10日の開館までには相当の苦労もあった様です。

 眞葛ミュージアムのホームページ http://kozan-makuzu.com/
   眞葛焼ミュージアムは土・日曜日のみの開館。
   年末年始は休みがありますので上記ホームページで確認するか電話で確認を要す。
 眞葛ミュージアム館長のブログ   http://kozan.blog.so-net.ne.jp/
   12月20・21日の眞葛焼ツアー募集の詳細が書かれています。



 で、私は朝早めに家を出て、横浜駅から横浜ベイクオーター迄歩き、小さなカフェでモーニングサービスを頂き、開発が進み日々変化していく横浜駅の海側を見ながら、

下地図のヨコハマポートサイド ロア参番館の 「眞葛ミュージアム」 を目指しました。





 到着です。 当日はガードマンが立っていましたが、普通の商店の様で見逃してしまいそう。

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 で、 横浜ヒストリックカーディに参加した時に頂いた入館チケットで中に入ると、右側に 「宮川香山の主な作品とその変遷」 を4点の作品と説明板で説明されていました。

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 更に進むと左側には 「仁清・乾山写し」 と言う小物が展示されていた。
この写しと言うのは、眞葛窯に代々引き継がれた 「先人に学ぶ手法」 の1つで、単に野々村仁清(1647年頃)や尾形乾山(1699年頃)の形を真似るのではなく、その精神までをも習得しようとの目的です。

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 そしてメインの展示室に入ると目を見張る 立体的,写実的な大型の作品群が中央に展示されており、圧倒されました。  展示方法も真っ暗な中に作品が輝き浮かぶ様な素晴しい物でした。

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 で、右の壁側には横浜 眞葛焼の比較的初期の物が、そして奥には写実的な作品の最盛期の物が展示されていました。 
壁面の展示には裏面も見える様にと鏡が設置されており、壁際でも裏側が鏡越しに見える様になっていました。  だだ、素人写真では表裏が映ってしまい、結果煩雑に映り上手く撮れませんでした。 素人写真では無理かも。
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 そして更に左の壁面と入口の壁面には、香山の後期作品と言える清楚で透明感のある作品が展示されていました。

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 宮川香山の作品は明治4年頃から15年の ”写実的で彫刻的な技法” による作品と、それ以降の ”清楚で淡白な透明感” のある作品に分れます。
 この前期と後期の作品が全く異なっており、本当に1人の人の作品だろうかと疑いたくなる程の大きな変化です。


 海外に輸出するにあったては、強いインパクトを持って打って出る必要があり、宮川香山の繊細な技を持って大胆に立体的で彫刻的な技法の下写真の様な作品は有効だったのでしょう。


 写実的,彫刻的な1例で、写真の様に鷹は羽毛一枚一枚彫り込まれており、鷹足元には捕まえた雀が、 そして熊の親子も彫り込まれています。
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blogDSCN7977.jpg blogDSCN7978.jpg


 とは言え、私はどちらかと言うと後期の作品群の方が好みで、下写真の花瓶などは 「尾形光琳の橘」 を想像しましたが、本当に清楚で何より写真では充分に伝わらないと思いますが、透明感が素晴しく、この展示ブースを見いってしまいました。

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 で、眞葛ミュージアムを出る時に下写真の素晴しい写真集を入手致しました。
 ミュージアムでは素人の私には上手く写真が撮れませんでしたので、次回は下の写真集から主に 「横浜の眞葛焼変遷」を紹介したいと思います。
( 素人の私が考える変遷ですので公正さを欠き、私好みになってしまうだろうけど。)

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 私としては絶対お勧めのミュージアムです。
 横浜 、いや 神奈川県にお住まいの方は 「地元の名品」 として是非見て頂きたいと思います。




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神奈川県平塚市の七夕 [ 旅行 神奈川県]

 
 7月4日、何十年振りかで平塚の七夕を見に行ってきました。

 小雨の降る中、ともかくすごい人出でした。

 駅を出て、人の流れに沿って歩き、プラザロードに出た所で右折し、湘南スターモールを駅に向かってゆっくりと見学させて頂きました。

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 途中、 ”焼きとうもろこし” を 食べたり、 ”焼きイカ” を食べたり。

 久しぶりに人ごみを味わいました。

 で、夜は平塚に縁のある方々との会食を楽しみました。


 所で、私のジャガー Eタイプのボディの下塗りはこの平塚で行いました。 もう9年も前の事です。
現代の塗装ラインで塗装しましたので、未だボディの錆は全くありません。


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横浜みなとみらいホールのパイプオルガン と ナイトクルーズ [ 旅行 神奈川県]

 
 先日、と言ってもパソコンの故障でブロを書くのが遅れ、先日とは言えない状況になってしまいましたが、5月27日パイプオルガンを聞いてきました。

 横浜のみなとみらいホールの大ホールにはパイプオルガンが設置されており、ほぼ毎月パイプオルガンの 「1ドルコンサート」 を行っています。

 で、今回昔の職場の囲碁好きが集まり、横浜で泊りがけの囲碁大会を行いました。 私も参加しましたが、昼間は時間がありましたのでパイプオルガンのコンサート を聞きに行ってきました。


 コンサートは11時30分開場,演奏は12時10分~12時50分迄。
で、みなとみらいホールの会場前に11時15分位に着きましたが既に数10人並んでおり、わたしも列に加わり、開場直前には長蛇の列。
会場への入場は、入口に箱が置いてあり、会の名前の通り1ドルか100円を入れて入ります。 
(ほとんどが日本人だったので 1ドルを入れた人がいたのかなァ~~~ なんて思ったりして。)


 40分の演奏でしたが、パイプオルガンの迫力ある演奏に圧倒され、あっという間の40分でした。
 「エェー もう終わり」 と何度も時計を見直してしまいました。

 会場のパイプオルガン
blogDSCN6146.jpg 

 開場直後の観客席  写真では客席はまばらな様ですが2020席もの大きなホールで、演奏開始直前には客席の約半分がうまっていました。
音は中央部が良いという話もありますが今回は演奏しているところを見たく、左前2階席としました。
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 尚、演奏中は録音や写真撮影禁止です。
又、6月の 「パイプオルガン 1ドルコンサート」は24日です。
横浜みなとみらいホールのホームページは下記。 ヘッドラインメニューにコンサートカレンダーが入っています。
http://www.yaf.or.jp/mmh/index.php
2015年度 オルガン・1ドルコンサート年間ラインナップは下記ページです。http://www.yaf.or.jp/mmh/recommend/2015/04/2015-1.php


 で、あっという間のコンサートは終わり、囲碁大会会場へと急いで行きました。
そして、囲碁大会に参加。


 その後数時間囲碁を行い、休息を兼ねて数人で囲碁会場を抜け出し、既に予約しておいた 「横浜港のナイトクルーズ」 に行って来ました。
クルーズはディナー90分コースで、午後6時30分に出港。
夕暮れの横浜港を海側から見ながらのワインと食事は本当に楽しいものでした。

明るい内に出港
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船を下りた時には真暗で船はライトアップされていました。
blogDSCN6174.jpg


下記は横浜港クルーズのページ
https://www.yokohama-cruising.jp/


 横浜港で、パイプ゚オルガン、そして港クルーズ、更には囲碁をと忙しくも楽しい時間を満喫した1泊2日間でした!!!



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28年前の職場のOB会 [ 旅行 神奈川県]

 
 12月16日の日曜日に神奈川県湯河原で行われた昔の職場のOB会に参加して来ました。
 この職場は40数年前から約15年もの長い間在籍した職場で、毎年2月にOB会を行っています。


 何時もならこの会の前か後に小旅行をするのですが、今回は前日迄の大雪で日曜の午後になっても自宅から表通り迄の100m弱が30cm弱の積雪。 車が出られず小旅行は中止となってしまいました。

 しかも、OB会は日・月曜の計画だったので当然の事ながら月曜は会社を休むつもりでしたが、14日の金曜日会社に行ってみると、職場仲間が 「新規取引先のお客さんが月曜午後1番でお見えになります。 お相手をお願いします。」 との事。 
 「えェ~ オレ休み!」 と言いながらも、週1・2回の出勤で好き勝手に出勤日を選んでいる私としては ”天罰” と思いながらお客様の対応をする事に!



 と言う事で、今回のOB会は日曜の午後自宅を出て、電車でホテルに直行。

 電車はかなり混んでいて湯河原迄立ち席でしたが、思いがけずと言うか初めて 白みがかったライトブルーから沖に行くにしたがってサファイヤブルーに変化していく相模湾を見る事が出来、思わず 「メキシコのカンクーンがこんなだった!」 っと思いだす程綺麗な海でした。

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 すいません。ピンボケ写真で!
 「だって混雑する電車の中から立って撮ったんだし、旅行らしい写真はこれ1枚だけだもん!」



 で、早めに会場のホテルに到着。
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 懐かしい仲間と1年ぶりの再会。
 車座になってこの1年の近況報告。
 話題の多くは 「健康管理と病気そして趣味」 の話でした。

 そして夕食
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 夕食後は、何時もの様に親しい友人と囲碁を。 前々回までは3人で勝ち抜き戦でしたが、一昨年1人の大先輩が事故で亡くなってしまい、彼を思い出しながらの対局となりました。
1戦目は負けてしまいましたが、何とか2戦目に勝利。 今回は1勝1敗で、来年に持ち越しかな?



 で、翌日は朝一番で朝食を済ませ、帰宅し、午前中に会社への出勤となりました。

 お客様の応対???
 まァ~ まァ~ でしょう。


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鎌倉ミニ散策と昔の職場のOB会 [ 旅行 神奈川県]

 
 先日、鎌倉で行われた はるか昔の職場のOB会に参加した後、長谷寺に寄ってみました。

 長谷寺は奈良時代の創建と言われていますが、正確な時期は解明されていません。
 721年に楠の大木で2体の十一面観音像を作り、一体は奈良の長谷寺の本尊としてまつられ、もう一体は海に流したところ15年後に三浦半島に流れ着き、鎌倉に安置したのが鎌倉の長谷寺と言われているとの事。


山門
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水かけ地蔵
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本堂  中には巨大な観音像(9.18m)が祭られています。
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鐘楼と大きな槇の木
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弁天窟 洞窟内には蚕養童子や船車童子,金財童子等十六童子が彫られており、機会があればもう一度ゆっくり見てみたい所です。
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 で、OB会はと言うと、私が社会人となった最初の職場で、約40年前迄在籍した職場のOB会。
 40年前頃は会社の発展期だった事もあり、参加者全員が最初の職場に定年まで在籍した方はおらず、見事に四方八方に散らばっておりました。

 そんな事もあり、1回目の昨年はほぼ全員がお互いに数十年ぶりの再会で、夜中どころか翌日までと言った方が良い程話しこんでしまいました。
今回は昨年に続いて2回目であり、2人が初参加となったとは言えかなり落ち着いた感がありました。

 又、参加者のほとんどが先輩。 本当に皆さん元気で 「年を取られているので出来る限り近場でゆっくりと」 等と考えていた私が間違っていた様です。


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