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MG ミゼット,ダッシュボードのメンテ (メーターの組み付け) [ MG ミジェット エレクトリカル]

  
 先日ダッシュボードに革を貼りましたので、早速車にダッシュボードを組み付け、メーターやスイッチ類を組み付けて見ました。

 ダッシュボードにはメーターを主体に組み付け始めたのですが、結局メーターを付けたりスイッチやコントロールノブを組み付けたりと手順は定まりませんでした。
で、ほぼ組あがったのが下写真です。

blogDSCN4069.jpg




 まずは、革を貼ったダッシュボードを組付ける為のステェー(黄色矢印)を組付けます。
このステェーは本来は2本(?)だったのだろうが、前オーナーの誰かが強度的に心もとなく思い、中央の2本を追加したのだろうと思います。

blogDSCN3860.jpg


 次に革貼りをしたダッシュボードに大物メーター類を仮セットして、インストに当てて(下写真)組付け具合を確認。 各部ボディとの干渉等どもなく良好だった為、仮セットしたメーターを外しダッシュボードを組付けました。

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 スピードメーター以外のメーターのメンテは、私がメーター前面のクロームメッキリング(ベゼル)を外しガラスやメモリ板を清掃、又、水温計のみお湯を沸かし表示精度を確認しました。
スピードメータのメンテは下記に記すように日本計器サービスさんにお願いしました。



 で、本格的に各メーターを組付けます。

 最初に一番面倒と思われる「メカ式の油圧と水温のコンビメーター」を組付けました。
 水温計は、メーター部分と水温センサー部分が配管で結ばれ一体型(分解できそうにない構造)になっていました。
 グニャグニャに曲がった水温計の配管を壊さない様に丁寧に直しながら水温センサー部分をインスト側から挿入し、シリンダーブロックの最前部の水温センサー取付けネジに締め付けた上で、配管はハーネスクリップで固定していきます。

blogDSCN4166.jpg


 次に、油圧計もメカ式でしたが、油圧の配管は取り外し可能でした。
 下写真左が従来の配管で、長いパイプと短いパイプにホースの3点セットで、写真の様にグニャグニャでした。 で、写真右の物を購入しました。

(イギリスのカタログには長いパイプ用が2種類の長さの物が記載されており、その使い分けの記載がなく、止むを得ず「大は小を兼ねる」式に長い物を購入しました。 で、到着した物を見ると部品番号ラベルに「左ハンドル用」との記載が! という事で約300mm切断し組付けました。)
(確かにメーターの配置からすると左ハンドルはパイプ部分が長く必要で、右ハンドル車用は長さがちょうどいい様に思います。 ちょっと無駄な買い物をした様で悔しい!)

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メーターは下の様に組付きました。 
blogDSCN4033.jpg

 メーター裏の配管写真で、空色矢印が水温計用、黄色矢印が油圧計用で黄緑矢印がコンビメーターの本体です。       写真はピンボケですみません。

blogDSCN4035.jpg



 次にタコメーターです。
 タコメーターは電気式でしたので、下写真左の青矢印の所に旧配線から外した一重ループ用の配線を移設して、ダッシュボードにタコメーターを少し嵌め込み、メーター照明用バルブをセット,更にイグニッションワーニングランプを嵌め込んで、タコメーターを正規位置迄押し込んで裏に固定スティ(黄色矢印)をセットして丸ナットで締付けて完了です。

bloggDSCN4419.jpg bloggDSCN4050.jpg



 次にスピードメーターのメンテと組み付けです。

 1月半ば、そろそろダッシュボードのメンテをし、各センサー等をエンジンに組付けないと思い、まずは時間がかかるであろうスピードメーターを「日本計器サービス」に持ち込みましたが、1週間強で仕上げて頂きました。 (日本計器サービスさんはジャガー Eータイプの時にもお世話になった会社で、親切に対応し、きちんとメンテをしてくれました。)
日本計器サービスのページ;https://www.autocar.jp/specialshop/2012/05/25/112370 

 下左がメンテ前(左)で右がメンテ後ダッシュボードに組み付けた所です。
 何が変わったか分かりますか? 

表面的にはスピード表示がマイルからキロに変わり、表記の最大値で見ると「100」から「160」に変わっています。 又、積算計もキロメーターの数値が出る様にギアー交換をして頂きました。

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 スピードメーターをダッシュボードに組み付ける前に、スピードメーターケーブルをメンテし、組み付けました。
 ケーブルは中芯を引き抜きシンナーとクレのブレークリーンで清掃、中芯のワイヤー切れ・摩耗等を点検。 アウターケーブルもブレークリーンを吹き込み、流れ出る液が綺麗になる迄何度も吹き込み清掃しました。 最後に中芯に綺麗なギアーオイルを塗ってアウターケーブルに組み付けメンテ完了。

 下写真左がメンテ前のケーブルで、右がスピードメーターケーブルをトランスミッションに組み付けた所です。 
blogDSCN3993.jpg bloggDSCN4005.jpg



 で、スピードメーターを組付けて見ましたが、下写真の様に何ともケーブル(黄色矢印)の曲りがきつい。 ミッションの回転により回る中芯はかなり軟らかかったし、従来からこの配置だったし、この程度の曲げには対応できると思いますが何とも心配な配置です。

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 最後に燃料計を組付け、メーター類の組付けは完了です。

blogDSCN4050.jpg



 尚、ダッシュボードを革貼りにし、メーター穴の裏迄革を巻き込み接着すると、各メーターのアースが充分に取れない事も考えられ、下写真の様なアースケーブルを作り、4つのメーターの組み付けスティにセット(上メーターケーブルの写真のピンク矢印)し両端をボディに締め付けました。

blogDSCN4036.jpg



 一部のスイッチやコントロールノブ類はメーターと同時並行しメンテ・組み付けていましたので次回これ等をレポートします。


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