ジャガー Eタイプ,本革内装の縫製作業トライアル [ E-Type 内装]
リアーホイールの縫製作業をしようとしましたが、従来付いていた リアーホイールハウスは、オリジナルとはとても思えず、アメリカのどこかのレストア屋さんが、車を綺麗に見せる為だけに貼り替えた様です。
手持ちの本を見てみましたが、3.8リットル車のホイールハウスの内張りはどう言う作りなのか分かりませんでしたが、4.2リットルは下写真の黒線の所が縫ってあり、私も皮で作るにはここで縫うしかないと判断。
で、ホイールハウスの縫う位置は決まりましたが、いざ自分で縫うとなると、考え込んでしまいました。
今迄に縫ったシルビア(US12)やフェアレディ(SRL311)とは全く違う考え方や仕上げ方法の様です。
考え方としては ”縫製作業の縫い目(糸)を全く表に出さない” 事に徹底しています。
先日作った ハッチバックのヒンジカバーも、多分、縫い目を表に出さないのが正規なのだろう。
作業方法は多分パイピングと言うのだろが、部品の縁や縫合わせ部に紐状の物を取付けています。
と言う事で、まずはパイピングをどう言う風に作るかの試し縫いをしてみました。
今まで車に付いていたパイピングの芯は紙紐もでしたので太いタコ糸 20号(約2mm)を購入し、パイプの表皮は本体と同じ皮で、試し縫いをしてみた結果が下写真です。
試し縫いの裏面
20号ではパイプの径が 約6mm(左下写真の右)と太すぎの様で、パイピングに12号のタコ糸を購入し使用した結果 約5mm(左写真の左)となり ”まァ~いいかな”。写真右は購入したタコ糸。
と言う事で、リアー ホイールハウスは12番のタコ糸を使って縫う事にしました。
又、その他のボディサイドの内張りは縁取りでもあり、20号のタコ糸を使って、太めのパイプとし、強調する様にした方がいいかなとも思います。
だいたいの方向を決めた結果、内張り製作は膨大な工数を背負う事になりました。
何と、下写真の様に4枚重ねで縫う事になってしまったのです。
あァ~~~あ。 従来品の様にホチキスで、いんちきした~~~~~い。
まァ~ 頑張るか!
フェアレディ(SRL311)は、会社から帰って毎晩、毎晩、夜の12時過ぎまで、縫って、縫って、丸一年かけて、全ての内装を本革で縫いあげたんだから。
当時、アパートの向かいの同僚は ”毎日12時過ぎまで何している” のですって。
---今考えてみると ”そう言うおまえは12時過ぎ迄何で起きてるの” だったな。
つづく
しかも なが~~~く。 あァ~~~~~~~~~~あ
手持ちの本を見てみましたが、3.8リットル車のホイールハウスの内張りはどう言う作りなのか分かりませんでしたが、4.2リットルは下写真の黒線の所が縫ってあり、私も皮で作るにはここで縫うしかないと判断。
で、ホイールハウスの縫う位置は決まりましたが、いざ自分で縫うとなると、考え込んでしまいました。
今迄に縫ったシルビア(US12)やフェアレディ(SRL311)とは全く違う考え方や仕上げ方法の様です。
考え方としては ”縫製作業の縫い目(糸)を全く表に出さない” 事に徹底しています。
先日作った ハッチバックのヒンジカバーも、多分、縫い目を表に出さないのが正規なのだろう。
作業方法は多分パイピングと言うのだろが、部品の縁や縫合わせ部に紐状の物を取付けています。
と言う事で、まずはパイピングをどう言う風に作るかの試し縫いをしてみました。
今まで車に付いていたパイピングの芯は紙紐もでしたので太いタコ糸 20号(約2mm)を購入し、パイプの表皮は本体と同じ皮で、試し縫いをしてみた結果が下写真です。
試し縫いの裏面
20号ではパイプの径が 約6mm(左下写真の右)と太すぎの様で、パイピングに12号のタコ糸を購入し使用した結果 約5mm(左写真の左)となり ”まァ~いいかな”。写真右は購入したタコ糸。
と言う事で、リアー ホイールハウスは12番のタコ糸を使って縫う事にしました。
又、その他のボディサイドの内張りは縁取りでもあり、20号のタコ糸を使って、太めのパイプとし、強調する様にした方がいいかなとも思います。
だいたいの方向を決めた結果、内張り製作は膨大な工数を背負う事になりました。
何と、下写真の様に4枚重ねで縫う事になってしまったのです。
あァ~~~あ。 従来品の様にホチキスで、いんちきした~~~~~い。
まァ~ 頑張るか!
フェアレディ(SRL311)は、会社から帰って毎晩、毎晩、夜の12時過ぎまで、縫って、縫って、丸一年かけて、全ての内装を本革で縫いあげたんだから。
当時、アパートの向かいの同僚は ”毎日12時過ぎまで何している” のですって。
---今考えてみると ”そう言うおまえは12時過ぎ迄何で起きてるの” だったな。
つづく
しかも なが~~~く。 あァ~~~~~~~~~~あ
凧糸を使うとは知りませんでした~
by ガンバルおやじ (2009-01-03 19:29)
あけましておめでとうございます
紙縒りとポリは見たことありますがタコ糸もGOODですね
しかし・・・・・・パイピングが大変そうだな~
英国車には多いですよね
by pace (2009-01-03 20:00)
現代の車にはない、手の込んだ作りでしたよね~このころのは
by 暇なフォトグラファー (2009-01-03 21:10)
オリジナルより、より丁寧に。いいじゃないですか。
ゆっくりとやってください。
by R-Month (2009-01-03 22:15)
すごいですねぇ、仕上がりが楽しみです(^^
by kotarobs (2009-01-03 23:14)
明けまして、おめでとうございます!
「取れたボタンも付けないのに、車の裁縫は上手いのね」
なんて、イヤ味を言われていませんか(^^)?
僕も、そのパターンです。
今年もブログの更新を楽しみにしています。
またお付き合いをヨロシクお願いします。
by くっさん。 (2009-01-04 04:01)
おはようございます。
皮を縫うミシンがありますね。
ヨーロッパのレストア専門店では必需品です。
これで綺麗に縫いますね!!
by BPノスタルジックカーショー (2009-01-04 05:33)
ガンバルおやじさん
たこ糸を使うアイデアは私のアイデアです。 簡単に手に入る物を考えていたら思い当っただけで。 しかも太さが色々あるので。
paceさん
従来品は紙でしたので、たこ糸の方がましかなと思い。 糸目を出さないでパイピングをするのはフォーマルなパンツ(イギリス)とジーパン(アメリカ)の違いの様なものだろうと思います。
暇なフォトグラファーさん
表面的には手が込んでいるようでしたが、裏のホチキスにはがっかりしました。
R-Monthさん
勿論、ホチキスよりは丁寧にします。 と言うか厚手の本革ではこれしかない様に思います。
kotarobsさん
頑張ってみます。 うまくいくのかなァ~~~ との不安は一杯ですが!
くっさん
多分、家のはやれば出来るのに何もしない! っとうっぷんがたまっているでしょうね。 それを気付かないふりをして黙々と自分の事をする 悪いやつです。
BPノスタルジックカーショーさん
皮用のミシン承知しています。 しかし、センスのない私には使いきれないとはじめからあきらめています。
皮は一度ミシンで失敗するとミシン穴が表に出て使えなくなるので。
ミシンが使えるとあっという間に完成なんですがね。
by kotobuki1946 (2009-01-04 06:35)
少しづつ完成していくのは、楽しみですね。
新車の時より良くなりそうですね。
by mitu (2009-01-04 11:08)
遅くなりました。
明けましておめでとうございます。
素敵な年になりますように・・・。
今年もよろしくお願いします。
image UCASHI
by 翠川与志木 (2009-01-04 13:28)
mituさん
そうです。新車より良くしたいと思っています。
翠川与志木さん
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
by kotobuki1946 (2009-01-04 21:42)
こんにちは。
なんともち密な作業ですね。
私のような雑な人間には到底不可能、まさにホッチキスでOKて感じです。
by OILMAN (2009-01-04 23:01)
遅ればせながらあけましておめでとうございます!
専門雑誌も及ばないほどのkotobukiさんのレストア記、
今年も楽しみに読ませていただきます!
by rikurie (2009-01-05 00:23)
OILMANさん
決して緻密ではありません。 ただの根気です。
rikurieさん
ありがとうございます。頑張ります。
泣き言が多いのですが!
by kotobuki1946 (2009-01-05 14:49)