ジャガー E タイプをレストアされているお宅を訪問 [ジャガー E-Type]
先日、個人でジャガー E タイプのシリーズⅡをレストアされているお宅を訪問し、奥様手作りの美味しい昼食を頂きながら楽しい時間を過ごしてきました。
この方は随分前に仕事でイギリスに出張された際現地でE タイプを購入され、個人輸入として持ち帰ったそうです。 その後約30年間保管、最近レストアを開始したそうです。
申し訳ございませんが写真は全てピンボケでした。
写真の様に車庫にはレール付きのチェーンブロックを備え、作業部屋もあり、パーソナルレストアラーとは言え本格的にレストアを行っています。
電気関係が専門だった方で、エアコンやクーリングファンのコントローラーをご自分で回路設計し、製作しています。
で、今回大いに参考になったのは、クーリングファンにヨーロッパ車の純正ファンを使用しており、真似させて頂く事にしました。 来年夏前には完成し、夏でも乗れる車にしたいと思っています。
尚、ドライバーを冷やす計画は全く無く我慢に一手です。
第三者は ”早く乗ろう” と言いますが、ゆっくりじっくりレストアを楽しんで下さい。
そして、完成され赤い E タイプと濃い緑の E タイプを並べ、レストア談義に話を咲かせたいと思います。
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ジャガー E タイプ, 久しぶりの試走 [ジャガー E-Type]
昨年秋にオーバーヒート。 その対策が完了し、試走中にダイナモが故障とレストア完了後故障が相次いでいました。
その為、ダイナモからオルタネーターに、スターターもリダクションタイプに交換、更にプラスアースからマイナスアースに変更等を行い、最後の改造としてオルタネーターを保護する為、エギゾーストマニホールドにヒートシールドカバーを製作・組付けて、改造は完了致しました。
ヒートシールドカバーにはステンレス材を使用。 ステンレスは錆び難い他、お風呂や魔法瓶にも使う様に金属の中では熱伝導率が低く、断熱材としては最適。
(とは言ってもエンジンルーム内全体が高温になってしまえば何を使ってもいっしょですが、マニフォールドからの直接的な熱だけでも防げればと言う思いで造りました。)
で、4月15日再度の復活試走となりました。
試走の結果は、
今回改造した所は問題なく、後ずけ電圧計で見る限り 13.8~14.2ボルトと発電は順調です。
何より、電圧が安定した事でメーター表示も安定してきています。
(水温計と燃料計用にボルテージレギュレーター(スタビライザー)が付いており、本来はこのレギュレーターで入力電圧を安定させ、表示が安定するのですが、発電の不安定等から元電圧が不安定すぎてレギュレーターでも安定化しきれなかった様です。)
しかし、水温計の表示は65℃か70℃弱を指して安定しており ”???” と言った所。 多分メーターがくるっているのでしょう。 その内メーター表示のチェックをしなければ!!!
冷却用ファンモーターも水温がちょっと上がると作動し、直ぐに止まり、再度水温が上がると直ぐに作動と順調に作動し、エンジン温度は安定していると思います。
で、ファンの作動は、ラジエーターのロアーパイプに追加した水温センサー(84℃で作動)で動いており、Eタイプ本来のラジエーターのサブタンク上の水温センサー(確か86℃で作動)で作動する迄は水温が上がらない様です。
ラジエーターロアーパイプの水温センサーの記事
http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2011-12-14-1
又、ラジエーターの冷却水も以前は800cc位オーバーフローしていましたが、今は500cc弱になりウオーターポンプの流量増加によってエンジン内部の温度が一応になってきたのではと思います。
と言う事で、何より安心感が増しました。
しかしながら試走が遅れサクラの満開に間に合わず、サクラのじゅうたんになってしまいました。
今迄の経過からまだまだ色々問題が起きるでしょう。
どちら様かがブログに書いておられましたが 「5000km位走る迄は安心出来ない」 と。
私はまだ200km。 悔しいけどこう御期待と言った所!!!
本当は下の写真の様に満開の桜の下で写真を取りたかったのですが一週間遅れました。 何時も応援有難うございます。 ブログランキングです。 引き続き応援をお願いします。
今この車はどこに? ジャガー E タイプ 4.2リットル 確か1965年型 [ジャガー E-Type]
前回の記事の様に、約8年半位前の2003年、定年退職後の余暇にとレストアする車を探しておりました。
その為、アメリカ オハイオ州 確かデイトンでのヨーロッパ車のクラシックカーショーがあり、 ベンツ190SLとジャガー Eタイプとを比較する事が出来、Eタイプをレストアする事にしました。
その時に出会った赤の ジャガー Eタイプ 3.8リットル車の米人オーナーがもう一台レストア前の車を持っており、15,000ドル(当時約170万円位)で譲っても良いとの事。
しかし、あまりにも急な展開。
しかも車の細かな構造も分らず、本当に自分でレストア出来るか自信もなかった。
で、整備要領書を購入し、構造を確認。
なんとか出来そう 「挑戦する価値あり」 と判断し、オハイオ州デイトン郊外の倉庫に車を見に行きました。 暗い倉庫でしたのでよく映っていませんが、その車が下写真です。
購入に付いて、日本の家族の了解を取り付けた物の、5年以上かかる大仕事でもあり、レストア出来なければ費用的にも大きな損失、本当に最後までやりきれるか不安で丸1日迷っていました。
で、翌々日、オハイオ州の方に電話を入れた所、 「昨日、日本人がお見えになり ”日本に帰った時にレストアする” との事で前金を払って行きました」 との事。 この車を購入する事が出来ませんでした。
私が迷っている間の一日違い。 全く同じ考え(帰国後のレストア)で、同じ日本人に購入されてしまいました。 何とも残念な結果でしたが Eタイプをレストアしようと決断させてくれた1台です。
”逃がした魚は大きい” と言いますが、今でも 「この車はどうしているのだろうか?」 「本当にレストアされたのだろうか?」 「朽ち果てていなけれはいいが!」 その後の状況を見てみたい! 等々今でも何とも気がかりな存在です。
で、この車が購入できなかった為に、数ヶ月色々手を尽くし、Eタイプを探し、やっとe-Bayで手に入れたのが今の 3.8リットル 1964年型 です。
早く又元気に走らせたい。
昨日畑に行ったら土の中でつくしの新芽が白く芽吹き始めていました。 もうちょっとで春ですね。 先日横須賀の人にお会いした時、小さな声で「東北のごみ処理反対は横須賀人として恥ずかしい」 と寂しそうに言っていました。 一つひとつコツコツ頑張っていれば、東北の方々にもいつかきっと春がきます。
2011年 ジャガー Eタイプ のレストア 実績 [ジャガー E-Type]
今年もあと数日となり、一昨日でアルバイト先の仕事も終わりました。
随分前に友人に「レストアの計画を立てないとね」と言われた事があります。 仕事では計画と纏めそして次の計画と言う事になりますが、あくまで趣味の世界 「行き当りばったり。 自分を縛る様な計画は考えない」 事にしています。
とは言え、未だ満足に走らない Eタイプ、今年頑張ったのかどうか振返ってみたくなった。
今年1月の車は
こんな状態だった。
ボンネットは全く手つかず。 タイヤも付いておらず、ましてやエンジンオイルや冷却水も入っていません。
内装はと言うと、一見完成したかに見えましたが、
実は電装品等のチェックをした結果、
ワイパーはウインドウの下辺で自動停止せず、フラッシャーランプは点滅せず、インストのメーターの照明ランプも点灯しない等インストを再分解する事に至りました。
しかし、何とかかなりの部分の難題をクリアーし、2月には初めてエンジンをかける事が出来、5月にはボンネットを取付ける事が出来ました。
その後も内・外装部品を組付けたり、上手くいかなかった部分の修正を行い、何とか8月に車検整備に出し、9月に車検を取る事が出来ました。
車検取得後は、試走やお披露目パーティを行う中で、エンジン温度の不安定等不具合が続出。 ハンドルのガタやフラッシャーランプのオートリターン等幾つかの不具合を克服してきました。
で、何とか走れるかと思い、八王子のクラシックカーパレードに参加。 先日書きました様にオーバーヒートで路上停車という醜態をさらしてしまいました。
で、エンジンのオーバーヒート対策を行い、先日の試走では解決した様ですがもう少し様子を見る必要があります。 (エンジン温度不安定の最大要因はオイルポンプの流量不足だった様です。)
所が、試走中に今度はダイナモ(直流発電機)が故障し、今はイギリスにオルタネーター(交流発電機)に交換し、プラスアースからマイナスアースに変更するキットを手配中です。
未だ満足に走らない ジャガー Eタイプ 1964年型、今年もふて寝をしたまま年を越すそうです。
今年1月の状況からすると ”頑張った” 様に思いながらも、やっぱり走らない状況にはじりじりして、何ともやり切れません。
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1964年からの友達と 1964年型 ジャガー Eタイプの試乗会 [ジャガー E-Type]
一昨日の2011年10月29日、私が田舎から出て来て働き始めた1964年、横須賀の寮で知り合った友人3人と、レストアの完了した1964年型 Eタイプの試乗会を行いました。
Eタイプを購入する時には働き始めた年を気にした訳ではありませんが、eBayのオークションで落札出来た車がたまたま働き始めた年と一致した迄の事。
この試乗会は9月半ばに行う予定でしたが、車検が遅れ今月末になってしまった為、寮仲間との定例の飲み会の前座として一昨日に行いました。
友人達が一通り車を確認した後、交代で試乗会。
そして、たまたま向いの家の娘さんがお子さんを連れて実家に帰ってきましたので、娘さんとお子さんにも乗って頂きました。
向いの家の奥さんは前々から 「完成したら乗せてくださいね」 と言っておりましたが、完成を目前にした今年亡くなってしまい、その代わりと言うわけではありませんが、奥さんのお孫さん達を乗せる約束をしていました。
で、試乗会は記念撮影をして終了。-----何時も記念撮影とは おじさんですねェ~
所で、パソコンの修理は完了。
1週間以上かかるかもと言われていましたが、10月27日に宅配で出荷、30日には完了し戻ってきてしまいました。 DELLは早い。
ジャガー E タイプをお披露目 [ジャガー E-Type]
先日10月15日、我が家にジャガー好き、それもEタイプを持ちの方々が集まり、私のEタイプを初お披露目をすると共にワイワイガヤガヤのジャガー論議になりました。
お出でになられた方々は、
”みんから”で「パパンダ」さんのペンネームでブログを書かれておられる方、東京北西部で私の車と同じ年式1964年型Eタイプを乗られている方、東京南部でEタイプをレストア中の方、それに前々からお付き合いのあったジャガーマークⅡを乗られている方々です。
パパンダさんのブログは下記
http://minkara.carview.co.jp/userid/952383/blog/
以前から私の車を見たいとの話があり、パパンダさんがVISA更新の為一時帰国しているのにあわせ最近知り合いになった方々で、皆さん初対面です。
とはいえ、5人中4人がフェアレディ SR311を乗っていたり製造に携わったりと共通点が多く、地元の高座豚の焼肉を食べながらワイワイガヤガヤ あたかも10年来の友達の様に盛り上がり楽しい一日でした。
で、何時もながらの記念撮影で会は終了となりました。
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皆さん車の調子や故障に関しての見抜く力がすごく私は圧倒されました。
皆さんに追いつきたいとは思いますが、年を考えたら無理かなァ~?
私のブログは500回目、ジャガー E タイプも試走する迄になりました。 [ジャガー E-Type]
おかげさまで、ブログは500回目を迎え、又、ジャガー E タイプもレストアを完了、試走記を書ける迄になりました。
これも読者の皆さまが 「今度の再生部品は?」 等と読み続けて下さったおかげで、上手くいかない時も諦めず続ける事が出来ました。 有難うございます。
で、9月18日早朝、近所迷惑もかえりみず、約20kmの試走をして来ました。
総合的な感想は 「非常に個性の強い車で、私は運転するより見て楽しむ」 方がいいかも。
足車の様に気楽に乗れる様になる迄には相当乗りこなす必要がありそうです。
試走した結果、書きたい事は山ほどありますが、
まずは運転席に座ってみると各計器は見やすいし、スイッチやレバー類も無理なく手が届き、操作上の問題は全く無く、非常に良い。
チョークを引き、イグニッションキーをオンにし、スターターボタンを押す。
一発始動。 少し暖まっているとスターターボタンを押した瞬間に始動と言ってもいい。
エンジンが少し暖まった所で、ローギアーに入れ、少し吹かしながらゆっくりクラッチをミートさせる。
ここで早くも運転しにくい。
まだ未熟者故ローギアーが何処か見分けにくい。 と同時に何と言ってもアクセルペダルの床が一段高く、ブレーキペダルの真下にかかとを置き、足を右にねじるようにしてアクセルペダルを踏む。
(この足をねじるようにしてのアクセル踏みは慣れるだろうか? レースの様な運転にはいいのかも。)
ゆっくり動き出した所で セカンドギアーに。
また問題、ギアー鳴りがする。 アーァ! これは当分の間、問題だ。
(以前乗っていたフェアレディ(SRL311)のセカンドのギアー鳴りと全く同じ。 フェアレディはレースをしている米人に乗ってもらった所全く音がせず、問題なしとの事。 彼曰く 「もう少しクラッチのつなぎ方を練習する様に」 だそうです。 Eタイプも練習が必要かも)
サードギアー,トップギアーへとシフトアップしていくが、慣れていないせいもあり、シフトレバーの位置を探しながらの操作になってしまう。 しかもシフトレバーが重い。
更にアクセルペダルも重い。
SRL311を乗っておられ、最近 Eタイプを購入した方もアクセルペダルが重いと言っておられた。
慣れる迄、当分の間ぎくしゃくした運転になりそうだ。
(アクセルの戻りはいいので、アクセルのリターンスプリングを特製で軽くする事も考えようかなァ~。)
エンジンの馬力は申し分ない。 47年前の車でも今のスポーツタイプ車を上回る馬力かも。
何とか順調に走るが、直進や緩やかなカーブでは直進性に難がありそう。
ギアーシフトに気を取られているせいか、なんとなくふらつく様な気がする。
車検時のホイールアライメントでは問題なかったが、例の締付けと割りピン不具合のあった会社のデーター。 あてにはならない。 近い内、もう一度測定してみよう。
で、当面の最大の問題は、エンジンの水温がイマイチ安定しない。
しかも走行後ラジエーターのサブタンクから多量の冷却水がオーバーフローし、床に漏れてしまう。
まずはリザーバータンクを追加しよう。 これにより、ラジエーターの水面高さを一定(満杯)にたもつ事が出来、冷却ファンを回す為の水温センサー(スイッチ)が安定すだろう。
(現在の車はリザーバータンクがあり、エンジンが暖まりオーバーフローした冷却水はリザーバータンクに入り、エンジンが冷えてラジエーター内が負圧になるとリザーバータンクの冷却水を吸い上げラジエーターに戻るようになっている。)
そんな、こんなで、何とか予定のコース 約20kmを走り切りました。
で、帰宅後ボンネットを開けようとすると、フードロックが触れない程熱くなっておりました。
多くの方も言われているいますが、ともかくエンジンルームが高温になる車の様です。
色々と問題もあり、パーフェクトどころかベターにも程遠く、まだまだ改善点はいっぱいでした。
(素人が最初からパーフェクトに出来てしまったら、面白くない。 挑戦する価値半減です。 まだまだ当分の間、定年後の余暇は忙しそうだ。)
とは言え、水温コントロールさえ上手くいけば多少安心して走れるのかも?
「いやいや、そう思っているのはkotobukiだけ!!! まだまだ色々な事が起きますョ~~ダ!」
何時も応援有難うございます。 おかげさまでレストアをする楽しみと、それをブログでレポート出来る喜びの2人三脚でゴール(?)出来ました。 これからも改善点やドライブのレポートをしますので、引き続き応援をお願い致します。
ジャガー E タイプ, 初めての給油 [ジャガー E-Type]
レストアを完了したジャガー Eタイプ、フロントサスペンションの割りピン問題も修理を完了し、 昨日9月11日、初めて給油致しました。
くしくも、昨日はアメリカに在住中に遭遇したアメリカの同時多発テロから10年目の日に当たり、多分また忘れられない一日になりそうです。
アメリカの同時多発テロの記事 http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2008-09-11
初めて目的を持って Eタイプに乗る為、車の少ない早朝に出かける事にしましたが、それでも本当に緊張しました。 30年来の友人が働くガソリンスタンドに到着した時は足がガクガクしておりました。
で、早くも不具合が発生しました。
60リットル以上入るガソリンタンクに、40リットルしか入れなかったのにフユ―エルゲージは満タンを表示しています。 ゲージの表示不良は当分の間様子を見て、不都合がある様だったら修理するか新しいゲージを購入するか考えようと思います。
他に、エンジン後部についているオイルギャラリーからのオイルの滲みがありました。
ここ結構きちんとしたつもりだったのですが。 早速近々修理です。
約6kmのドライブ、何とか無事に走る事が出来ました。
Eタイプを乗っておられる方は ”すごく運転しやすい” と言いますが、どうしてどうして アクセルペダルはブレーキペダルに近すぎ、ギアーの位置はあまりはっきりせず、初乗りに取っては大変苦労する車でした。
何時も応援有難うございます。
ショールームのジャガー E タイプ [ジャガー E-Type]
先日、ジャガー E タイプの車検を取りましたが、その前に、整備工場に車庫証明を持参した所ショールームに 見た事のあるE タイプが置いてありました。
あれ、誰の? 私の?
そう、私の車でした。
まだ完成したばかりですので、程々綺麗でさまになっています。
(7年もかけたんで、当分の間自画自賛させてください!!!!!)
車を確認してみると、キャブの一部に錆が出ておりましたので、外でしっかりと台風に当て耐候テストをされておられた様です。
で、私が行くと連絡した事で、ショールームに入れた様です。
何時も応援有難うございます。 どうせショールームに入れるのなら最初から入れればキャブも錆なかったろうに。
ジャガー E タイプにナンバープレートが付きました。 [ジャガー E-Type]
ジャガー E タイプ 1964年型 3.8L クーペ
車検完了, ナンバーが付きました。
私のナンバーは相模ナンバーですが、今回の車検は横浜の車検場で検査を受け、書類を相模の車検場に持って行きナンバーを頂いてきたそうです。
レストア全工程を記録に残したかった事と、合格するか心配だった事もあり、私も横浜の車検場に行ってみました。
検査中の私の車
ほぼ検査を終了し、検査ラインから出てきました。
で、結果はヘッドライトの向きの不良と明るさ不足でした。
向きは直ぐに修正し、明るさはアクセルを吹かして電圧を上げ、何とか再検査で合格にしました。
(ヘッドライト取付け時、オリジナルのシールドビームにするかH4のハロゲンランプに変えるか迷ったのですが、イギリスからの他の購入部品の品質が悪く ”ランプを買ってもまた不良品では?” と思い従来付いていた物をそのまま付けました。 やっぱり変えておけばよかった。)
と言う事で、我が家に到着した時は下写真の様にヘッドライトのリムが付いていません。
で、更にホイールアライメントの調整跡を確認したと所、サスペンションのナットの割りピンがきちんと曲がっていません。 中には曲げていない物も! こんな状態では走れません。
アーア また修正作業の為に、走行は延期です。
エアークリーナーを外し、泥除けも外しての作業、結構時間がかかるんです。
だから整備工場はホイールアライメント調整時、泥除けを外さずおお着な作業をした。 結果狭い所に手が入らず割りピンを曲げられなかった。
で、私の顔は、 →→→
割りピンの件、イギリスの部品不良よりひどい。 不良を承知の上だから。 残念です。
ジャガー E タイプ, 見た事ない機械式ダルマジャッキ ご存知ですか? [ジャガー E-Type]
ジャガー E タイプ 1964年型 3.8L クーペの
レストアが完了しました。
車検に出している間、する事がない。
で、物置の屋根の上に置いてあった E タイプの部品を整理していた所、中から写真の様なジャッキが出てきました。
レストアの為に車を分解し始めた時の記憶では ”油圧のダルマジャッキ” と先入観で覚えていたので 「捨てるか」 と包んであったぼろを外した所、なんと機械式のダルマジャッキ。
しかも、何処にもメーカー名等の刻印がない。
私の車は 3.8リットルの後期の車ですので多分 パンタグラフの様なジャッキではなかったか?
E タイプのカタログを見ると 「S1 3.8 (early bottle jake)」 とあった。
しかし、Eタイプは前に超重量物のエンジンが載っており、このエンジンを支えるには下写真の様に2段目のネジがきゃしゃに思える。
2段式のネジになっており、最長は約290mmの高さになります。
で、横浜でジャガーの修理をされている方に伺った所、ジャガーの物ではないとの事。
とは言え何代ものオーナーを経て来た旧車はジャッキ等のツールが無くなっている事が多く、E タイプ用には使わず、このままお蔵入りにしておこうと思っています。
(蔵等ありもしないのに ”お蔵入り” っておかしいよ! ---等とは言わないでくださいね。)
もし、このジャッキご存知の方がおられたら、又、欲しい方がおられたらお譲りしますのでコメントをお願いします。 (このジャッキ、正規の車に載せられると良いなァー 等と思っています。)
ちなみに私が以前レストアしたSRL311にはきちんとした純正のジャッキが付いておりました。
何でもありのアメリカで使われていた車としては奇跡かも!
(ジャッキの色は私が勝手にシルバーにしてしまいました。)
何時も御支援有難うございます。
ジャガー E タイプ,車検に出しました。 [ジャガー E-Type]
ジャガー E タイプ 1964年型 3.8L クーペの
レストアは完了しました。
レストアが完了すれば、次の仕事はただ一つ。
車検を取る事。
で、8月18日 東京世田谷の並行輸入等の整備をされている工場に車検を依頼致しました。
この工場は以前アメリカから帰国した時に、アメリカから持ち帰ったSRL311の車検を取って頂いた所で、今回のジャガーも持ち帰り荷物として輸入通関をし港から私の家に運んで頂いた工場です。
ブログのコメントを読ませて頂くと、又、友・知人達は 「個人車検」 と思われていた方が多い様ですが、私は第三者の目で見る事も大事と思っています。
以前、と言ってももう7年前ですが、非常にきちんと日程通りに作業をして頂きましたが、今回はかなり遅れ気味で、あと1・2週間かかりそうです。
車検に必要な作業は、
私が車庫証明を取り、工場が整備をし、並行輸入の為に必要な車両の書類審査を受け、それがパスするとやっと実際の車検場で車検を行います。
車の整備は、私としてはきちんとしたつもりですが独りよがりと言う事も考えられるし、ホイールアライメントは未調整の為、念の為、車全般の細かな点検とホイールアライメント調整を依頼致しました。
で、ジャガー E タイプは行ってしまいました。
もう10日を超えています。
早く作業をしてほしい。
車検完了が待ち遠しいなァ~
ジャガー E タイプ, 大事なプレートを取り付けました。 [ジャガー E-Type]
ジャガー Eタイプのエンジンルーム 右側に車体ナンバーやエンジンナンバー等を刻印した大事なプレートです。
私の車は殆どの部品を新品同様に仕上げていますので、このプレートが唯一車の歴史を示す物として残そうと思い、従来のプレートをシンナーで洗っただけで取り付けました。
(ジャガーでは、こんなプレートも新品を販売していますが!)
刻印されている項目は、
カーナンバー(日本で言う車体番号)
エンジン番号
ミッション番号
ボディ番号
各部オイルのメーカー毎の品番
エンジンのバルブクリアランス
です。
刻印されている内容からすると明らかに ”マニア向け” の様です。
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ジャガー E タイプ, ガソリンを買いました。 はたして自動車か? それとも4輪人力車か? [ジャガー E-Type]
ジャガー E タイプのレストアを初めてほぼ7年になります。
で、やっとエンジンを回せる状態になりました。
エンジンを回すには たった3つの要素をクリアーすればいい。
空気を吸い込んで、適切な量のガソリンを供給し、適切なタイミングで点火すればいい。
と言う事で、ガソリンを買ってきて、ガソリンタンクに入れ、
ライト等の電気系統のチェックは済んでいるので、なんのためらいもなくバッテリーを結び、
セルモーターを回す。
クゥー クゥー クゥー
全く爆発する気配がない。
何度やっても同じ。 で、配線をチェックしたが問題は見つからず。
更にフラッシュライトを持ちだし、No.6シリンダーのハイテンションコードにセットし、フラッシュライトの点滅を見る。 (ジャガーのNo.6は1番前のシリンダーで日本車のNo.1に相当)
やっぱり 点滅(点火)していない。
で、再度ディスビ回りを点検。
っと、キャブレターの下から液体が ポタリ ポタリ。
キャブは以前から考えていた ”完全なオーバーホール” を目指し、茅ヶ崎市の 「テクニカルトート神奈川」に持ち込み。 ここは以前SRL311のソレックス部品を購入した所であり、私の家に時々来ているジャガーマークⅡの方もここでキャブのオーバーホールをして頂きエンジンは快調との事。
で、応対してくれた 「テクニカルトート神奈川」 の方は佐野二郎さん。
佐野さんは以前旧車の雑誌 「オールドタイマー」 の 「キャブレターのメンテナンス」 や 「キャブレターのレストレーション」 というタイトルで長く連載されていた方です。
テクニカルトート神奈川のホームページ http://technicaltohto.jp/
と言う事で、キャブはプロ中のプロに任せ、私は苦手な電気だけを考える事に!
配線やらディスビ,イグニッションコイル、はてはボルテージレギュレーター等をチェックし、早1週間!
何の進展もなく、ジャガーマークⅡの方に、配線やディスビ等を見せてくれるよう連絡を取りました。
どうなる事やら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???
いまだ、重くて引く事の出来ない人力車の様です!!!
その内、絶対に 絶対に良いレポートが出来る様にしますよ!!!!!
何時も応援有難うございます。 魔女さん、Eタイプのエンジンがかかる様に魔法をかけてくれませんか?
ジャガー Eタイプの レストア ヒストリー [ジャガー E-Type]
私のブログも400回になりました。
3日坊主の私が、3回の100倍以上も長続きしているのは夢のよう。
奇跡としか言いようがありません。
ここ迄続けてこれたのは、読者のみなさんの御支援があったからと感謝しております。
で、私のブログのメインテーマ 「ジャガー Eタイプのレストア」 をふり返り、特集する事にしました。
2004年1月1日に アメリカの e-Bay でテキサス ヒューストン近郊の車を落札。
”毎週買い物等で近距離ドライブ” との事でしたが、車を引き取り点検してみると真っ赤なウソでした。
写真は車引き取りの時の物です。
2004年8月 アメリカでレストアしたフェアレディ(SRL311)と共に日本の自宅に収まりました。
2004年3月に帰国し、車庫の改造を行い、その後にアメリカから2台を発送して頂きました。
2004年8月 レストアの為に分解開始。
写真は2004年後半の物で、既にボンネットやエンジン等を下してあります。
2006年4月分解を完了し、板金塗装屋さんにボディのレストアを委託。
写真は2006年10月ボディのレストア中の物。 ボディの下塗りは現在の新車用ラインでカチオン塗装をしました。 クラシックカーのレストアで新車用のラインを使っての塗装は日本では3台のみかも?
2007年4月 1年かけてボディのレストア完了。 自宅に戻ってきました。
2006年12月 エンジンのレストアを開始(写真左)。 シリンダーヘッドを下している所。
2007年7月エンジン本体のレストアをほぼ完了(写真右)。
勿論、シリンダーのボーリングやピストン・メタル・バルブ関係等多くの部品を新品に変えました。
2008年5月 ボディにエンジンを搭載
2007年後半から2008年前半にかけてミッション本体やフロントサスペンション等のレストアを行い、ほぼ完了し、エンジン搭載となりました。
2009年9月 ラヂエーターを除き、ほぼエンジンルームのレストアは終わりました。
と言ってもまだまだ細かな部分の作業が一杯残っていますが!
2009年1月 内装の皮貼りを開始 皮は、アメリカでベンツのミニバン用 牛7頭分を購入。
内装は全て実車から型紙をを作り、手縫い縫製しました。 ミシンは一切使っていません。
2009年10月 ボディサイド部分の内装がほぼ完成に近ずきました。
2009年3月頃よりシートメンテに着手 左写真はメンテの為、分解中
右写真は縫製の為の型紙(ビニールシート)製作中の物です。
今年(2010年)の3月にシート2脚分完成しました。
今年(2010年)の4月 インストパットを取付け、インスト周りをほぼ完成
インストもパット以外全て皮貼りです。
で、今は5月に下したリアーサスペンションを主体にレストア中です。
既に丸6年強。 ながァ~いレストア作業を行っています。
別な言い方ではデレで、のろまなレストア作業、こんなのろまではレストアで飯は食えません。
ざっと計算した所、1万時間をゆうに超えています。 更にもう1年位レストアは続くでしょう。
アメリカの友人に言わせると
”車のレストアは永遠に終わらない作業” だそうです。
だとすれば、死ぬまで忙しく、老けている暇などないわ!!!
所でもう1つ。
400回目を迎え、私がブログを始めたきっかけや原点を振り返ってみたい。
ちょっと早めに定年退職し余暇の活用にと 「クラシックカーのレストア」 をしている事をブログで公表し、定年後について考えるきっかけになればとの思いで、2006年10月にブログを始めました。
約6年前、8年間住んでいたアメリカから帰国し、多くの友達と久しぶりの再会をしましたが、中には思いのほか老けこんでしまった方もおられました。
ちょうどその頃、団塊世代が定年退職を迎え、「定年退職後の余暇の活用」 が社会の課題になっており、私の行っている 「車のレストアをブログで公開したら1つの選択技になるかも」 と考えました。
とは言え、車の修理屋さんでもない私が 「ジャガー Eタイプ」 を触るのは初めて。
内容は間違っていないかな?
口先だけの知ったかぶりになっているかも! 等々 不安や心配で一杯です。
しかし、そこは 「世界一のずうずうしさ」 で乗り切ろうとも思っています。
400回もつまらないブログにお付き合い願い、本当にありがとうございます。 Eタイプの完成と500回特集を目指し頑張ります。 カメさんをクリックし、引き続きの応援をお願い致します。