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栃木県宇都宮市の大谷地区を観光 その2

 少し前にJRの「大人の休日倶楽部」の雑誌に宇都宮市の大谷地区について取り上げられており、「ちょっと遠いよなァ~」と思っていましたが、先日見学に行って来ました。

 見学は、まず、「カトリック松が峰教会」を見学し、「宇都宮聖ヨハネ教会」横を通り、「株式会社 屛風岩」の前を通って「大谷寺」に行き、その後「大谷石資料館」を回ってきました。
 で、前回のブログで「カトリック松が峰教会」と「宇都宮聖ヨハネ教会」をレポートしましたので、今回は「株式会社 屛風岩」と「大谷寺」をレポートします。


「株式会社 屛風岩」は大谷寺に行く途中にありますが、一般の民間会社ですので中に入っての見学は出来ず、道路からのエントランスで大谷石造りの重厚な蔵を拝見させて頂きました。

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 株式会社 屛風岩さんから5分弱で大谷寺に着きます。 門前には駐車場もありました。

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 大谷寺はウイキペディアによると、
大谷寺は宇都宮市大谷の天台宗の寺院で、山号は天開山、院号は千手院。 本尊は千手観音で、坂東三十三箇所第19番札所。 国の特別史跡及び重要文化財に指定されている「大谷磨崖仏(おおやまがいぶつ)」の所有者となっている。
 その大谷摩崖仏は、宇都宮市大谷の磨崖に彫られた仏である。千手観音像、伝釈迦三尊像、伝薬師三尊像、伝阿弥陀三尊像の4組10体の石心塑像が4区に分かれて彫出されています。 

 大谷寺さんのホームページ ; http://www.ooyaji.jp/

 大谷寺の内部は撮影禁止ですので 千手観音像や伝釈迦三尊像等は上記大谷寺のホームページを参照願います。

大谷観音堂
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弁天堂のある庭園
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 又、大谷寺には宝物館もあり、宝物館には「大谷摩崖仏の防災工事中に観音堂の地下150cmから発掘された11,000年前の人骨」等貴重なものがも展示されています。


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栃木県宇都宮市の大谷地区を観光 その1 [ 旅行 関東(除く東京・神奈川)]

 少し前にJRの「大人の休日倶楽部」の雑誌に宇都宮市の大谷地区について取り上げられていました。

 最近の塀等はコンクリートブロックが殆どで、大谷石の需要は少なくなり、石切り場跡はコンサートが行われたりと観光地化している事は承知していました。 が、改めて雑誌に取り上げられた事で「ちょっと遠いよなァ~」と思うネガティブより、今回見て見たいと言う好奇心が上回った様です。


 で、見学の前日昼過ぎに車で出発し、宇都宮駅近くに宿泊。

 翌日、まず「カトリック松が峰教会」を見学し、「宇都宮聖ヨハネ教会」横を通り、「株式会社 屛風岩」の前を通って「大谷寺」に行き、その後「大谷石資料館」を見学してきました。


「カトリック松が峰教会」

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 「カトリック松が峰教会」は、現存する日本一大きな大谷石の建物で、
 明治21年 パリ外国宣教会のカジャック神父によって宇都宮市の川向町に建てられ、「宇都宮天主公教会」として創立され、明治28年には現在の松が峰に移りました。
 聖堂は、上智大学1号館を設計したスイス人の建築家マックス・ヒンデルにって設計され、昭和7年11月20日竣工。 近代ロマネスク様式を基調にした日本では数少ない双塔を持った教会建築であり、外壁は宇都宮特産の大谷石を大部分に使っています。

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 2階にある聖堂の内外壁の大谷石は、旧帝国ホテルに用いられた大谷石と同じ大谷の採石場から切り出されたものに、石工職人によりさまざまな意匠が施されています。
又、バロック様式のパイプオルガンの音色も美しく響きます。

 国の登録有形文化財にも指定されており、教会内部や敷地内の見学も可能です。
「カトリック松が峰教会」のホームページ ; http://www2.ucatv.ne.jp/~matumine.sea/

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 次いで「宇都宮聖ヨハネ教会」の見学は時間の都合上近くを車で通るだけとなりました。

「宇都宮聖ヨハネ教会」はイギリス聖公会の教会で、
1891年、T・S・チング司祭によって宣教が開始され、1911年「宇都宮聖ヨハネ教会」として認可された。 大谷石造りの荘厳な現礼拝堂は、1933年聖別されたものです。 国の登録有形文化財に指定され、コンサートが催される事もあるそうです。

「宇都宮聖ヨハネ教会」のホームページ
    ; http://nskk-kitakanto.org/facilities/utsunomiya-christ.html

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 次回のブログ記事は「株式会社 屛風岩」と「大谷寺」です。


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静岡県 函南町の「かんなみ仏の里美術館」 [ 旅行 東海]

 
 先日函南町の「かんなみ仏(ほとけ)の里美術館」を見に行ってきました。

 私にとっては函南町はなじみのない町でしたが、東海道五十三次の箱根峠、そして五十三次で静岡県やそれ以西に行くたびには必ず通る丹那トンネル,新丹那トンネルのある町と思ったら急に近親感がわき、興味を持ち観光地などを調べる様になり、今回「仏の里美術館」を見学しに行って来ました。


 函南町の桑原地区の人達は、平安時代の「薬師如来像」や鎌倉時代の「阿弥陀如来三尊像」等二十四体の仏像郡を守ってきました。
 これら仏像郡の散逸を防ぎ後世に残していく施設として、明治30年代後半に桑原の有志によって長願寺の裏山に「桑原薬師堂」を建て安置してきました。
 平成20年3月、桑原地区はこれらの仏像郡を函南町に寄付し、函南町の財産として保存すると共に多くの人々が鑑賞できる様にと「かんなみ仏の里美術館」を設置,展示公開しました。


 西伊豆方面に行く途中でしたので、箱根新道(国道1号線)で箱根峠に出て、そのまま1号線で三島方面に下り、中山城址脇そして三島スカイウオーク前を通り、笹原新田の交差点で1号線から左に曲がり、ナビの指示通りに細い道をくねくねと曲がりながら15分程走行し、「かんなみ仏の里美術館」に到着です。
「かんなみ仏の里美術館」はピラミッド型の屋根を持つ2棟からなっており、一棟は24体の仏像の展示室、他棟は資料の展示室になっていました。

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建物の裏の駐車場に車を止め、駐車場脇の玄関から入館。
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館内は全て撮影禁止との事でした。

 と言う事で、私の撮った仏像などの館内写真は1つもありません。
 又、「かんなみ仏の里美術館」のホームページによると「無断で複写・複製・転用・引用・改ざん・配布・販売・リンク等に利用する事を固く禁じます」との事。
 ホームページのアドレス ; http://www.kannami-museum.jp/


 それではブログでの紹介は無理と思い、入館時に受付の方に「パンフレットの写真」の利用を確認した所、個人での利用は可との事で、帰宅後スキャンしたのが下の写真です。


 下パンフレットの右の写真は「薬師如来坐像」(本体像高110cm)で平安時代中期(11世紀前半)と推測されています。 ふくよかで端正な顔が針葉樹の木目と相まって素晴らしい像でした。
 又、左の写真は「十二神将立像」、当初は鎌倉時代初期に作られましたが、時代と共に壊れたり痛んだりして作り直されたりで時代の異なる像で構成されているとの事。
 勇ましく見ごたえのある十二体です。
                  写真をクリックすると大きく表示されます。
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 下パンフレットの右上小さめの写真が「阿弥陀三尊像」です。
近畿地方には運慶や快慶等で知られる「慶派」の仏師の作が多数存在しますが、鎌倉幕府が成立し、力強い慶派の仏像が関東地方の武士にも好まれました。 ここの「阿弥陀三尊像」は「慶派」の實慶の作です。
 パンフレットでは小さな写真ですが、非常に素晴らしい「阿弥陀三尊像」ですので、ぜひ上のホームページの写真で詳細を確認して頂ければと思います。
                  写真をクリックすると大きく表示されます。
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 仏の里美術館を見学の後、「桑原薬師堂」(下写真の黄色矢印)を見学してきました。
「桑原薬師堂」は仏の里美術館前の3差路を桑村小学校方向に2・300m歩き左に曲がり、長源寺前を通り急坂を上るとお堂に出ます。

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 このお堂は明治時代から長きにわたり、仏の里美術館の仏像を安置されていたお堂で、各仏像が以前安置されていた場所に写真が貼ってありました。

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 帰り道では素晴らしい富士山も見る事が出来ました。
 (ここ一週間の連日の雨とは大違いだった!!!)
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 小さい美術館ですが、素晴らしい仏像郡ですし、何より桑原地区の住民が約8・900年もの長い間守ってきた仏像郡です。 是非見に行かれたらと思います。



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