アルバイト先の面白い仕事, カメラで Eタイプの部品を再製する その2 [クラシックカーの部品を再製する]
私のアルバイトは週一日。
週一日で何が出来る???!!!
そう。 会社で起きている事を知る事で精一杯。 まるで給料泥棒!!!
その上、会社の有能な人を使って個人的な趣味の部品を作っている。
おお様な会社だと思う。 ありがたいとも思う!!!
そんな会社は左記 http://www.daiei-press.co.jp/index.html
そして、その会社のリバースエンジニアリングは
http://www.daiei-press.co.jp/html/page03_4.html
前々回の記事で、下写真の様に ジャガー Eタイプのリアークオーターウインドーのオープナーの部品を2眼レンズで撮影し、電子図面化しました。
前々回の記事 http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2010-03-16-1
で、一週間ぶりに会社へ行ってみると下写真の様に部品再製の加工が始まっていた。
部品の加工方法や手順には色々あるが、
今回は糸鋸で木の板を切りぬく様に、プレス型用の材料からワイヤーカットマシンで部品の側面形状(下写真 B)を切りぬく。
前々回の記事で作った部品図をもとに、下写真の様な図面に落とし込んで、
(昔から見ている紙の図面の平面図・正面図・側面図に近くなりました。)
この図面の側面図(B)から下右写真の様なワイヤーカットマシーン用のデーターに置き換える。
この時、下右写真の様に加工中の部品を固定する為の余肉(部品固定代)を追加する。
で、最初に使った機械は下写真の様なワイヤーカットマシーン。
この機械は下右写真の様に0.25mmの真鍮のワイヤーを使い、ワイヤーから材料に放電し、放電による熱で加工物を溶かして切っていく。
放電加工やワイヤカットの詳細は下記を参照願います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E9%9B%BB%E5%8A%A0%E5%B7%A5
加工用データーを入れたコンピューターでワイヤーカットマシンを動かすと、40mm厚の鉄から下写真の様に部品の側面形状が綺麗にぬけた。
まさに木の板から糸鋸で切りぬく様に!!!
ワイヤーカットの時間は1個3時間 2個で6時間。
従来品は非鉄系の鋳造品。 強度は鉄系の材料にした事で2倍位になったと思う。
次の加工は、3次元切削加工機でヒンジピンまわりを削り込むのだろうか?
それとも もう一度ワイヤーカットマシーンで、図面のC (正面図)の様に切り落とす事も出来る。
加工を担当しているMさんは機械の空き時間を探すのに苦労している。
幸い、この不況下でもアルバイト先は忙しい。
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