顎下腺癌のその後 と キジバトの巣立ち [癌 君 との いくさ]
早い物で、昨年5月に唾液腺に出来た顎下腺癌を切除してもうすぐ1年になります。
父は胃がんで亡くなっており、今回の癌の他に内臓などの癌の心配もあり、先日1年経過後の精密診断をして頂きました。
検査は、血液検査やCT画像診断の他に核医学検査なる物を実施しました。
核医学検査は初めてで、造影剤となる放射性部質を注射し病室で安静な状態で待機、放射性部質が体に回るのを待ちます。 運動すると放射性部質が筋肉に集まり検査出来ないとの事。
約一時間後、CT撮影を行い、更にCTの機械に乗ったまま約15分、核医学検査の撮影をします。
一回目の撮影の後、更に病室で小一時間待機、再度CTの機械で15分位の撮影をし、検査は完了。
この検査、私はどう言う状態が良く、どう言う状態が悪いのか全く分かりません。
核医学検査については下記を参照願います。
http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/hoshasen/kensa/kakuigaku/satsuei.html
結果は、癌が転移している可能性はなく、お腹から上は全く問題ありませんとの事でした。
所で、歯医者に行った所 「手術を受けた病院で抜歯していいか確認して来て下さい!」との事。
で、病院では放射線科の先生が 「下顎に放射線を当てたので、骨の再製力が落ちており抜歯は良くない」 との事。
ねばりにねばって、抜歯の許可は得ましたが、「それ以上の骨に影響する治療は抜歯後の骨の回復状況を見てから判断する」 と言う事となりました。
放射線科の先生曰く、
「下顎は骨への血流が悪いく、放射線を当てると骨の回復力が低下する」 との事。
ア~~~アッ こんな所に後遺症が出るとはゆめユメ思わなかった!!!!!
で、病院で手術後一年の検査結果を聞き 「癌の結果は良かったとは言え、骨の問題があり、あまり晴々とは行かず」 帰りは友人のラーメン店で食事。
家に帰ってみると、
車庫の梁に! えェ~~~
キジバトの巣を見てみると空です。
早くも巣立ちだったんです。
で、数分後には向かいの家の梅の木に飛んで行き、
親から餌を貰っていました。
3月10日孵化し、3月26日には巣立ちでした。
野生だからかもしれませんが、早い。 たった2週間でこんなに大きくなり、しかも飛ぶんです。
それに比べ、なんと私の仕事の遅い事か。 この2週間で何が出来たんだろう???!!!
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ジャガー Eタイプ,コンビネーションランプスイッチとメーター取付け [ E-Type インスト・コンソール]
ジャガー Eタイプ、久しぶりの車内の作業です。
今回は、コンビネーションランプ スイッチ (ステアリングコラムに付いているフラッシャーランプのスイッチ) の取付けとスピードメーター&タコメーターの取付けです。
以前、一度スピードメーター&タコメーターを取り付けて見ましたが、配線の結線上コンビネーションランプ スイッチとメーターを同時並行的に取り付けるのがいいと判断。
イギリスの部品販売会社の担当の推薦するコンビネーションランプ スイッチを購入。
所がイギリスの担当の推薦するスイッチは3.8リットル車本来の物で、私の3.8リットル車は最後期の為取り付かず、4.2リットル車用を購入。 今回の作業となった。
(やはり、3.8リットル最後期の私の車には4.2リットル用部品が先行採用されていた。)
で、今回のコンビネーションランプ スイッチとメーターの取付け完了写真です。
最初に購入したコンビネーションランプ スイッチは写真の様にフラッシャーランプのレバーの位置が約5mm異なっており、スイッチのケースに入らない。
で、上写真をイギリスに送り、イギリスの担当が部品メーカーに問い合わせ調査の結果、4.2リットル車用である事が判明。 今回、再購入し、取付け作業となった。
まずは取付け前の状況です。 ともかく嫌になる程の電線の数です。
電線に付いている白い荷札は配線の結線先を表示してあります。
詳細は左のブログ参照願います。 http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2007-09-29
下写真がコンビネーションランプ スイッチの配線を結線し、ステアリングコラムに4個のビスで取り付けた所。
フラッシャーランプのスイッチレバーは、走行中コーナーを曲がり終わりハンドルを戻すと自動的に中立の位置に戻り、フラッシャーランプが消灯する。
それはこのスイッチの中に自動的に戻す為の ”キャンセルピン” が付いている為で、今回の組立てではこのキャンセルピンの作動に気を使った。
で、半割りのケースをはめて、コンビネーションスイッチは完了。
スピードメーター&タコメーターはボディに4ヵ所締付け、配線やスピードメーターケーブル等を取り付けて完了。
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アルバイト先の面白い仕事, カメラで Eタイプの部品を再製する その2 [クラシックカーの部品を再製する]
私のアルバイトは週一日。
週一日で何が出来る???!!!
そう。 会社で起きている事を知る事で精一杯。 まるで給料泥棒!!!
その上、会社の有能な人を使って個人的な趣味の部品を作っている。
おお様な会社だと思う。 ありがたいとも思う!!!
そんな会社は左記 http://www.daiei-press.co.jp/index.html
そして、その会社のリバースエンジニアリングは
http://www.daiei-press.co.jp/html/page03_4.html
前々回の記事で、下写真の様に ジャガー Eタイプのリアークオーターウインドーのオープナーの部品を2眼レンズで撮影し、電子図面化しました。
前々回の記事 http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2010-03-16-1
で、一週間ぶりに会社へ行ってみると下写真の様に部品再製の加工が始まっていた。
部品の加工方法や手順には色々あるが、
今回は糸鋸で木の板を切りぬく様に、プレス型用の材料からワイヤーカットマシンで部品の側面形状(下写真 B)を切りぬく。
前々回の記事で作った部品図をもとに、下写真の様な図面に落とし込んで、
(昔から見ている紙の図面の平面図・正面図・側面図に近くなりました。)
この図面の側面図(B)から下右写真の様なワイヤーカットマシーン用のデーターに置き換える。
この時、下右写真の様に加工中の部品を固定する為の余肉(部品固定代)を追加する。
で、最初に使った機械は下写真の様なワイヤーカットマシーン。
この機械は下右写真の様に0.25mmの真鍮のワイヤーを使い、ワイヤーから材料に放電し、放電による熱で加工物を溶かして切っていく。
放電加工やワイヤカットの詳細は下記を参照願います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E9%9B%BB%E5%8A%A0%E5%B7%A5
加工用データーを入れたコンピューターでワイヤーカットマシンを動かすと、40mm厚の鉄から下写真の様に部品の側面形状が綺麗にぬけた。
まさに木の板から糸鋸で切りぬく様に!!!
ワイヤーカットの時間は1個3時間 2個で6時間。
従来品は非鉄系の鋳造品。 強度は鉄系の材料にした事で2倍位になったと思う。
次の加工は、3次元切削加工機でヒンジピンまわりを削り込むのだろうか?
それとも もう一度ワイヤーカットマシーンで、図面のC (正面図)の様に切り落とす事も出来る。
加工を担当しているMさんは機械の空き時間を探すのに苦労している。
幸い、この不況下でもアルバイト先は忙しい。
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車庫への侵入者 キジバトの巣のその後 [野鳥・野生動物]
2月末、車庫にキジバトが巣を作ってしまいました。
毎日、朝と夕方オスとメスが交替し、24時間体制で巣を温めていました。
その後、驚かしてはと、巣の中を見る事はしませんでした。
もし、卵がかえったら、ヒナが ピーピー鳴いてうるさく、糞も多量に落ちるだろうと覚悟していました。
しかし、いっこうに泣き声も糞もありません。
で、きのう、一匹が巣に飛んで来て、一晩中巣を温めていたもう一匹と2匹で巣を離れ飛んで行ってしまいました。
”ついに卵が生まれず、子育てを諦めたか” っと思いまししたが、念の為巣を覗くと、
いました!!! 黒いヒナが。 しかももう親毛も生え始めています。
全く鳴かず、糞もきちんと処理し、ヒナがいる事をさとらせない。 これが野生で身を守る手段なのだろう。
なんと、居候の子供のくせに羽を広げ、口をパチパチならしながら威嚇してきます。
ピンボケは許して下さい。
その後、親が来て餌をやっていました。
実は10日程前に車庫の入り口に卵の殻が落ちていて、何処を探しても卵の中身が見当たりません。
全く、泣き声も糞も落ちていないので卵がかえったとは思えず、ただただ ”???” でした。
この時、卵がかえっていたんですね。
プロパティで撮影日を見ると 3月10日 私の誕生日だァ~~~。
居候の子供のくせに威嚇する性格の悪さ、真っ黒で決して可愛いとは言えない容姿の悪さ 全く私と同じだ!!!
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アルバイト先の面白い仕事, カメラで Eタイプの部品を再製 その1 [クラシックカーの部品を再製する]
クラシックカーのレストア(再生)をしていると部品の購入が出来ず、行き詰ってしまい、結局レストアを諦める方も多いのではないかと思います。
1960年代の車は魅力的な車が多いが、国産車はほとんどの会社で部品供給していません。
T社等は十数年のちょっと古い車ですら部品供給せず、兵糧攻めにし代替えをそくしています。
古い趣のある車は社会から消してしまうのはさみしいし、味気ない。
”若者の車離れ” と言われていますがこの味気なさも1つの重要な要因かも!!!
日産のハコスカ200GTRやフェアレディ(SR311・Z30等)は、多くの部品が購入できる様ですが。
幸い、私のジャガー E タイプはほとんどの部品が手に入り、部品の購入が出来ず頭を抱えてしまう事はありませんでした。 (部品品質の悪さには頭を抱えてしまう事が多いのですが!)
購入できない部品を探して約一年、今回やっと探し当てたのが下写真のリアーウインドーのオープナーです。 この部品はなぜか頻繁に設計変更されており、私の車に合うオープナーの構成部品は購入できませんでしたので、これを再製トライアルする事にしました。
再製を行うのは右記の会社です。 http://www.daiei-press.co.jp/index.html
リアーウインドー オープナーは写真の様に車に付きます。
下右写真の様に現在の部品はクラック(割れ)が入っています。
今回ウエーザーストリップ等を交換するとより多くの力がかかると思われ、再製に当たっては出来る限り外観を変えず、設計的に弱そうな部分を強化しようと思っています。
で、例の2眼レンズのカメラで3次元撮影をします。
私の部品はメッキされており、光が反射し正しく撮影できませんので、白い造影剤(艶消し塗料の様な物)を塗ふし、撮影台に乗せます。
撮影台の上の多くの白い点は測定の基準となる物で、任意に最低3個以上設定します。
色々な角度から撮影(測定)した画像からコンピューターが自動的に基準点を探し出し、基準点を重ね合わせ、一方向からでは影になり見えない部分も他の方向からの画像で補い、どの方向から見ても現品と同じに見える画像に組立てていく基準です。
で、撮影開始。 撮影中はどの様にカメラに写っているかをコンピューターで確認できます。
今回は19回撮影し、コンピューターが画像合成しました。
この部品ですと19回も撮影する必要はなかったのですが、たいした時間がかかるわけでもなく。
下が撮影し終わった画像です。
今回の部品は撮影台上で見て、上面と下面は対象で、下面側の画像のアレ(ノイズ)は無視します。
この画像が0.03~0.05mmの誤差で測定出来ているとは思えませんが、これが出来ているんですねェ~~~!!!!!
ここ迄の測定(撮影)で、機械のウォームアップも含めて約30分です。
もし、電子図面(CADデーター)があれば、この画像と電子図面のデーターをドッキングさ、実際の部品が図面の標準値からどれ位ずれているか測定できます。
CADデーターとのドッキングは http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2010-01-18 を参照方。
今回の部品は図面がないので、撮影したデーターから図面を作成していきます。 と同時に下の例の様に弱い部分の補強や形状変更も可能です。
で、出来あがったヒンジ先端の図面です。
(この部品の亀裂の最大原因は強度不足かも? しかし、亀裂の起点となったヒンジピン取付け部の付け根の形状が鋭角だった為、鋭角部に荷重が集中し亀裂が発生したと思う。 ちょうど木をしならせてナイフで切り込みを入れると簡単に割れるのと同じ様にヒンジピンの付け根に力が集中した。
従って、下写真の様に荷重が集中しない様付け根部に丸み(R)を付け、荷重の分散をはかります。)
次いで車のボディへの取付けフランジの形状出しをして、補強の為板厚を1mm増やし、更に取付け穴を付けて完成。 実は車への締め付けでフランジが歪んでおり、ヒンジピン側との整合性を付けるのにちょっと苦労しました。
で、最後に異常に歪んだ面や図面上で不整合な面が無いか等を確認する為、画面を鏡面加工状態にしてみます。 もし曲率が異常だったりすると縞模様が歪んで見えます。
以上で、部品の測定と図面化は完了です。 図面らしい数値のない単なる絵なのに!!!
この部品曲面が多いので、従来の紙の図面にすると数値がぎっしり書かれた物になるでしょう。
この後は、この図面から切削加工の為の電子図面を製作していきます。
ここ迄で3時間程度。 何時も撮影・測定をしているアルバイト先のYさんが実施してくれました。
部品やツール・プレス型等の再製の問い合わせは下記
http://www.daiei-press.co.jp/html/page03_4.html
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ジャガー E タイプ, 2個目のフロントシートメンテ [ EーType シート(いす)]
久しぶりの E タイプの記事になります。
2月21日に最初のシートの完成記事を書きましたが、それから3週間。
やっとの事2個目が完成しました。
シートに座っているのは将来のオーナーだそうです。 11月に生まれた初孫です。
いい年をした爺さんが3週間もかけてシート1つをやっと縫う様な事でいいのかなァ~~~???
で、前回上手くいかなかった上部のシワは縫う位置を下写真の様に少し狭くしてみましたが、効果はありませんでした。
又、黄色い矢印の部分のシワも材料取りの段階からL字型の角度を変えてみましたが、下写真の様にむしろシワが深くなった様です。 販売されているEタイプの中にはシワを避ける為、シワの部分付近で縫製されている車もある様です。
尚、前回間違えてシートクッションの前から来る皮とシートバックの皮の合わせ目(黄緑の矢印部)は正規の状態で組んで見ました。 やはり正規の状態の方が綺麗に仕上がる様です。
と言う事で、全体的には1個目のシートと同じ様な出来具合となってしまいました。
やっぱり私の実力はこんなもんでしょう。
ただ、このシートの理想とする姿やプロの目から見ると問題点は多いのでしょうが、全体としては Eタイプの基本通りの縫い方で、程々上手くいったと思っています。
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春だァ!!! とは行きませんねェ~ [庭と家庭菜園]
ここの所雨続きで、東海道五十三次の4回目は延期したし、先週の金曜日からは風邪をひき3日間ほど寝込んでしまいました。
この為、近所で写真展をされていたkjislandさんの 「カンボジアの1年生」 を見に行く事が出来ず、せっかくのチャンス残念です。 目の前のカレンダーには開催地名が書き込んであるのに!
明日からは又雨との事、今日はちょっと無理をして家庭菜園にジャガイモを植えてきました。
約3週間前に耕して種イモを植えるだけにしておきましたので、35cm間隔に小さな穴を掘り 「男爵イモ」を40個程植えてきました。
何時も大ざっぱで適当な私、もう10個程植えたかったのですが、種イモの数が足りません。 近々追加植えですね。
昨年はジャガイモも里芋も植えたのですが、途中で病気療養となり写真の様に7月には草ぼうぼう。
ほとんど収穫できませんでした。
今年は何とか復活、大豊作といきたいが、この天候不順では豊作どころか
春すら来るのかなァ~~~~~
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私の聖域(車庫)に侵入者 [野鳥・野生動物]
最近やけにキジバトが近くまで来るなァ~?!
その内、車庫の中にとまる事も。
と思っていたらそれもそのはず、車庫の屋根裏に巣を作っていました。
ドバトが巣を作るなら分るが、別名山鳩ともいわれる野生のキジバトが私の領域に入り込むとは思ってもいなかった。
ここ数ヶ月、E-タイプ のシート等の縫製に熱中し、ほとんど家の中での作業だった為人もあまり来ないし、屋根もあるし、ハトにとっては格好の巣作りの場所に見えたのだろう。
毎日ここでレストア作業をするので落ち着いて雛を育てる事は出来ないだろうと思い、又、他に巣を作るなら早い方がいいと一度は追い払ったが、すぐに戻って来てしまった。
と言う事で、ハトはハトで勝手に雛を育てればいい。
私は私で勝手にハトの巣の下で、レストア作業をする。
自然の成り行きに任せよう。
もし、雛が生まれたら糞害が起こるだろうが、その位は我慢しよう。
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