ジャガー Eタイプ, 右側のドリップ内側、上部フィニッシャーモールのメンテと組付け [ E-Type 内装]
つい先日、ジャガーのレストアや整備をされておられる方が見えられ、色々教えていただきました。
例えば、下写真のアームレストは年式が違うとかステアリングギアーのマウントボルトが違う等々。
多くの部位でオリジナルと違う所がありましたし、細かく見ればまだまだありそうです。
初めてのジャガーですし、標準が分らない中での作業ですので仕方ないかなと思いますが、教えて頂いた内容は折を見ながら可能な限り修整したいと思っています。
と言う事で今回は、前回に続き右側窓周りのフィニッシャーのメンテナンスと組付けです。
下写真が今回の完成状態です。
表皮の皮に若干しわがありますが、私の年齢によるしわより小さく我慢しないと!!!
で、メンテナンスはと言うと、
下がメンテ前部品の裏側の写真ですが、ともかく錆がひどかった。 多分、窓の所の部品の為、雨漏れでウレタンに水がたまり、じわじわと強烈な錆が進行したのだろう。
これだけ長い部品ですと、いつもの様にサンドブラストで錆取りをと言うわけにもいかず、以前書きました様に平和バイオテクニカさんの薬品で錆を落とし、塗料の密着性を良くする為にサンドブラストの届く範囲だけブラストしました。
平和バイオテクニカさんの薬品で錆を取った時の記事
http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2009-09-22
http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2009-09-25
で、カチオン塗装をして、ボディへの取付け調整をして、ウレタンを貼り、皮を貼って、メッキモールを付けて何とか部品のメンテは完了。
今回は塗装後や皮貼りの写真が全く無く、左側の取付け調整中の写真でお茶を濁します。
尚、左側はインスト関係をメンテしてからの取付けの方がいい様で、当分の間延期です。
で、一足飛びに車への組付け結果です。
前側
後ろ側
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ジャガー Eタイプ ドリップ内側のフィニッシャーモールのメンテと組付け [ E-Type 内装]
ジャガー Eタイプのレストアを初めて丸5年を超えました。 ブログもレストアの記事を書き始めて丸3年、Eタイプのレストアだけでも167回目となります。 これだけ書いても車の完成度は約5~6割位かと思います。
本当に車の部品は多いもんですね。 腕まくりをしてガンバラなくっちゃ。
それにしても寒い!
今回はリアーウインドーの下に付くフィニッシャーモールのメンテと組付けです。
下写真が車への組付け完了写真です。
メンテナンス前の部品は一見綺麗
表皮を剥がし、ベースプレートを見ると全面塗料は劣化し、ウレタンは錆で浮き簡単に剥がれます。
全ての部品を分解した結果です。 意外とウレタンはしっかりしており再使用可能。
と言う事で、左右共にベースプレートの錆をサンドブラストで取りカチオン塗装。 ウレタンは弱アルカリ洗剤で洗い錆や汚れを落とし、
ベースプレートにウレタンを貼りなおし、皮の表皮を貼り、メッキのモールを付けて完成です。
作業前に心配事した点は、モールの先端が曲がっており、しわ無く皮を貼れるか? でしたが、曲がり部分もしわは少なく、予想に反し上手く出来ました。
もう一つは、皮で厚みが増した部分に上手くメッキのモールが入るか? でしたが、タガネのかどを丸くしてメッキモールの差し込み部分を丁寧にハンマーでたたき広げる事が出来、なんとかクリアー。
(オリジナルのビニール製表皮は0.5mm、皮は1.2mmで、鉄板の表裏に皮を貼るので2倍の厚み差になり、約1.4mmも厚みが増える。)
で、組付けた結果が最初の写真の様です。
先端のカバーも下写真の様に程々よく付いたと思う。 ドアーの件から判断基準が甘くなっている?
ボディサイド フィニッシャーの記事 http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2009-05-15
新 旧
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ジャガー Eタイプ, フロントウインドーアッパーフィニッシャーのメンテと組付け [ E-Type 内装]
国の予算の事業仕分が始まりました。
この様子を見ていて、サラリーマンの現役当時を思い出しました。
私のいた会社では、今回の国の事業仕分と同じ様に毎年度予算案を作り、上司のヒヤリングを受け予算が決定、次年度の大仕事が始まる。
このヒヤリングで必要性を上手く説明できるかどうかで大きな設備が買えるかどうか決まる。 担当者にとっては一年間あるいはそれ以上時間をかけて検討してきた結果が問われる一瞬でもある。 緊張すると同時に夢が現実となる瞬間でもありました。
今回は、役人の保身や積年のルーズな税金管理が積もり積もってあきれる様な物が表面化している。
と同時に必要と思われるものが切られてしまう物もある。 本当に必要なら来年度も挑戦すればいいし、何年かけてでも挑戦するかどうかで本気度が見えてくる。
色々な意見はあるでしょうが公開の場で論議し、我々にも見える形になる第一歩だと思う。
で、今回はフロントウインドの上部のフィニッシャーのメンテナンス及び車への組付けを行いました。
下写真が完成写真ですが、なかなか上手くいきませんねェ~。
車両分解前の状況は下写真の様に表皮は布で、シミが出ています。
裏面は下写真の様で、塗料は劣化し、少しの錆も出ていました。
古い表皮を剥がし、ベースプレートはサンドブラストで塗料と錆を落とし、カチオン塗装を実施。
続いて、ウレタンシートと皮の表皮を貼りましたが、これがなかなか上手くいきません。
両サイドのコーナー部分にしわが発生しました。 素人の私ではこれが限界の様です。
(と言って、自己弁護,上手くいかない事を正当化しようするこそくな私でした。)
で、なんとか ”完成にした” フィニッシャーを車に組付けました。
フィニッシャーの固定は両端のサンバイザーのブラケットとルームミラーのブラケットです。
下写真が組付け前のボディの状態です。
下写真および最初の写真が組み付け完了写真です。
サンバイザーのブラケットを付けた事で、いくらかしわが目立たなくなりました。
左コーナー 右コーナー
中央
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ジャガー Eタイプ 右ドアートリムの製作と組付け [ E-Type 内装]
今日は唾液腺に出来た癌の切除・放射線治療後のCTによる画像診断の結果が出ました。
全く異常はなく、良好との事。
と言う事で、寒いどんよりとした日ではありましたが、体の方は晴れて治療完了となりました。
読者の皆さん、ご支援有難うございます。 今後ともよろしくお願いいたします。
で、今回は先日の左ドアーに続き、右ドアートリムの製作と組付けです。
こちらの方はうすら寒い、どんよりとした重い気分での作業となっています。
製作方法と組付け方法は前々回の左ドアーと基本的には同じですが、左ドアーでは省略した部分や忘れた部分を紹介します。
左ドアーの記事は右記 http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2009-10-31
まずは左ドアーでは組付けを忘れたルームランプスイッチのフィニッシャーから。
ドアーを開けた時のルームランプのスイッチのフィニッシャーを下写真の様に組付けました。
このフィニッシャーは4.2リットル車からの採用部品ですが、私の車は3.8リットル車の最後の方の車の為か組付けられていました。
又、左ドアーでは書きませんでしたが、左右のドアー共にアームレストの取付けネジが摩耗しネジが締まらなくなっていました。
ボディのメンテ時、ナットの穴を溶接で穴埋めし、ネジ切りをお願いしていましたが未作業でした。
従って今回、タッピングスクリュー以外では初めてボディに6mmのメートルねじを切り、使う事に。
ボディ屋さんの作業忘れで何とも悔しい事態に! 大げさでなく今迄に ”色々なインチねじをバケツ一杯ぐらい購入し” 全てメッキをし直し最適と思われる使い方をして来ました。 残念でなりません!
右ドアーのアッパーフィニッシャーとロアーフィニッシャーの製作、又、ドアーサッシへのガラスはめ込みについては左ドアーと全く同じです。
左ドアーの製作は左記を参照。 http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2009-10-27
続いて、ドアーサッシを組付け、アッパーとロアーのフィニッシャーを組付けました。
アームレストは、メートルねじのボルトに下写真の様にマイナスの溝を付けて組付けです。
(本当はドアーハンドルも組付けるのですが、ドアーに関しては塗装前にやるべき作業の多くが未作業で、気力がわかず・・・・・。 その内気が向いたら・・・・。)
今回はここ迄。
又、ドアーサッシのメッキ前のポリッシュが悪くデコボコです。
と言う事で、ドアーサッシのメッキのし直しやサッシの曲がり取り,ドアーの立て付け調整等についてボディ屋さんに差し戻しです。
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特記
迷惑コメントが入る様になってしまいましたので、当分の間コメント欄は廃止致します。
ジャガー Eタイプ ヒーターユニットの組付け [ EーType 電装]
今回はエンジンルームにヒーターを取付けました。
多分、多くの方は 「ヒーターはダッシュボードの下にある」 と思っておられるかと思います。
ところがどっこい、この車はエンジンルームにドカッと腰を据えているんです。
下写真の様に。
メンテナンスは五年半前に、コアーを外し清掃したり、パッキン類を変えたりと完了しています。
サンドブラストで錆を取り ”あばた” になっているヒーターを友人が見て 「みっともないから磨いてから塗装を」 と言うのを振り切って塗装し、メンテ完了に。 彼には ”えくぼ” に見えなかったらしい。
今だったら錆で荒れた表面をサンダーで磨いてから塗装するのでしょうが!
車が動く様になったら ”kotobukiは気に食わずメンテするな!” と思いつつ取付け作業です。
ヒーターユニットを、
ダッシュボードのエンジンルーム側に4本のボルトで取付け、温水のゴムホースを取り付けて、
前側のブラケットを取付け、ハーネスを結線して完了。 ユニットがメンテされていると簡単に完了です。
横から見るとこんな感じです。
今と5年前ではずいぶんと ”メンテナンスの姿勢が変わったんだなァ~” と思う。
今は ”こうすれば綺麗になる” と言う事があったら試し、効果がありそうなら実行する。
リタイア生活で、時間が取れるから試す事が出来るのでしょう。
追記
迷惑コメントが入る様になってしまいました。
大変申し訳ございませんが、当分の間コメント欄は廃止致します。
沖縄からの最後の贈り物 ペンギン食堂のラー油 と100%天然のパイナップルの缶詰 [沖縄からの便り]
少し前に、来年のOB会について連絡を取り合っていたら、沖縄の友人が先月末で神奈川に帰るとの事(もう過去形か)。 彼はリタイヤ後の6年間を沖縄で暮らしておりました。
「体力充分の内に暖かい最高の自然の中で過ごし、充分に動けるうちに生れ故郷に戻る。」
なんて贅沢すぎるリタイヤ生活なんだろう!!!!!
そんな彼から、最後の沖縄情報として貴重な物を送って頂きました。
1つは、下写真の様に石垣島のペンギン食堂の ラー油 です。
ワシタショップで販売しており、供給が追い付かず、2ヶ月に一回しか販売出来ない店等。 銀座ワシタでは早朝6時頃から並んで買う人もいるとか。
ワシタ ショップの通販には ペンギン食堂のラー油は載っていませんでした。
ワシタショップのホームページ http://www.washita.co.jp/index.html
で、こんなページも見つけてしまいました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1219114267
こんなページも http://o.tabelog.com/otrdtlrvw/234/
ペンギン食堂のラー油を確実に買う方法を探している人迄いる様です。
このラー油、興味津津ですが、長持ちする。 少し寝かせた方が良いと思い当分食器棚に塩ずけ。
もう1つはパイナップルの缶詰です。
この缶詰は沖縄のパイナップルを夏取りし、砂糖等での味付けを全くしていない物です。
「放射線の副作用で味が分らないかも」 と何時でも食べられる様に缶詰にしたそうです。
しかし、もう回復している私、食べてしまいました。
勿論、美味しかった。 とても自然の味とは思えないほど甘い物でした。
実は沖縄にいた友人は沖縄が好きで、私のブログを通じて沖縄を紹介し、是非読者の皆さんに沖縄に関心を持ってもらいたかったのです。
そのメッセンジャーの役目を充分に果たせたとは思えませんが、気が向きましたら、カテゴリー の 「沖縄からの便り」 を見て頂けると幸いです。
http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/archive/c15383909-1
で、忘れていました。 前回ドアーサッシの不具合を不満たらたらで書きましたが、彼は自動車のボディパネルの品質管理の専門家でした。
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