MG ミゼット, フロントブレーキパイプの製作 [ MG ミジェット シャシー]
MG ミゼットのエンジンを降ろしている間にと、エンジンルームを通るブレーキパイプを製作する事にしました。
MGのブレーキパイプは、パイプを必要な長さで切り、両端末にフレアーナットを組付けてフレアー加工して仕上げ、短い物は直管のまま長い物は丸めてあります。 又、パイプには番号を付けて使用する場所を一覧表にされています。(ジャガーE-タイプの時も同じでした。)
まずは一番長く大変なフロントのフォーウエイコネクター からリアーアクスル迄のブレーキパイプ(上写真の4番)を曲げていきます。
曲げ加工はまず、曲げ位置を決めて下写真のパイプベンダーで曲げ、車に合わせて見て曲げた位置がズレていれば手で伸ばしたり追加曲げをしたりして修正していきます。
で、勘の悪い私はまる1日かかってやっとフォーウエイコネクターからリアーアクスル迄を完成しました。
このパイプは長いので少し曲げたくらいでは車に当てて合いを見る事は出来ず、又、"一挙に全て曲げてしまう"様な事も出来ず、フォーウエイコネクター付近は針金でモデル(下写真の空色矢印)を作ってモデルに合わせて車に当てられる所まで曲げて、車に当てて修正していきました。
曲げを完了したフォーウエイコネクター付近(黄色矢印)
フロアー下部分(黄色矢印)
実は一度程々出来上がって車に組付けて見たら長さが微妙に足らなくなっており、このフロアー中央部分を直角に曲げていた物を写真の様な斜め曲げに変えながら修正を繰り返し、やっと写真の形で長さを合せる事が出来ました。
下はリアーアクスル近く
次に製作したのがフロント右のブレーキパイプで、最も短いパイプです。
出来上がったパイプをフォーウエイコネクターとフロント右ブレーキのコネクターに組付けて見ました。
下写真が従来パイプと今回製作のパイプです。
その次の製作はフォーウエイコネクターからフロントブレーキ左のコネクターまでです。
従来品のこのパイプは、フレームの一番前のクロスメンバーの前側にクリップで固定されていましたが、イギリスのカタログや新規購入のパイプの長さ等から「一番前のクロスメンバーの上を通る」と推定し曲げ加工に入りました。
下写真が出来上がったパイプの全景です。
尚、従来のパイプはステアリングギアーが障害になり車から外す事が出来ませんでした。
最後は、マスターシリンダーからフォーウエイコネクターまでのパイプを製作しました。
尚、従来パイプは下の様に組付いており、新パイプもほぼ従来と同じ状態となりました。
今回でブレーキパイプは完了しましたが、再度従来のパイプに戻し、エンジンルームの塗装をした後正規に新しいパイプを組付けたいと思います。
ヤッパリ残るはクラッチのパイプです。
上写真の様な正規仕様のループの付いた長~いパイプにして、エンジンの振動を吸収するタイプにするのかなァ~~~???。
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