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アルバイト先の面白い仕事,カメラでEタイプの部品を製作 その3 [クラシックカーの部品を再製する]

  
 私のアルバイトは週一日。
 一週間ぶりに会社に行ってみると、プレス金型の設計・製作を担当している方が 「今日、加工をしましょうか」 との事。 私の出勤日に合わせて、部品を加工する機械と体を開けておいてくれました。

 私のジャガー Eタイプは46年前に製造した車で、ほとんどの部品はイギリスから入手できますが、これだけ古いと中には製造していない部品もあり、アルバイト先で再製してもらえる事はありがたい。

 再製して頂いている会社は http://www.daiei-press.co.jp/index.html


 で、今回取り組んでいる再製部品はリアーサイドウインドーのオープナーの一部で、機械加工を完了した結果が下写真です。 部品の形状は完成し、今後は表面を磨き、クロームメッキをします。
写真の様に角に丸みがついていませんが、これはメッキ前の磨きで角がダレてしまうので磨きながら丸みを付け様と思っています。

blogIMG_1443.jpg  


 前回迄の作業を大まかにまとめると、

 再製部品はリアーサイドウインドーのオープナーの部品で、車では下写真の所に付いている部品です。
blogP3140345のコピー.jpg

 で、再製する部品を2眼レンズのカメラで撮影し電子図面化しました。 この図面から部品の亀裂部分の補強改善や組付けで変形している部分を図面上で修正。 更に最初の加工機(ワイヤーカットマシーン)用のプログラムデーターに変換しました。
部品のカメラ撮影の記事は右記 http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2010-03-16-1

2眼レンズのカメラで撮影     撮影した画像を電子図面化    加工用プログラムデーター
blogIMG_1373.jpgblogIMG_1395.jpgIMG_1417.jpg


 で、出来あがった加工用プログラムデーターを基に、前回ワイヤーカットマシーンで加工した部品が下写真の様で、今回の加工の材料ともなる部品です。
 ワイヤーカット時の記事は右記  http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2010-03-23
IMG_1405.jpg



 今回の機械は 「マシニングセンター」 と言う加工機で、3次元の切削加工をする事が出来ます。
 加工機を動かす方法は半自動 (機械の操作盤から機械の動きを入力する) と自動 (コンピューターでプログラムデーターを作りそのデーターで機械を動かす)で動かす事が出来ます。

 私の部品は直線的な加工のみで簡単な為、下右写真の様に部品を固定し、半自動で加工しました。

blogIMG_1435.jpgblogIMG_1433.jpg
 

 で、最初の加工は側面(下左の写真)を、次いで中央の溝を、そして最後にボディへの取付けフランジと取付けビス穴の加工をしました。

下左は加工途中で部品を取り出し写真を撮ってみました。 右下は今回の加工完了写真です。
blogIMG_14422.jpgblogP4050486.jpg

 で、今回の改善点は、
blogP4050480.jpg
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