ジャガー Eタイプ, トランスミッションのシフトレバーの向き修整 [ Eタイプパワートレイン修理]
新型コロナ感染拡大防止の為に、クラシックカーに関する行事は
ほぼ全て中止になってしまいました。
更に、アメリカからEタイプのダッシュボードに使う「ねじ式のLED電球」を購入しようと問合せ中にアメリカの会社も臨時休業になってしまい、2・3ヶ月は無理かも!!!
これに伴って私の ジャガーEタイプも乗る機会が大幅減!
そこで、小さな改善ですが大仕事になる為、先送りしていたアイテムを実施致しました。
その一つがシフトレバーの向きで、シフトレバーにシフトノブをしっかり締めた時にはシフトノブの向きが前後反対になってしまっていました。
こうなった原因は、ミッションのローギアーが抜けなくなる不具合があり、昨年1月にローギアーの所にシムを追加。 その時に、シフトレバー下部のラバーブッシュも新品に交換。
この時、シフトレバーの向きに気を使わず修理を進めてしまった。
で、修理の最後にシフトノブを取り付けた所、下写真の様にシフトノブの向きが前後反対になってしまいました。 写真をクリックすると大きくはっきり表示されます。
シフトノブの向きが反対だった為に、少し力を入れて回せば外れる接着剤で、仮締め状態で固めてしまおうとしましたが、接着剤では固定できずこの1年あきらめていました。
で、乗るチャンスの少ない今、シフトノブの向きを直そうと言う事にしました。
下写真の様に、まず、ドライバー②と助手席①の椅子を外し、シートベルトの内側のベルト左右③を外し、次にコンソールボックスのフロント側④を外し、更にシフトノブ⑤を外して、コンソールボックス本体⑥をパズルの様に回しながら外します。
最後に、ボディ側のミッションカバー⑦を外すとやっとトランスミッションが見えてきます。 分解中は多くの大物を外した為、下写真の様にゴミ箱状態!!!
で、シフトレバーを固定してるゴムブッシュのナットを弛め、シフトレバーにシフトノブを仮付けして、ノブの向きを見ながらシフトレバーを正しい位置にプライヤーで回して、目的のノブの向きの改善は完了です。 たったのナット一個を弛める為に室内の部品ほぼ全てを外したのです。
で、分解しなければ清掃できない部分や分解中に汚した部分を清掃し、ここまで来るために外した部品を順次組付けて行きます。
で、やっとシフトレバーの向きは正しい向きになりました。
シフトノブの向きひとつで、室内のほとんどの部品を外さなければならなくなってしまいました。
もう少し物事をしっかり考えて行動する人になりたい!!
と言っても還暦+1回りちょっと、性格の改善をするより消えてしまう方が早いかも!
性格はあきらめて、新型コロナがうつらない、うつさない様に最大限注意して、
気持ちだけは楽しく過ごせる様「一人で出来る様な趣味にまい進」しよう!!!