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MG ミゼット ドアーに付くサイドウインドーのメンテと組付け [ MG ミジェット ボディ & トリム]

   
 私のMG ミゼットは、「マークーⅠ」と言われる 1098cc,GAN2型で1964年製の車です。
 マークⅠの1964年製右ハンドル輸出車(イギリスからの)は10台しか生産されず、その内の1台でかなりレアーな車です。

 MG ミゼットのマークⅠとオースチィン ヒーレー スプライトの同年式の車はドアーにウインドー ガラスが設置されていません。
で、走行中の雨や風除けは別部品のサイドウインドー(青矢印)が設定されており、下写真黄色矢印の様にブラケットとボルトでドアーに固定して使います。

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 車が届いた時には、上写真の黄色矢印の所のボルトは左右のドアーで4本必要でしたが、3本しか組付けられておらず、室内に短いボルトが1本落ちていました。
 この落ちていたボルトは短すぎてドアーのナットまで届かず使用不可でした。 そこで、イギリスから取り寄せてみるとやはり短いボルトで使用不可でした。

 で、きちんと使用できるボルトを測定・図面化して、近所の機械加工屋さんにボルト2本を製作して頂きました。 本来は1本でも良かったのですが、従来品,新規製作品各々をドアー1枚毎にセットで使おうとの考えでした。 同じ様に製作してもらうとは言え微妙に違うだろうから、例えば右ドアーに従来品2個,左に新規製作品2個と言う様に。

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 下写真は従来品ボルトと新たに製作して頂いたボルトをドアーに組み付けた時の状況です。 新・旧の見てくれの差はほとんどなく、うまくいった様に思います。

従来ボルト                 新規製作のボルト
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 続いてウインドー本体のメンテです。

 まず、アクリル製のウインドーの清掃はアメリカに居た時に購入した3点セットのポリッシュの中の一番粒子の細かい塗装面用ポリッシュ(ピンクの箱)を使い清掃しました。
(もっと時間をかけて磨けばもっと綺麗になるのにと思いつつ、「これでいいや!」だって。)
 尚、外周のフレームはアルミにアルマイト加工されており十分には綺麗になりませんが、写真のポリッシュの空色(金属面用の細かい方)を使って磨きました。

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 ウインドーメンテの外周のシールは新規に購入した物に交換、フロントピラー側は接着剤で接着。(きちんと接着する様にと、接着剤使用後テープで丸一日固定ししておきました。)

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 で、出来上がったウインドーを車に組み付けました。

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やっと車らしくなってきました!

ホロを外せば オープンの スポーツカー です!


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ガバチョ

フルレストア完成まじかですね。サイドウインドウの取り付け方法は興味深かったです。差し込むだけと思っていましたので。
by ガバチョ (2023-06-08 21:49) 

kotobuki1946

ガバチョさん
 本当にもう少しで完成です。 もう少しで終りです!
 この車を置いておく場所もなく、私の趣味は車をレストアをする事で、乗る事にはあまり興味がありません。
 車は乗る為の物ですが、汚れ、劣化した車を分解し掃除をして磨き、時には新しい部品を買って、綺麗な車に戻し悦に入っている。 そんな変わり者がいてもいいのではと思ってレストアを楽しんでいます。
 で、終ってしまったMG Midget は売りに出す事にしました。
by kotobuki1946 (2023-06-13 05:49) 

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