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MG ミゼット ドアートリムの組付け [ MG ミジェット ボディ & トリム]

 
 MG ミゼットのドアーは塗装の為に車から外してありました。
 で、ドアーを車体に組み付ける前に、トリムの組付けを行いました。


 ドアーを塗装する前の状態です。

左ドアーの状態で、ドアーポケットのカバーを外してあります。
                  右ドアーの状態で、ドアーポケットも付いています。
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 上の写真ではほどほどきれいに見えますが、外して見ると結構劣化し、汚れています。

外した左ドアートリム            右ドアートリム
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 下写真は塗装前の物ですが、左右のドア本体を見ると、ドアーポケットのカバーの取付け部分に亀裂(黄色矢印)が見られます。 多分ドアーを閉める時にドアーポケットのカバーを引いて閉めていたのでしょう。 この部分の形状からするとドアーを閉める時の力には対応していない様に思います。

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 で、補強の為(ドアーを引く力を分散する為)黄色矢印の様な補強版をアルミで作りドアーポケットのカバー取り付け点に追加しました。
 尚、ドアーポケットの内側のビニールレザー(空色矢印)は塗装前に剥がし、清掃し再利用で貼り付けました。

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 下写真はドアーポケットの周りにビニールレザーを貼り付けている状況で、Ⅽクランプで貼り付け部を押さえ出来る限りきちんと貼る様にしています。
貼り付けに使用した接着剤は「セメダインの575F」を使っています。 この接着剤は日産純正でしたが、最近日産の部品としては製廃になっています。 軟質で使いやすく強力な接着剤ですが、かたまる速度がゆっくりで、接着剤の硬化に追われながら慌てて作業をする必要はありません。

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 トリムキットに入っていたドアーポケットのカバーは、合板一枚と表皮のビニールレザーで、合板は2.7㎜と薄くしかも寸法が大きかった。 又、従来のドアーポケットカバーには補強の鉄板がクリップでカシメられており、綺麗に分解し新しい合板に移植する事は難しそうでした。
 従来品の劣化が少なかった事から、従来品の鉄板部分を黒で塗装し防錆、表皮のビニールレザーのみ張替て再使用する事にしました。

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ドアーポケットカバーをドアーに組付けました。

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 ドアートリムの最後はドアーポケットの外周のトリムですが、ドアーの建付けを調整するビスをトリムが覆ってしまう為、ドアーをボディに組み付けてから、ドアーポケットの外周のトリムを組み付けます。

 ドアーの組付けは、最初にボディにドアーストライカー(ピンク矢印)を仮組しておき、ドアー側にはドアーロック(下ドアー写真のピンク矢印)を仮組しておきます。
 又、ドアーにドアーヒンジ2個(黄色矢印)を仮組しておき、ドアーヒンジをボディの黄色矢印の所に組み付けます。 尚、ドアーの全開時のストッパー(空色矢印)もドアー単体の時にセットしておきました。

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 そして、ドアーヒンジのドアー側ビス(上写真橙色矢印の所の大きめの穴各2個の所)を少し緩め、ドアーとボディの上下・前後(下写真黄色矢印)の隙を均一にし、更にボディの面位置とドアーの面の位置を出来る限り合わせ、ドアーヒンジのビスを本締めします。
 次に、ボディ側のドアーストライカーを緩め、ドアーストライカーの位置をドアー側の穴位置に合わせ本締めします。 最後にドアーの開け閉めをして出来る限りスムースにドアーロックされることを確認します。 

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 で、最後にドアーポケットの外周のトリムを組付けます。
なんとトリムにはウレタンシートが入っていない為にクリップ(下写真黄色矢印)の位置だけ表皮が盛り上がってしまいました。
(市販のウレタンを購入し組み付けとも思いましたが、表皮のビニールシートも寸法が足らなくなるのであきらめてこのまま組付けました。)

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 この部品はトリムクリップを使ってパチンと嵌めこみます。
まず、トリムにクリップ(下写真黄色矢印)を組付け、ドアー本体の穴位置にトリムクリップの位置を合わせ、後はクリップの位置をこぶしでたたき込みます。
(クリップの位置がドアーの穴位置に合っていないまま無理に叩き込むとクリップがつぶれ、ドアートリムのベース板も割れて使えなくなるので、出来る限りきちんと位置合わせをしておきます。)

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 で、ドアーフルオープン時のストッパーを組付け、やっと組みあがった左右のドアーです。

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 次はソフトトップを取り付けるボディ側クリップをレポートします。



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