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東海道五十三次,滋賀県の水口宿から石部宿 (その2) [ 東海道五十三次]

  
 コロナ過で、東海道五十三次歩きは2020年2月から約2年半強中断していました。

 しかも、滋賀県の石部・草津・大津の3宿場と、大津宿から京都三条大橋迄歩けば完歩です。
後ほんのちょっとの所で足止めでした!!!
何とか再開したいとはやるを気持ちを押さえて来ましたが、先日やっと再開出来ました。


 前回2020年2月5日に歩いた時の終点「JR三雲駅」に先日2022年9月25日到着しました。
  あ~~~ァ やっと来れた!!! 
 で、万一何かあって動けなくなった時の為にと駅前のタクシー会社の連絡先カードを頂き、駅のすぐ目の前の東海道に出て、歩き始めました。

  秋晴れの快晴で ~~~ す!!   暑くなりそう!!

JR三雲駅                 駅前通りの旧東海道との交差点
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 まずは「野洲川の渡し跡」があった事を示す「常夜燈」を確認しに野洲川の上流方向に向かいました。 駅前交差点から約200mの所に常夜燈は有りました。 建立当時は現在の位置より200m上流だったとの事で、多分水口宿側の常夜燈とは野洲川を挟んで向かい合う形になっていたのでしょう。

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 水口宿から石部宿は下写真の様な道で、日差しに背を焼かれながら歩き続けました。

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 道中あっちを見たり、こっちを見たりとよそ見・寄り道の多い私は26分も掛かって、石部宿横田常夜灯から1.3kmのJRの線路を渡り、更に歩き横田の常夜灯から約1.8kmで「大沙川隧道」に着きました。 「大沙川隧道」の上には大沙川と言う川が天井川となって流れており、真上には弘法杉(青の矢印)と言う杉の大木がありました。
この杉は「弘法大師様が杉の箸で食事をした後、箸をさしておいた所芽が出た」との説も?

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 大沙川隧道から約500m道なりに進むと「夏見の里」と言う場所(下写真左)に出ました。
ここには何軒かの茶屋が有り立場(宿場と宿場の間の休息所)の役割も果たしていたそうです。 名物のトコロテンが売られ、銘酒桜川は計り売りされていました。 

 googleの地図によると「夏見の里」から更に約500mの所に「夏見の一里塚」があるはずですが、三雲小学校付近も含めあちこち探しましたが見つからず、諦め先に進む事にしました。

 一里塚を諦めて、更に500m程歩くと「由良谷川隧道(下写真右)」に出ました。
ここも天井川で、言葉尻を捕らえると「谷川が道路の上を流れています!!??」となる。

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 由良谷川隧道から750m程進んだ所で家棟川の橋の手前左側に「うつくし松」の看板(下写真左)、橋を渡り右側に「雨宮常夜燈(下右写真)」がありました。
 「うつくし松」は国の天然記念物で、今回の三雲駅から石部宿迄の中では「私の最大の目的地」であり、当然見に行きます。

うつくし松看板               雨宮常夜燈                     
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 東海道から左に曲り、約300m程坂を上って行くと松尾神社がありお参りした後、更に900m位坂を上った所に「うつくし松」の自生地があります。 下写真は赤松でありながら「株立ちのうつくし松」です。  (うつくし松の見学については別途このブログで紹介します。)

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 で、雨宮の常夜燈から約1.8kmの所に「石部宿東の見付け」の説明板があり、途中寄り道をした事等もあり、JR三雲駅から歩き始めて3時間半、やっと石部宿の入り口です。
(見付けは、街道の入り口やお城の入り口に置かれていた見張り番の施設)
 (2020年2月に「次は石部宿」と思い始めて2年7ヶ月、やっと石部宿の入り口にたどり着きました。)

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 東の見付けから700mの所には「問屋場跡」がありました。
 (問屋場は、江戸時代の宿場で役人が人足や馬の手配をする場所です。)

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石部宿問屋場跡の交差点から約70m、床屋さんの前に「三大寺本陣跡」の掲示板がありました。

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 三大寺本陣跡から約150m、通りの西側にお休み処といった感じの「いしべ宿澤」が有りました。 内部は昔風の造りで囲炉裏等もあり、誰でも自由に休息できる様になっていました。

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 いしべ宿澤で少し休息を取って、ほんの少し歩くと左側に「小島本陣跡」がありました。

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 で、いしべ宿澤から250m位歩いた所で突き当りとなり、その突当りには「石部の田楽茶屋」がありました。 いしべ宿には3軒の田楽茶屋があったそうで、この茶屋は旧石部町制100周年事業として平成14年に再現されたのだそうです。

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 田楽茶屋前で右に曲がり、約200mで再度T字路に突き当たり、左に曲がって50m位行くと「石部の一里塚跡」がありました。

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 更に進むと石部の一里塚から70m程の所に「石部宿西の見附跡」がありました。

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 で、この日は石部宿の西の端まで歩いた事で終了。   26000歩の旅でした。

 下の絵は歌川広重の石部宿の絵で草津宿に近い「京いせや」(現在の県道119号線、 滋賀県栗東市岡)だそうです。

広重の図                   滋賀県県道119号線の京いせや跡
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 JR石部駅で、私にとっては本当に懐かしいデザインの切符を買って、JR甲西駅まで戻りビジネスホテルで1泊です。

石部駅は工事中でした。
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 次回のブログは石部宿から草津宿迄のレポートです。


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kinkin

久々の東海道歩きですね、続編を楽しみにしています。
by kinkin (2022-10-06 06:55) 

kotobuki1946

kinkinさん
2年半本当に長い待機時間でした。

by kotobuki1946 (2022-10-09 05:09) 

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