MG ミゼット エンジン, 吸・排気バルブの組み付け [ MG ミジェット エンジン]
少し前ですが、MG ミゼットのエンジンのバルブを組み付けました。
既にエンジンには正規の塗装をしてありますので、傷の付きそうな所には塗面保護の為テープを貼っての作業です(みっともないね)。
最初の写真はバルブまわりの構成部品です。
今回は空色矢印先のバルブスプリングと小さなOリングタイプのシールを新品にしました。
従来のスプリングは内側の細いスプリングのみ縮んでヘタっていましたが内・外セットで交換する事に。
組付けに使うスプリングコンプレッサーはC型のねじ式の物。 シンプルな構造で、非常に使い勝手の良いものです。
バルブの組付けは、バルブ(空色矢印)を燃焼室側からバルブガイドに挿入し、ゴムのシールとOリングを組付けて、
バルブスプリングのインナーとアウターをバルブにセットし、アッパースプリングシート(空色)を乗せ、スプリングシートをスプリングコンプレッサー(黄色)で圧縮してスプリングを縮め、半割のコレット2個(橙色矢印)を嵌めます。
下写真左は半割のコレットを1個はめた所で、写真右が半割コレットを2個はめた所です。
(写真をクリックすると拡大写真になります。)
で、最後にスプリングコンプレッサーをゆっくり外し、半割コレットにクリップを嵌めて1つのバルブ組み立てが完了です。 このクリップはイギリスの部品カタログには載っていませんでした。
これを吸気バルブ4個と排気バルブ4個を繰り返し4気筒分組み立てます。
で、4気筒分無事組み上がりました。
エンジンの重要な部分でもあり、8回も同じことを繰り返すのでけっこう疲れました。
コメント 0