MG ミゼット エンジン,タイミングチエンの組付け [ MG ミジェット エンジン]
少し前ですが、エンジンのカムシャフトにタイミングギアーとタイミングチエンを組み付けました。
まずはシリンダーブロックにフロントエンドプレート(下写真橙色矢印)を組付けます。
下写真の空色矢印の先、ブロックとフロントエンドプレートの間に液体シールを付けたガスケットを入れ、エンドプレートを組み付けます。
次に、緑矢印のカムシャフトエンドプレート(リテイニングプレート)を3本のボルトで締め付け、3本のボルトに細いワイヤーを通しロックワイヤーとします。
(黄色矢印の所は本来はウオーターポンプを組付ける所ですが、エンジン塗装の為にマスキング代わりにメクラカバーを組付けました。 又、フロントエンドプレートの長円形の黒い部分は、黒色カチオン塗装をした上にチエンカバーを仮組して濃い黄緑の塗装をした為、チエンカバーの部分だけ黒く残ってしまいました。)
次に本題のタイミングギアーとチエンを組み付けます。
クランクシャフトを回し、一番前(No.1 気筒)のピストンを上死点(一番上)にセットして小さい方のスプロケットを挿入しします。 次にカムシャフトに大きいスプロケットを嵌め、カムシャフト側スプロケットを回しながら、下写真の円内の様に黄色い点が向かい合う様にタイミングチエンをはめ、クランクとカムシャフトのスプロケットを奥まで押し込みます。
最後にカムシャフトにロックワッシャーをセットし、ナットを締め付け、ロックワッシャーのタブを曲げます。
タイミングチエンの組付けはここ迄で、次にシリンダーヘッドに吸排気バルブやバルブタペットを組付けます(この部分は次回以降レポートします)。
シリンダーヘッドの組付けが終った後、タイミングチエンカバーを下記の様に組付けました。
まずはタイミングチエンカバーにクランクシャフト フロントシールを圧入しました。
下左写真の様にタイミングチエンカバーにオイルシールをセットし、厚めの広いで板でシール全面を押す(下右写真)様にして、クランプを締め圧入します。
下がオイルシールの組み付けが完了したタイミングチエンカバーです。
で、エンジン フロントプレートとタイミングチエンカバーの間に液体シールを塗ったガスケットを挟み、タイミングチエンカバーを締め付けて完了です。
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