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ジャガー Eタイプの イグニッション キー を壊っしゃいました [ Eタイプ 内・外装,電装の修理]

   
 5月10日に サクラ オートヒストリー フォーラムに参加する為、東京の湾岸道路から千葉市内に入った所で大渋滞に会い、エンジンの水温が急上昇し100度位迄上がってしまった。
 そこで、随分前に取付けたクーリングファンとエンジンルームのブレーキブースター回りを冷やす外気導入ファンの2つのファンをマニュアルスイッチで回しました。 結果、水温は下がりオーバーヒートを免れた。


 で、そのまま佐倉の会場に入り、所定の位置に停車し、2つのファンのスイッチをオフに。

 そしてイグニッションキーもオフに。 所が、キーを切ってもエンジンが止まらない。
 (今思えばこの時 キーの動きがなんとなく ”フニャッ” とした感じがあった。)
 
 やむなく、バッテリーの端子を外しやっと全停止させました。

bblogDSCN2449.jpg


 何が起きたか全く分らないが、午後4時ショーが終った頃にはエンジンは充分冷えて、イグニッションキーは キチッ キチッ と動く様になった物の、下記の様に変化してしまっていた。

イグニッションキー故障.jpg


 で、ちょっと心配はあった物の田舎に一泊し、大黒パーキングエリアに寄り道し、帰宅しました。
この間、トラブルはありませんでした。
とは言え、このままではエンジンを停止した後キーが抜けません。


 と言う事で、キーを外し、分解してみました。
 結果、バッテリー側からキーへの入力端子のカバーが黒く焦げ、キーの端子も赤く変色しており、発熱の後が見つかった。 そして、キー内部の端子を止めている樹脂には溶けた跡が見つかった。

blogDSCN3805.jpg
blogDSCN3796.jpg


 この状況から推定してみると、
千葉市内でオーバーヒートし、クーリングファンとエンジンルームへの外気導入ファンを共にマニュアルスイッチでオンにしてしまった。
(このスイッチは共にリレーが故障した時等を考え、イグニッションキーから直に電力を供給していた。 しかも昨年3月、クーリングファンを 10.5アンペアから18.5アンペアにグレードアップしていた。)

 その結果、リレーを通さない2つのファンの大きな電流と燃料ポンプや点火系等の通常電流が合わさってキーを流れ、キーへの入力端子が発熱、キー内部の樹脂を溶かしてしまった。
で、佐倉の会場に到着し、キーをオフした時キー内部がオンの状態のままキーが回ってしまった様です。


 クーリングファンを強化したとは言え、これだけの電力を1つの小さな端子に流すのは構造的に無理があるのでは? と思い、以前のオーナーが使っていたレストア前のハーネスを調べてみた。
やっぱり、同じ様にキーの所が焦げていた。
 しかも、イギリスの会社では以前と全く同じ部品番号で上の写真の様にキーの端子が3本足から4本足に変わっていた。


blogDSCN3804.jpg

 構造的に問題があるらしいとは言え、クーリングファンの配線と私の操作が適切でなくキーを壊した事には変わりない。


 で、今回の不具合の改善は、エンジンルーム内の2つのファンの配線をイグニッションキーに入る直前に分岐すると共に、バッテリー側から直にライトスイッチに行っていた配線をキースイッチの入力端子経由でライトスイッチに入る様に変更。  従来キーへの入力が1ヶ所だった物を2ヶ所に。
出力は従来通り2ヶ所です。

 これにより、入力端子の負担は半減し、出力とバランスが取れたのではと思っています。


 所で、分解等を行った時は出来る限り写真を撮り、構成部品等の写真を掲載するのですが、私の車のみならず同じ様なキーを付けた車のセキュリティにもかかわる問題かと思い、キー内部の写真は不具合の所1ヶ所のみにし、構造や分解・組立て方法はあえて書きませんでした。



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