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ジャガー Eタイプ エンジン, アイドリング回転のバラツキ修理 [Eタイプ エンジン関係修理]

 
 ジャガー Eタイプを入手して10年。
 レストアにじっくり時間をかけた事もあり、車検を取って2年ちょっと。 約3000km 乗った。

 そんな車ですが、まだあちこち不具合がおきており、以前どなたかが言われていた 「フルレストア後安定する迄には 5000km 位乗らないと」 と言う事を地で行っている様な気がします。
 又、最近のジャガーの 「(クラシックカー用)リプロダクション パーツは以前の物より悪くなった」 と言われる方もおり、これもしっかりと当てはまっております。


 で、今回はエンジンのアイドリング時のバラツキ(不安定な回転と振動)の修理を行いました。
感じとしてはキャブレターよりも点火系統に問題がありそうだった。

 最初は前々回の記事の様に、ハイテンションケーブルを作り直しました。
これは当初からアイドリングのバラツキ対策にはならないと思っていましたが、今後の不安要素を無くす為には是非やっておきたかった。


 次に実施したのはイグニッションコイルを、レストア前に付いていた従来品に戻した。
(レストア時は従来品だったが、2011年1月にイギリスからハイパーフォーマンス品を購入、交換していました。)  レストア時のイグニッションコイルの記事は下記
     http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2008-07-03

しかし、アイドリングのバラツキは変わらず、コイルの不良ではありませんでした。
ハイパーフォーマンス品                 レストア前の従来品(1997年の物らしい)
blogDSCN2882_edited-1.jpgblogDSCN2899.jpg



 点火系で残るはデストリビューターだけ。
勿論、点火のタイミングはほぼ10度で、ほとんど問題無い。
レストア時のディスビの記事  http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2008-09-16


 で、ディストリビューターのコンデンサーが壊れているのではと、コンデンサーを外してしまった。
 これが失敗だった。 あわて者の誤りを犯してしまった。
(ポイントのギャップも再調整しなければならず、アイドリングのバラツキの原因は、コンデンサーが壊れていたのか、ポイントのギャップがくるっていたのか、分らなくなってしまったのだ。)

blogDSCN2905_edited-1.jpg


 やってしまった事は仕方が無いと、コンデンサーを古い物に交換し、ポイントのギャップも再調整。
ここでまた問題発生。 ポイントユニットのコンデンサー締付けネジがバカになってしまった。
ポイントユニットの雄ネジが極端に細かった
日本のネジだったら細いなんて事はほとんど無いのに。 などとぼやきながら世田谷の 「ジャガーレストアラーズクラブ」に発注。

blogDSCN2912_edited-1のコピー.jpg

ネジがバカになったとは言え、ネジ山はしっかり残っており、外径が細かった。
(ネジの外径やインチ用・メートル用ピッチゲージで調べたがネジサイズとして当てはまる物がない。)
blogネジ細DSCN2927.jpg


 で、世田谷から届いた新しいポイントユニットと古いコンデンサーを付け、ポイントのギャップを0.4mmに調整し、アイドリングの進角を11°に調整。

 キーをオンにし、スターターボタンを押し、エンジンを始動。
 アッと言う間に一発始動。
 しかもアイドリングのバラツキもほとんど無い。
 試走した結果、パワーも充分。 ノッキングも無く良好。


 それにしてもアイドリング不調の原因が、ポイントのギャップの不良だったのか、コンデンサーが壊れたのかつかめなかった事が悔やまれてならない。
かと言って、再度今迄のコンデンサーを付けて再調査をする気力は無くなった。

今回問題の無かったイグニッションコイルはハイパワーの物に戻そうと思う。


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