ジャガー Eタイプ, フロントの車高調整に成功? 失敗? [ Eタイプ シャシー修理]
秋の行楽シーズンに備えてセッセと Eタイプの点検・整備を行っています。
今年5月、ジャガーのミーティングに参加した時に自分の車を見ていた所、なんとなく左側が下がっている様に感じました。 帰宅し左右の車高を測ってみると右に対し左側が20mmほど低い。
で、今年の夏、”Eタイプの夏休み中” に車高を調整してみようと思っていました。
レストア時のスプリング組立て記事 http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2008-08-04
ジャガー Eタイプのフロントのスプリングは下写真の様にトーションバータイプです。
で、フロントのサスペンションリンクに噛合うトーションバーの前側のセレーションは24山、ボディに固定するリアー側のセレーションは25山。 この差、すなわちトーションバーの前と後ろの山を1山ずつずらすと、前は15°分車高が高くなり、後ろで14.4°分戻す事(車高を下げる)が出来る。 その差0.6°分を サスペンションリンクの長さ等から計算するとショックアブの位置で2mm強、タイヤの位置で4mm位車高が変化になるはず。
写真はレストア中のエンジンを乗せる前のエンジンルーム
まずはサスペンションのアッパーボールジョイントやステアリングのボールジョイントを外し、現在のセッテング位置を確認。
結果は、ショックアブの取付け位置にEタイプの標準長さのバーを取付けてみましたが標準どうりで全く問題まりません。
で、左のみ車高を20mm上げるべく、従来の前後のセレーションの嵌め合い位置にマーキングをしておき、そこから前後とも5山セレーションをずらしました。 (1山約4mmだから5山で20mm)
前側(サスペンションリンク部) リアー側(ボディ取付け部)
トションバーのセレーションを5山ずらした結果、下写真の様にショックアブ取付け点で約10mm車高が変化した事になります。 ショックアブ取付け点はタイヤの中心の約半分の距離ですので、ほぼ予定どうりの変化です。
で、ホイールの清掃完了後ボールジョイント等を締付け、タイヤを取付けてジャッキ(実際はウマ)を外し、車を少し動かした後にサスペンションリンクの締付け等を行い、車高を測定してみました。
結果はスプリングを入れ替える前と同じ様にホイールハウスの中央部で測定。
右ホイールハウスに対し、左は約15mm低い。
あレレ!!!!! どうして? ちゃんと20mm分トーションバーを動かしたのに!
作業途中でのチェックでも、ショックアブ取付け点で10mm変化し、予定どうりだった!
何故??? 何故???
車の自重 ”0” の状態で20mm動かしたのだから、 ようするに ”0” 点を動かしたわけだから、ばね定数等関係なく動かした分だけ反映されるのでは??? 今もって分りません。
まァ~ 5mmも変化し、車高の左右差はたった15mmになった事だし良しとしよう! 15mmの左右差であれば誰も気付かないでしょう!
(結果が上手くいかなくとも、ちょっとした表現の違いで、作業が成功した様に見せかける私です。)
で、最初の写真が左右差15mmの状況です。
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E タイプはレストア完了。 しかしまだまだ改良をしますので、ここをクリックし、引き続き応援をお願いします。
せっかくバラして調整したのに、5ミリしか変わってないとはがっくりですね。
それにしてもミーティングで他人のクルマではなく、自分のクルマをマジマジと
眺めているkotobukiさん。やっぱり自分のクルマが一番なんですね(笑)。
by kanican (2013-09-25 21:27)
kanicanさん
自分の車を眺めていたのは時間を持て余していましたので。
で、5mm残念でがっかりです。
by kotobuki1946 (2013-09-26 06:42)