ジャガー E タイプのインサイドミラーとフェアレディSR311のお話し [ E-Type 内装]
先日、ジャガー Eタイプにインサイドミラーを取り付けました。
組付けはブラケットのビス3本を締め、ミラー本体を差込みロックナットを締めるだけ。 組付けはさして記事にする程の事でもないのですが、ミラーが上下動すると言う変わった構造ですので、書いてみたくなりました。
下写真が完成写真とミラーのアップ写真です。
矢印の所のナットを緩めミラーを上か下に動かす事で、ミラーの高さを変える事が出来ます。
下の写真が ジャガー Eタイプ の オープンカーです。
フロントウインドーの中央に細いバーが縦に付いていて、Eタイプ のオープンはこの細いバーにミラーを付けています。 で、オープンカーの方はこの棒に沿って上下に動かす事が出来ます。
で、なんで フェアレディ SR311 につながるかと言うと、
下写真が以前、レストアし、乗っていた フェアレディ SRL311 です。
何人もの友人がフェアーレディを見て ”ミラーはこの細いバー(濃い緑矢印のバー)に付けるんでは? そしてバーに沿って上下動をさせるのでは” と言われた事があります。
このフェアレディは純正の細いバーと貴重な純正ミラーですので、多分友人たちは ジャガー Eタイプのオープンカーをうろ覚えに覚えていたのでしょう。
この時代(1960年代)のオープンカーは幌を張って走ると幌にかかる風圧に対し、フロントウインドーの上部サッシが細く強度不足となってしまう。 で、この細いバーで補強していました。
ジャガーの場合はこのバーにミラーも付けてバーに沿って上下動させる。 フェアレディSR311はミラーを別にインストに付けていたわけです。
ちなみにこの構造のフェアレディは SP310,SP311とSR311の1967型迄で、その後のフェアレディはボディと一体型のウインドーサッシになってしまいこのバーは付いていません。
で、私の友人達は自国の車を忘れ、ジャガーの事を覚えていたと言う残念な結果でした。
もう少し続くEタイプのレストア、亀さんをクリックし応援をお願いします。
コメント 0