ジャガー E タイプ, リアーホイールベアリングの組立て [ E-Type リアー サスペンション]
少し前にリアーハブの亜鉛メッキが完成してきたので、リアーのホイールベアリングを組立てました。
亜鉛メッキされたリアーハブです。 右はメッキ前の物です。
亜鉛メッキはオリーブクロメート処理した物を水素脆性処理しました。
下写真はレストア前の物で、最終的には下写真の様に左右各1個のハブを組立てますが、とりあえずリアーハブの部分を組立てます。
で、手製のプレス機で、右側のハブキャリアーにホイールベアリングとグリースシールを圧入しました。
続いてハブキャリアーにメッキしたハブを圧入しました。
で、完成したと思われるでしょうが、結果は下写真の様に。
右側のハブの組立てが終った所で、アウターベアリングがきちんと圧入されているかを、どうしても確認したい衝動にかられ、ハブとハブキャリアーの隙間からベアリングを見る事が出来ないかじくりまわしているうちに、アウターグリースシールが外れてしまいました。
(下右写真の様に外れた状態で確認するとベアリングは正しく圧入されていた。 上手くいっていた物を単なる衝動で壊してしまったと言う事。 この代償は大きかった。)
下写真の状態は、ハブからアウターベアリングをどう外すか長く悩んでいた状態。 と言う事でベアリング外しからやり直しです。 しかもベアリングもグリースシールも廃却。 再度購入となりました。
で、右側はベアリングを外し、残りのベアリングキット1個を使って、再度組立て。
ベアリングの圧入状況は ”自分の感触を信じるしかない” 様です。
組立て完了後はベアリングの隙間を測定(下写真)し、ベアリングの隙調整用シムを選定、購入手配しました。 壊したベアリングキットの代わりも同時に購入手配。 壊したベアリングの隙調整用シムも厚めの物を推定で購入手配。
確か5日後位にイギリスからベアリングキットとシムが到着。 残りの左側もホイールベアリングを組立てる事が出来ました。
で、厚みを推定して購入したベアリングのシムは見事に外れ(厚みが不足)、アルバイト先で製作して頂きました。 (初めからアルバイト先に頼めばよかった。)
今回は、組立てに没頭するあまり、きちんと組立て工程を表す写真になっておりませんで申しわけなく思いながら記事を書いていました。 これに懲りず亀さんをクリックし、引き続き応援をお願いします。
車ブログ 名車・クラシックカー
おはようございます。
実車は誤魔化す事出来ないので大変ですね。
by YUTAじい (2010-10-22 04:29)
おはようございます。
この辺までプライベーターでやられる方はいません。
もうプロの領域ですね。
さすがです。
by BPノスタルジックカーショー (2010-10-22 05:03)
クロメートやイリダイトといった下地保護に神経を使う事が
重要なんですね◎いつもながら圧入機が活躍していますね◎
SR311をアニメーションにします。お楽しみに・・・
by standard55 (2010-10-23 10:49)
YUTAじいさん
内装部分等はごまかしていますよ。 足回りをごまかしたら安全に影響しますのできちっとやろうと思っています。
BPノスタルジックカーショーさん
足回りは長年勉強してきた部分ですので迷う事なく分解・組立てしています。
standard55さん
やっぱり圧入機を作ってよかったと思っています。
SR311期待しています。
by kotobuki1946 (2010-10-24 06:23)