ジャガー E-タイプ, ラッゲージルーム コンパートメントのメンテ 前篇 [ E-Type 内装]
今回はラッゲージルーム(トランクルーム)のコンパートメント(仕切り板)のメンテですが、この項は長くなり、しかもまだ取り付けが完了していませんので、2回連載とします。
下写真がレストア前の状況。 大きな部品で、小物部品がいくつか組付けてあります。
このコンパートメントは倒す事も出来ます。
で、外して分解します。
上写真に示した2か所のヒンジが下写真の様に破損していました。
又、下右写真の様にビニールレザーをはがすと、ナットプレートは錆びていました。
メンテナンスの開始です。
まず、錆びたナットプレートにサンドブラストをかけ錆を取り(下左写真の白い部品)亜鉛メッキ行き。
(錆を取りメッキをしても、組上がれば表皮に隠れ誰も見てくれる人がいないのに道楽だねェ~!)
錆が激しくビスが外れなかったナットプレート2個は2mmのステンレス板で一体型を自作(下右)。
ストッパーアームも錆びており、下右の様にカシメピンを外し、アーム自体と取付けネジをクロームメッキ。
で、合板本体のメンテ完了状態です。
合板本体の端の部分や木ネジ穴の部分にグラスファイバーの樹脂を塗り補強。 勿論塗った樹脂部分は平らに削ります。 木ネジの穴は再度ドリルで穴あけ。
又、オリジナルのビニールレザー製表皮は厚みが 0.5mmに対し、これから貼る本革は1.2mmもあり、これに伴い合板本体の幅を約2mm削り込んだり、端面の表皮接着用の溝幅を広げたり、最上部のモールが入る様に板厚を薄くする等の改造を行いました。
少しでもデラックス感を出そうと、合板本体の表裏両面に 3mmのウレタンを張りました。
オリジナルにはウレタンは使用されておらず、ビニールレザーを直接合板に貼り付けています。
次回に続く。 といいなァ~~~。
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見えなくなるところでも、凄く丁寧な仕事されてるんですね
by kskouzik (2009-10-05 05:09)
みえないところまで、きっちり仕上げていくのが「こだわり」ですね(^^)/
by 駅員3 (2009-10-05 12:53)
こんにちは。(^o^)
本当に細かい部分までレストアされるんですね。
模型を作るよりもはるかに大変だと思います。
でもこれだけしっかり手が入ったら、ホントに完成が楽しみですね。(^-^)
by キャラハン (2009-10-05 16:38)
この部分にまで、すごいですね!
by ulyssenardin36000 (2009-10-05 19:04)
おはようございます。
これはもう十分職人の領域ですね。
by BPノスタルジックカーショー (2009-10-06 05:11)
“レストア”を通り越してしまったのではないですか。
世界一、の特別仕様が出来上がりつつあるんですね。
by emu310 (2009-10-06 09:34)
御見それいたしました!
特別製なんですね!!!
by pace (2009-10-06 14:27)
見えないところも気遣う、職人ですね~
by 雅 (2009-10-06 22:26)
こんにちは。
なんだか自分の車のボルトの錆も落としたく
なって来ました(^^;
by Bacchus (2009-10-07 01:17)
kskouzikさん
なんとか頑張っています。 後で心残りになるのは嫌ですから。
駅員3さん
始めるとあれもこれもと、止まらなくなってしまうんです。
キャラハンさん
メッキ等は他の部品と合わせある程度まとめてしないといけませんので、
時間がかかります。
ulyssenardin36000さん
なんとか頑張ってます。
BPノスタルジックカーショーさん
職人と言うかプロの方は仕事が早い事が条件です。
私は遅い。 もっと早く出来るといいんですが。
emu310さん
多分世界一のレストアはアメリカにいます。
私は単なる道楽です。
paceさん
それほどでもありません。
失敗がいっぱいです。
雅さん
今、見えない所をやっておかないと一生出来ないと思いますので。
Bacchusさん
頑張って錆落としをしてください。 防錆も忘れずに。
by kotobuki1946 (2009-10-07 19:31)