ジャガー Eタイプ, アシストグリップの皮貼り [ E-Type インスト・コンソール]
今回はお針子さんです。 アシストグリップの皮の張り替えです。
車一台を一人で仕上げようとすると色々な種類の仕事をする事になり、楽しいと同時に、ほんとうに多くの方に助けてもらっています。 今回の最大のヘルパーさんは 縫い針メーカーの クローバー株式会社さんです。 お針子さんが針を買えなかったら途方にくれます。
クローバー社のホームページ http://www.clover.co.jp/product.shtml
アシストグリップは車の右側のグローブボックスのカバーとフロントピラーに付iいています。
(使い勝手が悪そうう。)
グローボックスと共締めにする予定の為、今回皮貼りのメンテをしておこうと。
しかし、貼ってある皮は硬いカバン等に使う皮の様で、私の持っている皮と材質が違っています。
近くのカバンを作っているお店にこの材質の皮は置いてありますが、車の室内の為、熱と光による色あせが心配で、取り合えず手持ちの、今迄インスト等に貼っている黒い皮で作ってみる事に。
しかも、縫い方がカバン等を縫う方法で、今迄に経験がありません。
この縫い方では縫い目が突起状になり、使いがってが悪い様に思うけどなァ~~~。
車のグリップは下写真の 2つの内のどちらかがいいと思うが?
写真はシルビア(US12)のアシストグリップとハンドルに縫ったものです。
屁理屈はさておき、ともかく縫います。
初めての縫い方で、しかも全周が一枚の皮です。 形紙を作れないので、本番と同じ皮で縫ってそれを形紙代わりにします。
で、縫いあがった皮のたるみ具合を見た後、縫った皮をほごし、皮のたるみ具合を考慮しながら、ほぼ縫い目にそって裁断しして形紙の代用品の出来上がりです。
出来上がった形紙を本番用の皮に当て、裁断した線に沿って縫う線を書き、縫うピッチ(今回は5mm)をマークします。
ピンボケですいません。
縫いつける前に、アシストグリップの骨の表面を滑らかにします。
(私の皮は柔らかく、セロテープ一枚でも挟むと使っているうちにテープの模様が突起になって見えてしまいます。)
グラスファイバーの樹脂を表面に塗り、ヤスリとサンドペーパーで仕上げ、骨組みの表面を滑らかに。
最後に約一時間かけ、縫いあげ、余分な皮を切り取り完成です。
今回、使用した道具と消耗品です。
縫い針
クローバー社製の3本セット。 袋の窓から見える中央の針は穴開け用に、左右の2本で縫います。
このセット、以前は東急ハンズ等で売られていましたが、3年前には見つけられず、クローバー社にお願いし、直接送って頂いたものです。
右の写真の針先見えますかね? 先端が三角形になっています。 刃先60度のナイフで皮を切って穴をあけるという考え方です。
下写真のボールペン風の物は ”銀ペン” です。 皮に線等を書く時に使っています。
20数年前には、東急ハンズで一般の消しゴムで消す事の出来るドイツ製の物が売られていました。
しかし今では、全く同じ外観ですが消しゴムでは消えません。 多分模造品でしょう。
下写真の黄色いブロックは手縫い用のワックス。 これを糸に塗って糸の滑りを良くする物です。
下のコルクの厚いシートは針刺しに使っています。
参考 : 皮の裏側でもマジック等液体で書くと、長い間に表面に浸み出し、シミが出来てしまいます。
車一台を一人で仕上げようとすると色々な種類の仕事をする事になり、楽しいと同時に、ほんとうに多くの方に助けてもらっています。 今回の最大のヘルパーさんは 縫い針メーカーの クローバー株式会社さんです。 お針子さんが針を買えなかったら途方にくれます。
クローバー社のホームページ http://www.clover.co.jp/product.shtml
アシストグリップは車の右側のグローブボックスのカバーとフロントピラーに付iいています。
(使い勝手が悪そうう。)
グローボックスと共締めにする予定の為、今回皮貼りのメンテをしておこうと。
しかし、貼ってある皮は硬いカバン等に使う皮の様で、私の持っている皮と材質が違っています。
近くのカバンを作っているお店にこの材質の皮は置いてありますが、車の室内の為、熱と光による色あせが心配で、取り合えず手持ちの、今迄インスト等に貼っている黒い皮で作ってみる事に。
しかも、縫い方がカバン等を縫う方法で、今迄に経験がありません。
この縫い方では縫い目が突起状になり、使いがってが悪い様に思うけどなァ~~~。
車のグリップは下写真の 2つの内のどちらかがいいと思うが?
写真はシルビア(US12)のアシストグリップとハンドルに縫ったものです。
屁理屈はさておき、ともかく縫います。
初めての縫い方で、しかも全周が一枚の皮です。 形紙を作れないので、本番と同じ皮で縫ってそれを形紙代わりにします。
で、縫いあがった皮のたるみ具合を見た後、縫った皮をほごし、皮のたるみ具合を考慮しながら、ほぼ縫い目にそって裁断しして形紙の代用品の出来上がりです。
出来上がった形紙を本番用の皮に当て、裁断した線に沿って縫う線を書き、縫うピッチ(今回は5mm)をマークします。
ピンボケですいません。
縫いつける前に、アシストグリップの骨の表面を滑らかにします。
(私の皮は柔らかく、セロテープ一枚でも挟むと使っているうちにテープの模様が突起になって見えてしまいます。)
グラスファイバーの樹脂を表面に塗り、ヤスリとサンドペーパーで仕上げ、骨組みの表面を滑らかに。
最後に約一時間かけ、縫いあげ、余分な皮を切り取り完成です。
今回、使用した道具と消耗品です。
縫い針
クローバー社製の3本セット。 袋の窓から見える中央の針は穴開け用に、左右の2本で縫います。
このセット、以前は東急ハンズ等で売られていましたが、3年前には見つけられず、クローバー社にお願いし、直接送って頂いたものです。
右の写真の針先見えますかね? 先端が三角形になっています。 刃先60度のナイフで皮を切って穴をあけるという考え方です。
下写真のボールペン風の物は ”銀ペン” です。 皮に線等を書く時に使っています。
20数年前には、東急ハンズで一般の消しゴムで消す事の出来るドイツ製の物が売られていました。
しかし今では、全く同じ外観ですが消しゴムでは消えません。 多分模造品でしょう。
下写真の黄色いブロックは手縫い用のワックス。 これを糸に塗って糸の滑りを良くする物です。
下のコルクの厚いシートは針刺しに使っています。
参考 : 皮の裏側でもマジック等液体で書くと、長い間に表面に浸み出し、シミが出来てしまいます。
こんにちは。
ここまでやる方は少ないですね。
感心してしまいます。
これだけ出来れば「プロ」の領域ですね!!
by BPノスタルジックカーショー (2008-11-26 15:38)
たぶんレストアと言うと
専門のところに全て頼んで組み上げだけが多いですよね
凄いです!ここまでやられるのは!
先の丸くカールした針も使いやすいですよ
皮が硬いと駄目ですが
by pace (2008-11-26 21:09)
そこまで手作りでやるんですか!!
すごいな~。
by R-Month (2008-11-26 21:18)
本当にすごい。 何でも出来るんですね。
by luka (2008-11-26 21:21)
お針子仕事までなさるとは・・・ひたすら脱帽です。
by ベアトラック (2008-11-27 15:54)
内装の作り直しは、ボルトオンとはならないだけに、かなりの熟練がひつようそうです。素晴らしいですね。頭が下がります。
わたしは、50肩以降車修理の気力がうすくなりまして、近くの修理工場に頼んでいたのですが、最近更に近くに、腕の良い修理職人の若者がいることがわかり、おもわず微笑んでしまいました。
マイナスアース化もそこで頼んだのです。ついでに装着したリダクションタイプのスターターモーターも快調で、高速立ち上がりはエンジンの掛かりが抜群によくなりました。圧縮の落ちたエンジンには。立ち上がりの早いモーターは素晴らしい特効薬です。音は今風ですけどね♪
by ラ・ペルラ (2008-11-28 00:00)
BPノスタルジックカーショーさん
内装の皮貼りはこの車で3台目になります。 なんとかこなせる様にはなりましたが、今もアメリカ住んでいる友人が ”上手くは出来ているが、プロはこんなに遅くない” との事です。
paceさん
自分で出来る事は自分でしたい。 それが自分の出来る範囲を広げるし、下手でもいいから達成したいと思っています。
R-Monthさん
年を取ってからは、ますます ”何でも自分でやってみる” が強くなっています。
Lukaさん
まだ ”出来る” 迄は行きません。 ”している”だけの様です。
べアトラックさん
お針子と言う表現で記事を書いたら、女性の化粧品のブログが入ってきました。 女装して街を歩こうかな。 家族全員から追い出されるからやめよ!
ラ・ベルラさん
50肩ですか。 気を付けて下さいね。
ずーっと私のブログを読んでくださっていたんですね。 有難うございます。
マイナスアースの件等情報ありがとうございます。
1年ぐらい先になりますが、そのせつは紹介して頂きたいと思います。
ありがとうございます。
by kotobuki1946 (2008-11-29 11:17)
ええ、ここまでご自分でされるんですか?メカそのものだけじゃなく、お針子まで出来るなんて凄い。ユザワヤやハンズにも材料調達なんですね。
凄いな~感心します。
by hidens (2008-11-29 21:21)
hidensさん
お針子も楽しいんですよ。 きれいな皮で仕上がって行きますから。
この冬はユザワ屋の何度も行き、道具の確認をしていました。
皮のコーナーは問題ありませんが、さすがに刺繍コーナーにはオジサンの姿はなくちょっと恥ずかしいですね。
by kotobuki1946 (2008-11-30 06:22)
プラスアースからマイナスアース化するときは、紹介も出来ますし、ご自身でやられるのでしたら、やり方を聞いておきます。
今、わたしは、国産オルターネーターのありがたさを、満喫しております。
ところで、最近の若者は、古くて丸い、そしてサイドマーカーの無い車を、車と認識しないようで、結構怖い思いしたといいましたら、ビートルや356に乗っている人も同じ怖さを味わっているようです。信号のない十字路は、みなさんもお気を付けくださいね。
ヘッドレストも無い車ですし、後ろからの防御のために、小型のハイマウントブレーキランプをカッコ悪いけど、付けようと思いました
by ラ・ペルラ (2008-12-03 00:49)