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サンドブラストに明け暮れた週末 (フロント サスペンション部品・他) [ E-Type シャシー]

 ウオッシャータンク ブラケットのビスとカラーのメンテナンス忘れの為、錆を取り、再メッキをしなければならなくなりました。 と言う事でここ2週間の週末は、フロント サスペンション部品とその他もろもろ錆を取り、再メッキに出す事にしました。

 フロント サスペンション部品は、大きさが比較的大きく、数量もあるので、まず、サンドブラストのノズルのメンテナンスをし、作業効率を上げる事にしました。

 サンドブラスト本体は下左の写真様な物で、赤いキャビネットの中で、下右写真のガンを使い、エアーで部品に砂を吹付け、錆や汚れを落すものです。 砂は砥石等にも使われる酸化アルミニュームが主成分で、粒の大きさは0.25mm~0.4mmです。
 

 エアーで砂を吹付けるので、砂が通るガンの先端のノズルは磨耗します。
下写真の左が新品ノズルで、右が今迄使っていたノズル。 右の大きい径のノズルの穴が磨耗で大きくなっています。 良く使ったものだと我ながら関心。 で、作業性は新品ノズルに交換した結果、3倍位早くなった感じです。 下の写真の部品を全てサンドブラストして、ノズルの径は2.5mm程磨耗し、大きくなっていました。

 サンドブラストの効果はというと、 左がサンドブラストし防錆油を塗った状態で、右側の部品がシンナーで綺麗に洗っただけの状態です。 左の様にサンドブラストではネジの谷底など非常に狭い隙間も綺麗に錆や汚れを落す事が出来ます。

実際に作業した物は
アクセルリンケージのブラケット,フユーエルパイプのコネクター,バルクヘッドのカバー,フロントサスペンションのシム等など

フロントサスペンションのワッシャー・ナット,フロントサスペンションのリンク取り付けブラケット

そして、リンク本体の右車輪用と左車輪用 (リンクの大きさは長いもので40cm位です)

 今回、サンドブラストし再メッキする事になったきっかけが、ウオッシャー タンク用のビスですので、当然ネジ類も50個位錆取りをしました。 ネジ類の様な小物は ”ガラメッキ” と言う方法でメッキします。

 ”ガラメッキ” と言うのは、小物部品をメッキする際に一個一個ハンガーにつるしていては時間が幾らあっても足らないので、部品をドラム缶状の入れ物に入れ、ガラガラ廻しながらメッキするものです。 この方法は形状の複雑な部品で部品同士が絡み合う様な物には適しません。

寒い中、鼻水垂らしながら、砂埃にまみれよう働きました。


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コメント 8

寒い中お疲れ様です~。
ブラストの効果は、相手が錆びているほど感じますよね。
ブラストして再塗装したパーツは持ちが違いますよね。
by (2008-02-19 00:13) 

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

ブラストは大変ですね!!
何しろ根気です。
寒い中では更に大変でした。
by BPノスタルジックカーショー (2008-02-19 06:53) 

第六点滴王

●おはようございます。
サンドブラスト、旧車雑誌やマンガで良くみかけますが、おもしろそうです!。専用の設備がないとできないのですものね。今の私にはできないなぁ。
by 第六点滴王 (2008-02-19 08:28) 

くっさん。

お疲れ様でした!
今度、自転車の塗装の剥離を、剥離剤+ブラストでする予定で、
kotobuki1946 さんのブラスト記事を読み返そうと思っていたところです(^^)
by くっさん。 (2008-02-20 10:40) 

kotobuki1946

Go-Rayさん
以前アメリカで、塗料の剥れ試験で剥れてしょうがないので念の為、
サンドブラストした物をカチオンしましたらダントツに剥れにくくなりました。 サンドブラストによる表面の凹凸が塗料の密着性を上げているんだと思います。

BPノスタルジックカーショーさん
ほんとに根気だけで、何の技術もありません。
メッキの場合は洗浄後に酸洗いが入るのでそんなに神経質に錆を
取らなくても良いのですが、始めると気になって、頑張ってしまいました。

ジョムニーRさん
設備は、ブラスト装置とエアーコンプレッサーだけです。 ブラスト装置も
自作可能です。
http://blog.so-net.ne.jp/hisashi1946/2007-04-28  参照願います。
ただ、利用頻度を考えて購入するか検討したらいかがですか。
by kotobuki1946 (2008-02-20 19:12) 

kotobuki1946

くっさん
 参考になっていれば本当にありがたい事です。 
 くっさんの自転車は高級車ですので、ボディはアルミでしょうから(チタン
だったりして)サンドブラストの砂には純度の高いグレーの酸化アルミが良いと思います。 マグネシウムでしたらサンドブラスト出来るかどうかわかりません。
 市販の酸化アルミの砂には2種あり、茶色っぽい酸化アルミもありますが、これは若干鉄分を含んでいて、ブラスト後に鉄分がブラスト面に残り良くないと言われています。 (アルミホイール等では鉄分が錆、くすんでくるとの事)
 疑問が何時でもコメントに書いてください。 そんなに多くを知っているわけではありませんが、知っている事は何時でも答えます。  
by kotobuki1946 (2008-02-20 20:26) 

OILMAN

こんにちは。
サンドブラスト、名前は知っていましたが近くに持っている人もおらず効果の程、よくわかりました。
私は錆はいつも磨いて落としていたので狭いところ、細かい部品は苦手でしたが、サンドブラストなら解決しますね。
by OILMAN (2008-02-21 21:35) 

kotobuki1946

OILMANさん
錆取りにはサンドブラストは欠かせません。 それにペイントの付が良いんですよ。
by kotobuki1946 (2008-02-24 21:42) 

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