Eタイプのエンジンレストア 5 (チェンとピストンの取外し) [E-Typeのレストア エンジン]
一昨日よりエンジンの分解を再開。 チェンの取り外しは、クランク プーリーとダンパーを外すのにてこずった他は特に問題なし。
コンロッドとピストンを外す前にピストントップのカーボンを落してびっくり。 ピストンサイズはマックスの0.76mmオーバーサイズでした。 オーバーホールしてあったから、シリンダーのホーニング目も綺麗だったのです。 (昨年4月頃エンジンを降ろす時から、エンジンを分解しているなと思ってたが、ここ迄やってあるとは!!!)
昨日夜、熟慮の末にライナーを入れ、ボーリングし、スタンダードピストンに戻す事を決意。 とは言っても、ライナーを購入できるか。 ボーリング屋は見つかるか。 費用はアルバイトの追加。 などなど問題山積。
ピストンとコンロッドを抜いた結果、写真の様にピストンピンに油かすが溜まっており、シリンダー径がオーバーサイズの基準径よりも更に大きい事を物語っている。 もう測る気もしない。
尚、コンロッドのサイドクリアランスは0.15~0.20 mmで問題なく、コンロッドはピストンを交換する時曲がりを見てみるがOKの様です。 クランクのスラスト クリアランスもOKでした。
セカンド チエン(上部チエン)の遊び(たるみ)調整機構は独特で、アイドラーギアーを偏芯軸で上下し、チエンをはる。
エンジン保管用の台を改造し、エンジンを寝かしての作業台とした。 エンジンが非常に重く、従来使っていたエンジンスタンドでは弱く、又、寝かしたり起こしたりの取り回しが出来ないと判断。
コンロッドをナンバー3迄外した所
ピストンにオイルかすが堆積している。 写真では良く見えないが、ピストンの横方向の局部当りになっていた。
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おはようございます。
そうですか、マックスのオーバーサイズでしたか。
アメリカの車は多いですね。
めちゃくちゃな距離を走りますから、手を入れないと走りませんから!!
これは難しい判断ですね。
これをOHすべきか、他の国内もののエンジンを探すか?
まあ、ここで悩むのも「楽しみの内」ですね。
by BPノスタルジックカーショー (2007-01-11 05:37)
有難うございます。 ノスタルジックカーショーさん。 プロショップの本、今日到着しました。 素敵な本で、今夜の内に読み終わると思いますが、ずうっと身近に置き時々見直したいとも思います。
フェアレディの時のエンジンは綺麗なもんだったんだけど、今回は参りました。 先日、他のレストア屋さんに”Eタイプは大変で、お金がかかりやめる人が多い” と暗に”あなたもネオあげるでしょ” と言われたので、私は頑張る。
by kotobuki1946 (2007-01-11 19:43)
自分で記事を書いて改めて感じましたが、スラッジの発生原因って結局何なのか興味沸いたので、今度いろいろ調べてみようと思います。
by OILMAN (2007-01-24 23:02)