MG ミゼット,クラッチのスリーブシリンダー [ MG ミジェット パワートレイン]
先日、クラッチのスリーブシリンダー(オペレーティングシリンダー)で下写真の様な遊びをしました。
自転車の空気入れにジャガー E-タイプ用ブレーキパイプやホースを結び、その先端にMG ミゼット用クラッチのスリーブシリンダーを組付けます。 そして、空気入れでシリンダーに空気を送り、シリンダー内のピストンが「動いた!」「動いた!」と楽しんでいました。
車に付いていたシリンダーの状態は下写真の様にプッシュロッドの錆はひどく、クラッチフォークとの繋ぎはボルトにダブルナット(正規はクレビスピンと割ピン)でした。
クラッチのスリーブシリンダー周りは非常にスペースが少なく作業のしずらい部分です。
車に組付いていた状態はイギリスのパーツカタログと一致していたが、作業性の幅を広げる意味も含め、エアーブリーダーと液圧パイプをカタログとは逆の組方でもピストンが正常に作動するかを試してみました。
又、ジャガーE-タイプ用の銅製ブレーキパイプが余っており、これが使えるかも確認した。
で、下写真左が車に付いていた状態でピストンの作動を確認。
(イギリスのパーツカタログと同じ組方でもあり、多分正規の組み方)
下写真右がエアーブリーダーと液圧パイプを正規とは逆の組み付け。
結果、エアーブリーダーと液圧パイプの組方はいずれの方法でも問題なく、又、ジャガーのブレーキパイプも問題なく使える様です。 だよねエ~ 構造からしても問題ないはず!
スリーブシリンダーをジャガーE-タイプ用に買い置きしてあったクレビスピンを使って、ミッションに組付けて見ました。
多分、正規仕様の組方
エアーブリーダーと液圧パイプの配置を正規と逆の組方で。
で、エンジンとトランスミッションを降ろした結果、下写真の様に運転席の脇に大き目の長孔を見つけました。 運転席の中にもぐってこの穴からエアー抜きをする様です。
尚、この車のクラッチの液圧パイプは長~~~くクニャクニャ曲がっており、更には途中にループをつけてエンジンの振動によるスリーブシリンダーの揺れを吸収する様です。
多くの車はスリーブシリンダーに、又はその近くにゴムホースを組付けて振動を吸収する様になっています。 ミゼットも1967年型からはゴムホースを使っています。
ジャガーE-タイプ用パイプが余っており、ゴムホースタイプにしよかなァ~~~???
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