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MG ミゼット,ステアリングコラムの取り外しとメンテ [ MG ミジェット シャシー]

 
 MG ミゼットはフロントサスペンションのメンテが終了し、ステアリング 関係のメンテが終ればタイヤが付けられます。

 そこで今回は、まずステアリングコラムを外し、メンテする事に。

 ステアリング ホイールを外してみます。 ステアリングホイールはホイール中心部分、ホーンボタンのすぐ外側の6本のビスを外すとホーンボタンとセットで外す事が出来ます。

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 この時に重要な事は車を直進状態にし、ステアリングホイールとステアリングラックとの組付け位置をマーキングしておき、再組時に何処が直進状態かを確認できるようにします。
(車がまっすぐ走っているのにステアリングホイールだけが少しハンドルを切った様な状態になる不具合を防ぐ為のマーキングです。)

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 次にホイールを取り付けていたハブを外しますが、ネジが強く閉まっている時は再度ステアリングホイールを仮付けしてホイールを持ちレンチでナットを弛め、ナットを数回回し弛めた後にホイールを裏からこぶしで叩く様にしてステアリングコラムシャフトのテーパーに食い込んだハブを外し、仮付けのホイールを外し、ハブも外します。
(どうしてもホイールのテーパーが外れない時はベアリングプーラー等を使う事も有ります。)

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 次にインストパネルに組み付けてあるハブを、インスト裏から3本のビスを弛め外します。

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 次にステアリングコラムシャフトをボディに固定しているアルミ製ブラケットを外します。

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 アルミ製ブラケットの奥がフロアーパネルで、コラムシャフトはダストカバーを通ってエンジンルームに出ます。 で、ダストカバーはフロアーパネルから外れ殆ど機能していません。

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 コラムシャフトの最後の取付け点は、ステアリングラックのピニオンとの組み付け点です。
ステアリングラックのピニオンとの組付け位置を上から2番目の写真の様にマーキングし、クランピングボルトを外し、ステアリングコラムを室内側に引き抜くと長~~いステアリングコラムが外れます。

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 外したコラムシャフトです。
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 で、ライトブルーのテープは何だろうと外してみるとアウターチューブに長孔が開いており、内部のシャフトはパイプ状になっており、内部のパイプにも長孔が開いていました。
(この穴付きはシャフトは1967年以降(実質1971年?)のミゼット1300や1500のステアリングロック付き用と思われます。 コラムは交換されている様です。 部品販売会社のmossでは年式に見合った正規仕様品は販売していない様です。)

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 でメンテは、
アウターチューブには異常な傷・打痕もなく、又、シャフトにも異常なく、更にアウターチューブに対するシャフトの回転もスムースの為、ワイヤーブラシとサンドペーパーで磨き、

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シャシーブラックを塗装しました。

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 で、車への組付けはステアリングギアー(ラック)をメンテし、インストパネルを外した後に仮付け、車体のメンテ(??)が終った時点で本付けをする予定です。


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