ジャガー E タイプ, ラジエーターのクーリングファン交換 [Eタイプ エンジン関係修理]
私のEタイプはレストア完了後、走り始めた頃からエンジンの冷却不足で、一昨年は八王子のクラシックカーパレード中にオーバーヒートして一時走行停止と言う恥ずかしい思いもした。
その後、配線を見直したり、スパルのクーリングファンを導入したりしたが、まだまだ不十分。
東京近郊でEタイプのレストアをされておられる方の車を見せて頂く等し、更にインターネットで検索をしまくって新たなクーリングファンの導入をしました。
検索の結果、分った事が幾つかある。
私が今付けているクーリングファンは、アメリカのジャガーの部品販売店が推奨していたファンで、その素性が判明した。
メーカーはDeraleと言う会社で、湾曲したファンの径は356mm、ファン全体の厚み 83mm,
電流10.5Amp, エアーの流量 1350cfm
(cfmは一分間に流れる空気の量で単位は立方フィート)
多くの方はこの位のファンを付けている様で、東京でジャガーのレストアをされているプロの方も 「エアコンを付けなければ充分」 との事だった。
しかし、私の車は初夏になると上記のファンではファンが回りっぱなしになり、冷却不足は明らか。
で、電流は20Amp程度,エアーの流量は2000cfm以上を目途に探した所下の様な物を見つけ、購入した。
メーカーはFlex-a-Lite, ファンの径 406mm, ファン全体の厚み 81mm 電流18.5Amp
エアーの流量 2500cfm ただし、ファンの形状はストレートだった。
数字をうのみにすれば約1.8倍の流量と消費電力となり、かなりの冷却効果があるはず。
従来のDerale製 新たに購入したFlex-a-Lite製
私のジャガーは シリーズ1,3.8リットル車と言う事で、ファン取付け部の空間は、下写真の様にラジエーターからオリジナルのクーリングファンモーター取付けブラケット迄の距離が約80mmしかなく、オリジナル用のブラケットを改造(切断)して上手く付けたとしても、ステアリングギアーのラックチューブがあり、100mmが限度の様です。
Flex-a-Liteには、ほぼ同じ性能で湾曲しているファンもあったが、ファン全体の厚みが102mmもあり、残念ながら取付けに不安があり、今回は購入を見送った。
と言う事で、Flex-a-Lite のファン径 400mmのストレートファンを、アメリカでSRL311のレストアをしていた時に良く通った 「Auto Zone」 と言う大手自動車用品会社から購入した。
(幾つかの部品屋さんにE-メールで問い合わせたが、海外出荷は行っていなかったり、無しのつぶてだったリで結局大手販売店に落ち着いた。)
で、先日やっと到着したファンをラジエーターに組付けてみました。
試運転の結果、空気の流れが大幅に改善し、水温が上がった後の冷却もかなり良くなった。
しかし、夏場になったらどうだろうか? 今迄は5月まで乗れる車が、6月迄に伸びた感じか?
7・8月は乗りきれないだろう。
(最もこの E タイプ、室内が高温になる為真夏に乗る方はほとんどいないとの事です。)
何故こんな事になってしまったのかと言うと、全ては下記のページで紹介した ラジエーターの選択時 「出来る限り純正に近い物」 にこだわった事による様だ。
エンジンルームがこんなに高温になるとは考えもしなかった。 冷却性能の強力な物にすべきだった。
まァー今年一年乗ってみて、又考えよう。
http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2010-07-13
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