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東海道五十三次 草津宿から大津宿 その2(瀬田の唐橋 と 石山寺) [ 東海道五十三次]

  
 前回の記事の様に、5月の暑い中東海道五十三次の 草津宿から大津宿迄を歩いてきました。
今回はその内の瀬田川や唐橋、チョット横道にそれて「石山寺」についてもレポートします。

 今回の東海道五十三次では、出来る限り「琵琶湖迄来たァ~」を感じたく、瀬田川の中島(中州)にあるホテルに宿泊しました。


 まず、瀬田川にかかる唐橋のたもとで、橋や橋からの景色をゆっくり見させて頂きました。

唐橋から上流,琵琶湖を望み、
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川岸におり、橋のたもとからも見て、
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唐橋を渡り、
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 ホテルにチェックインし、部屋から川を眺めていると学校のボート部と思われる人達がボートの練習をされていました。 一人乗り,二人乗り,4人乗りと色々あるんですね。 知ってはいましたが、実物を見るとやはりカッコいい! 楽しそう!

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ほんとカッコいい!!!         一人乗りボート4艘で短距離競争! 楽しそう!
                     (写真をクリックすると拡大表示されます。)
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瀬田川の川岸を散歩し、橋の下を通ってホテルに帰る途中、
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 下左写真の空色矢印の様なものを発見。 これは下右写真の琵琶湖 鳥居川水位観測所の観測器だそうです。 明治7年にオランダ人技師エッセルさんの指導で設置され、平成4年3月の「琵琶湖開発事業完成」まで活用されていました。 尚、今の琵琶湖の水位は片山,彦根,大溝,堅田,三保ヶ崎の5ヶ所で測定、その平均値を「琵琶湖平均水位」としています。
(しっかりした物や機械はキチンとメンテすると長持ちするんですね! 車のレストアも頑張ろう!)

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 で、夕食は東海道歩きの途中で見つけたうなぎ屋さんで食べました。 帰りの瀬田の唐橋からはこんな綺麗な風景も見る事が出来ました。 「♪ 宵闇せまれば ♪」ってこんな感じですかねフランク永井さん?

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 尚、ホテルの入り口には下の様なのぼり旗が多数立っており、ホテルの方が言うには「来年の大河ドラマは「紫式部」で、源氏物語を書いた「石山寺」迄は15分位」との事でした。
 石山寺は今回の五十三次で行くか 行かないかで随分迷っていましたが、結局15分との事で行く事に。

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 で、翌朝ホテルを出、「中島」の西側に架かる小さい方の唐橋を渡り、すぐに左折して石山寺に向かいました。

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 橋を渡って直ぐの交差点を左(南)に曲がって、道なりまっすぐ歩く事25分、途中「京阪石山坂本線」の「石山寺駅」を横目に見て「15分と言われたがまだかいな!」 帰宅後調べたら、唐橋から石山寺迄は1.7㎞あり、15分は無理だよねェ~。

下左写真は石山寺駅。そして途中には下右の様なソフトタッチの掲示板も!心が和みました。
                     (写真をクリックすると拡大表示されます。)
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 石山寺の山門脇には下の様な説明板が立っていました。 で、山門をくぐり、もみじの新緑が綺麗な長い参道を進み、拝観料を支払い、本堂に続く右側の階段を上がります。
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 最初に訪れたのが「御影堂」でした。
ここは弘法大師と三代座主淳祐内供の像を安置されているお堂だそうです。
淳祐の座像は応永5年(1398年)に開眼供養されたとの事。
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 御影堂から振り返って「毘沙門堂」を参拝しました。
毘沙門堂は安永2年(1773年)に建てられ、「兜跋毘沙門天(重要文化財)」や「吉祥天」を祀るお堂です。
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 で、本堂にお参りです。
 本堂の建立は古く、天平宝字5~6年(761~2年)に拡張されたが焼失し、現在の本堂は永長元年(1096年)に再建されたのだそうで、滋賀県では最も古い建物だそうです。

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 又、本堂の東側には「源氏の間」と言われる2間があり、ここは「紫式部」が参籠し「源氏物語」を起筆した場所と伝えられているとの事。
下写真がその様子を再現した所であり、紫式部の像は有職人形司十世伊藤久重作だそうです。

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 本堂から戻り、多宝塔の方に向かいます。
 写真左の白い石(青矢印)は「硅灰石」で奥には「多宝塔」も見えます。
この石は、石灰岩が地中から突出した花崗岩と接触し、その熱作用の為に変質した石だそうです。 国の天然記念物となっており、石山寺と言う寺名はこの硅灰石からきているとの事。

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 多宝塔は源頼朝の寄進により建久5年(1194年)建立にされ、建立年代が明らかな多宝塔としては日本最古の国宝建築です。 又、本尊の「金剛界の大日如来像」や柱絵が重要文化財となっています。
大日如来像は、体内銘文と作風から鎌倉時代の仏師快慶の作と判明しているとの事。

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 この他、経蔵や月見亭,鐘楼等を見学し、最後に大黒天を参拝させて頂きました。
 写真に写っておられるご夫婦も東海道歩きからの寄り道だそうです。 しかもお住まいは私の隣の市の方でした。

経蔵                      鐘楼
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大黒天
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 石山寺のホームページは右記;https://www.ishiyamadera.or.jp/


 次回は「東海道五十三次 草津宿から大津宿 その3(瀬田の唐橋 から 大津宿)です。

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