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MG ミゼット, ブレーキ&クラッチペダルの摩耗を修正し、車両に組付け [ MG ミジェット シャシー]

 
 MG ミゼットのブレーキマスターシリンダーのオーバーホールをすると共にペダルの状況も点検しました。 その結果クラッチペダルのクレビスピンの穴は約1.0mmも摩耗していました。 ブレーキペダル側は0.4mmの摩耗でした。 又、摩耗に伴いクレビスピンの穴周りの残り肉厚は非常に少なっており、ひょっとしたら急ブレーキ等で壊れるかもと思わせる状況でした。

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黄色矢印がブレーキペダル,空色矢印がクラッチペダル
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クラッチペダルのクレビスピン穴       ブレーキペダルのクレビスピン穴
(数字は肉厚の厚い方(写真上側)の数値です。)
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 更に、クレビスピンを介して組み付けているプッシュロッド先端のフォークの穴もクラッチ側は1.0mm摩耗していました。 ブレーキ側のフォークは摩耗していませんでした。
(今回は摩耗したフォークを組付け、車検を取る前に新しいフォークを購入・組付ける事に。)

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 イギリスとアメリカの部品会社のペダルの在庫を調べたが、アウトオブストックでした。
 やむをえず、以前アルバイトで働いていた会社にお願いし、ブレーキとクラッチのペダルを溶接による肉盛りと穴のあけ直しをお願いし、下写真の様に完成しました。
溶接肉盛り後の最小肉厚は最終的に約5㎜となりました。
(車から取り外した状態では残り肉厚が少なく、溶接肉盛りはかなり難しかったそうです。)

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クラッチペダルのクレビスピン穴       ブレーキペダルのクレビスピン穴
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 両ペダルの摩耗修正が完了した所で、ペダルとマスターシリンダーの組付けトライアルを行いました。 結果問題なく良好で、ペダルのクレビスピン穴の肉厚も2倍程度になり、安心感が増しました。

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 で、ブレーキとクラッチのペダルにシャシーブラックを塗装し、マスターシリンダーと共に車に組付けました。 
 ボディの塗装等を考えて、取り合えずブレーキのエアー抜きをし、クラッチもダミーのシリンダーを付けてエアー抜きをして、手押し移動の時でもブレーキが使える様にしておきます。

 下写真にはペダルのリターンスプリングは組付けてありません。 又、ブレーキパイプはエンジンを降ろし、エンジンルームの塗装をしてから新たに製作します。

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