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おこずかい(年金)を貰いに、アメリカ大使館に行ってきました。 [日記]

 
 10月20日、アメリカ大使館にアメリカの年金を貰う手続きの一環で行ってきました。 貰える金額はこずかい程度ですが。 奇しくもBPノスタルジックカーショーさんが年金の記事を書かれた日です。

 以前は、アメリカの年金はアメリカで10年以上年金を収めないと貰えなかったのですが、非常に幸運な事に4・5年前にアメリカと年金の協定が出来、10年以下でも貰えるようになったのです。


 下写真がアメリカ大使館  右下矢印の所が入口で、時節柄警備は厳しかった。

blogPA200169.jpg


アメリカの年金が貰える条件はおおよそ下記の通りです。

 2年以上アメリカで働き、ソーシャル セキュリティ タックス (社会保障税とでも訳す? ようは年金) を2年以上おさめ、日本の年金加入期間と合わせて10年以上の方が受給出来ます。
日本は25年以上加入しないと貰えないが、アメリカは10年以上の払込みで受給出来ます。

 日本の24年と11ヶ月迄の方の保険料は、厚生労働省のお役人様が誰も使わない箱物を作ったり、若いお役人様が黒塗り運転手付きの車を乗り回す為の費用にあてられたんでしょうかね?
 ついでにもっといっちゃお!
 さるお国では年金特別便等とおっしゃいまして、国民に ”年金加入状況を特別に教えてやる” そうですが、アメリカでは毎年、12月 (私の場合、誕生月により異なる) に最初の年金加入時から現在迄の毎年の年金払込金額や貰える予想金額等を下の様に報告してくれます。

social security.jpg
 
 受給年齢は66歳以上です。
 しかし、62歳になった時点から、その年齢に応じて減額されるものの受給を開始出来ます。
又、66歳より後でも受給を開始する事が出来、その場合は年齢に応じて割り増しされます。
 66歳以上では働いていても全額もらえますが、62歳以上~66歳未満で受給を開始する場合は、45時間/月以上働いて給与を貰っていると受給出来ません。

 もし、上記の条件にあてはまりアメリカの年金を請求していない方がおられましたら、アメリカ大使館に問い合わせしてみてはいかがですか。 多分日本語で対応してくれます。
 ホームページは右記  http://japan.usembassy.gov/j/info/tinfoj-contact.html
 電話は  03-3224-5000



 請求の手続きは、

 まず、最寄りの日本の社会保険事務所に行き、「合衆国年金の請求申出書」 を頂いてきます。
 この請求申出書に必要事項を記入し、社会保険事務所に 「戸籍謄本」 と共に提出します。

 で、社会保険事務所が内容確認や受給資格等を確認し、アメリカに送る様です。


1ヵ月半後に在日アメリカ大使館からの電話で、私と配偶者が同席での電話インタビューの日時を決定。

 インタビューは電話で、まず私が在日アメリカ大使館 年金課からの質問に答え、次いで妻が質問に答える形で行われ、全ての質問に答え終えた時点で年金の受給手続き完了。 全て日本語です。
インタビューに当たって用意する物は銀行振り込みの口座情報だけでした。
尚、私は1日/週アルバイトをする為、会社から勤務時間の証明をもらい、郵送する事になりました。


 で、 インタビューは何故私と妻かです。 クイズにしたい位!!!!! 

 アメリカの年金は、本人に2/3の年金が支給され、残りの1/3は配偶者に支給されます。 よって、私の口座に2/3、妻の口座に1/3振り込まれます。
つまり、本人が妻に内緒で手続きをし、全額内緒のおこずかいにする事が出来ないのでございます。 はい!  アメリカ人はサラリーマンの密かな楽しみを知らない様でございます。



 手続きが完了したのになぜアメリカ大使館に?
 私が単身赴任だった為、妻のソーシャル セキュリティ カード (日本の住民票の様な意味合いもあるカード) がなく、アメリカの納税者の配偶者としての正規の登録がなされていません。
 従って、アメリカからの色々なサービス(今回は年金)を受ける資格がない為、このカード取得の手続きにお付き合いです。


 尚、今回は在日アメリカ大使館のインタビューで年金の手続きが完了しましたが、マニラにあるアメリカの年金の事務所から書類が送られてきて、記入し返送する方法もあります。 どちらになるかは在日大使館の事務処理量で振り分けるそうです。
 62歳の時に受給の手続きをしようとした時はマニラでした。
この時の書類はともかく膨大、相当の時間をかけて書き、分らない所をマニラに質問した所アルバイトの時間数が多く、諦め、今回再度の挑戦でした。



 長々とお付き合い有難うございます。

 さる国の厚生労働省のお役人に対し、頭にのぼった血をホテイアオイの花でも見て沈めてください。
 私の写真は下手ですが、清楚な花は隣の方が用意してくれました。

PA210137.JPG



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とよたこ

お久しぶりになります。
お体のほうも調子良いようでよかったです。
ステートメントですが、多分誕生日の何ヶ月前に送られてくるものだと思います。
察するにKOTOBUKIさんは3月か4月にお生まれではないでしょうか?
ここまで書いて、調べたらありました。
http://ssa-custhelp.ssa.gov/cgi-bin/ssa.cfg/php/enduser/std_alp.php?p_cv=1.12


by とよたこ (2009-10-22 08:41) 

yuwamama

こんにちは。
手続きお疲れさまでした。
ホテイアオイのお花、癒されますね。
by yuwamama (2009-10-22 11:41) 

BPノスタルジックカーショー

こんにちは。

アメリカは今の収入なんてことは言わないのですね!!
この国は国民からは絞るだけ絞り、昔ながら生かさぬように殺さぬようになんですね!!
by BPノスタルジックカーショー (2009-10-22 15:08) 

pace

私の友人も66歳を過ぎ
アメリカから年金が出たといってご馳走してくれました
本人は会社をやっていてバリバリ現役なんですけどね
by pace (2009-10-22 16:34) 

駅員3

手続きお疲れ様でした!
国が変われば制度も大きく変わるものなのですね!
by 駅員3 (2009-10-22 18:34) 

kotobuki1946

とよたこさん
有難うございます。 おかげさまで元気になりました。
ステートメントの件、私の事ばかり考えていました。 本文の文章では誤解を招きますね。 ちょっと追記しました。
日本の年金の管理には不満が多く、冷静さがなかった様です。

yuwamamaさん
大使館に行ってきましたら、本当に疲れました。 やっぱり社会生活の為の体力が相当落ちている様です。 もっと体力増強に力を入れないとと思っています。

BPノスタルジックカーショーさん
私は単純なサラリーマンで会社も一回しか変わっていないので、さしあたって私自身の年金の不具合はありませんが、国の年金管理の事を考えるとちょっと冷静さを欠いてきます。

paceさん
66歳過ぎでは満額受給ですね。 ごちそうになれて良かったですね。
私のはほんの少しで、人に御馳走したら足が出てしまうほどです。
by kotobuki1946 (2009-10-22 18:35) 

kazu

アメリカの方が親切ですねぇ
日本人は真面目で勤勉と言われてるのに
なんでこんなになってしまったのでしょうか・・・

by kazu (2009-10-22 22:20) 

OILMAN

こんにちは。
年金、私がもらえる予定の約30年後、どうなっているのかふあんでしょうがありません。
今から自己防衛しておかなければいけないでしょうね・・・
by OILMAN (2009-10-22 22:31) 

Bacchus

こんにちは。
年金の話になると希望が持てなくて空しいです(^^;
by Bacchus (2009-10-23 00:14) 

くっさん。

こんな制度があるとは知りませんでした。
アメリカは寛大な対応ですね。
逆に在日の外国人には、まったくないでしょ。
by くっさん。 (2009-10-23 08:59) 

いとお

おお!アメリカの年金の件ですね!
なるほどぉ、こうやって手続きするんですねぇ
勉強になりました(^^)
あ、そうそう年金の報告書!
毎年きますよね(^^)!!
by いとお (2009-10-23 11:11) 

2601

日本では突合作業が始まっています。
国の年金は最低加入期間が25年ですが、基金に加入している事業所に勤めると1ヶ月以上で年金支給、3年以上で退職金支給、15年以上で加算年金が支給される事が多いようです。
基本は福利厚生の整った会社に長く勤めることですかね・・。
日本人は各種手続きは妻にお任せの亭主殿が多いので、密かな楽しみどころか搾取されているのも気付いていない人が多いかも知れませんね!
by 2601 (2009-10-24 19:11) 

emu310

きちんとしたシステムなんですね。
みんなのお金、みんなのもの、という感覚が根本から違うんでしょう。
私の町内会でも、町内会費など、みんなから集めたお金、となると
まるで天から降ってきたかのような、扱いしているのを体験しました。
by emu310 (2009-10-25 08:05) 

雅

お久しぶりです。
色々と手続き、ご苦労様でした。
アメリカでは医療保険は崩壊しているのに年金システムはきちんとしてるんですね。
by (2009-10-25 15:11) 

kotobuki1946

kazuさん
本当ですね。 企業の利益第一主義や役人の保身、政治家の知識や政治力の無さの積み上げなんでしょうね。 われわれ国民も選挙にはしっかり対応しないといけないのでしょう。

OILMANさん
年金への不安は我々既取得者に比べたら大きいんでしょうね。
若いうちから個人的に老後を備えておく必要はあると思います。
リタイア近くになってでは遅すぎます。

Bacchusさん
そうですね。 これからは若い人が減るうえに年配の方の寿命が延びていますので、年金を現役の人の収めたお金で賄うという方法が成り立たなくなるのかも。

くっさん
この年金はアメリカと日本の相互協定で成り立っていますので、どの程度の補償か分りませんが、在日アメリカ人も日本で働き、日本で年金を収めていれば帰国後に日本で収めた分を貰えると思います。

いとおさん
是非参考にしてください。 と言ってもいとおさんはずいぶん先の事、いとおさんが ”さァー 年金” と思った頃には制度が変わっているかも。
毎年来るステートメントは希望が持てますよね。 

2601さん
一生でたった一ヶ月の加入では無理な様な気がします。 前後の年金加入があっての事でしょうね。 今回の私の年金は妻の分も私にリターンするそうです。

emu310さん
町内会費が雑に扱われているのはひどいですね。
私の所の町内会計は、桜祭りの収入等皆で働いたお金が含まれる事もあってか、きちんと管理されている様です。

雅さん
アメリカの年金は上手くいっている様ではありますが、それでも結構財政的には厳しいよです。 

by kotobuki1946 (2009-10-26 07:11) 

luka

理解しやすい制度ですね。 米国で働いた方が良い気がしてきました。
by luka (2009-10-29 00:46) 

sachiko

初めまして。突然のコメントをお許し下さい。
アメリカ年金申請について大使館でのインタビューまでの経緯を記したものは殆どなく、検索につぐ検索でやっとkotobukiさんのブログにたどり着き、ここ数ヶ月の不安が解消されました。ありがとうございました。実は先日年金事務所を通じて受給書類の提出をいたしました。提出後しばし開放感に浸れましたがそれもつかの間。なんでもS Sオフィスに提出するW-8benというフォームが必要との事。このフォームに関する情報が今一つ得られません。マニラ事務所から送られてくるものなのでしょうか?大変失礼で不躾かとも思いましたが思い切ってご質問をさせていただきました。もし差し支えなければお分かりになる範囲でご教示いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
by sachiko (2018-10-15 12:46) 

kotobuki1946

sashikoさん
返信コメントが遅れ申し訳ございません。

 又、なにぶんにもずいぶん昔に手続した物ですから細かい所は忘れました。 又、私が手続した時から随分日時が立っており、手続き方法も変わっているのかとも思います。 W-8benと言うフォームがどんなものなのかも私には分りません。
 私の手続した頃は現在の日本年金とアメリカの年金が連結される方式に変わった最初の頃だった為か、アメリカ大使館も非常に信越でした。 一度アメリカ大使館に問合せしてみてはいかがでしょうか。
by kotobuki1946 (2018-10-29 07:53) 

kotobuki1946

sachikoさん
上記に誤字がありました。
正しくは「アメリカ大使館も非常に親切でした。」です。

by kotobuki1946 (2018-10-29 07:56) 

Sachiko

この度は突然の質問にお答えいただきありがとうございました。
フォームw-8benにつきましてはその後の調べで年金請求の場合はフォームssa-21になる事がわかりました。大変お騒がせして申し訳ございませんでした。
kotobukiさんは在日アメリカ大使館でインタビューを完了され、62歳の時にはマニラに書類を送付された経験をお持ちで、その両方をご経験されているので本当に納得する内容で、今までの私の疑問が一気に解消されました。あらためてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

by Sachiko (2018-11-02 19:39) 

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