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サンドブラスト トライアル(ガラス ビーズとくるみ) [レストア共通事項・用具等]

 フロントカバーはサンドブラストと塗装の失敗と思い、4月から放置してあったが、いよいよ使用の時期になり、再度塗装を剥し、サンドブラストのトライアルを実施致しました。
前回のフロントカバーのブログは http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2007-06-17

 今回はガラスビーズの新品を使ってブラスト。 吹付けエアー圧は実質3.5kg/cm(吸引式なのでブラスト会社はこの位のエアー圧が良いとの事)で実施。 結果は写真の様に成果無しです。

前回のガラス ビーズ 100番(数回使用後の物)によるブラスト結果

下の写真で、茶色線の上半分が今回のガラス ビーズ 100番(新品)によるブラスト

 と言う事で、我家のブラスターではガラス ビーズでアルミをぴかぴかに光らせる事は出来ないと判断。
尚、アルミ部品の場合、ガラス ビーズは3~4回は新品同様に使える事が分かった。

 続いてくるみの60番 エアー圧実質3.5kg/cmで実施。 上写真の茶色線の下半分がクルミでブラストした結果です。 これも、写真の様に若干艶がでたかなと思う程度で、成果ありには程遠い。
 (フロントカバーはガラス ビーズのブラストに塗装で使う事にしました。)
尚、プラスチック ビーズは非常に高価(約10倍の値段)で手が出ませんでした。

 又、せっかくクルミを手に入れたので、クロームメッキ品の汚れ落しも確認しました。
下写真の様に、ブラストをしていない黒マジック線の上の部分と、ブラストをした他の部分ではかなり差があり、”汚れ”は落ちています。 しかし、ワックスがけによる磨きのほうが更に綺麗になります。
ワイヤーホイールの様な手の入らない所などには期待したい所です。

 と言うわけで、今回のトライアルはよい結果はありませんでした。

 日本車として、初めて海外のレース (日産がDATSUN210でオーストラリアのラリー)に挑んだ、大家さんから、 「失敗をきちんと留めて置く事が技術の進歩につながり、成功体験は進歩にはつながらない」と言う事をはるか昔伺いました。 その意味では前進の足がかりにはなったと思う。


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てん

なんとなく、同じ所いじってますね(^_-)。
ブラストか~いいな~。。かけたいところは沢山あるんですが
なかなか、手が出ません。
今回はリューターでしこしこ磨くことにしました。磨き残しも「味」ってことで・・。
カバーは本体と一緒に塗られていることが多いのですが、そこだけ磨か
れていたのがかっこよかったので、そのままいただくことにしました。
by てん (2007-06-17 23:49) 

ガンバルおやじ

おはようございます。
苦戦しておられるようですが、他にも手はあるのでしょうか?
役には立てないので応援しております。 
by ガンバルおやじ (2007-06-18 05:27) 

ブラストはいずれ欲しいとおもってますが、
ビーズにもいろいろあって特性も違うのですね~
私も様々な失敗を繰り返して経験を積んで
来ましたが、ブログで色んな人の経験を
見ることができて良いなぁと思います。
by (2007-06-18 14:22) 

kotobuki1946

テンさん
ブラスターは整備用品やさんで購入するより、ブラストノズルと手袋を
購入し、キャビネットを自作した方がいいかと思います。 下記が私の
仮のキャビネットを書いたブログです。 参考に。
http://blog.so-net.ne.jp/hisashi1946/2007-04-28

ガンバルおやじさん
確かに結果が出ないんで苦戦になるのかもしれませんが、”これはこうだ” ”あれはこああだ” と実体験するのが又いいんです。 本当にぴかぴかにするには、最終的にはサンドペーパーで磨き、最後にポリッシュ剤で仕上げればいいので、悲観も全くしていません。 ご心配かけてすいません。

kazuさん
確かに、ブログは色々な経験を知る事で、役に立ちますが、成功例が
多いので、奇麗事になってしまうことが多いと思います。
今回のブログの最後に書きましたが、失敗談は本当に貴重なんですけどね。
by kotobuki1946 (2007-06-18 21:54) 

pace

失敗ばかりなのでそれを留めずに生きてきたようです・・・進歩して無いですから

DATSUN210は私のブログにあるあの210ですね
by pace (2007-06-18 22:00) 

BPノスタルジックカーショー

おはようございます。

アルミを艶をだして光らせるのは難しいですね。
私はバイクのクランクケースのサイドカバーをやりましたが・・・・・
つや消しになりました。
その後、手で磨きました。
by BPノスタルジックカーショー (2007-06-18 22:42) 

kotobuki1946

paceさん
そうです。 そのDATSUNです。 大家さんのはどちらだったか
忘れましたが、この時難波さんの車がクラス優勝しています。

BPノスタルジックカーショーさん
やっぱり手でしたか。 ジャガーはこれからヘッドカバーやインマニ関係
など一杯磨く部分があるので、何とか楽出来ないかと思ったのですが。
ただ、厄介なクロームメッキのホイールの清掃方法が少し前進したので、
まぁ成果ありともいえます。
 
by kotobuki1946 (2007-06-19 07:57) 

くっさん。

くるみって食べる胡桃ですか?
いろいろなものが使えて、効果も異なるのですね(^^)
ブラストだけでも奥が深いです。
by くっさん。 (2007-06-19 23:11) 

kotobuki1946

くっさん
食べるクルミの殻を砕いた物です。
ブラストは本当におくが深くて、苦労を楽しんでいます。
道具は全く違いますが、ガラスに吹き付けてすりガラス上にして、絵を
書く様な手法もあるし、別の道具では金属等を切る方法もあります。
by kotobuki1946 (2007-06-19 23:24) 

失敗は成功の母ですね。
僕は仕事でも趣味でも「べからず集」の連続ですが、
そこから問題点を分析し確信を得れば、必ず道は開けると思ってます。
クルミがメッキ部のサビ落としに使えるとは、いい事聞きました~。
夏休みにブラスターを実家に作ってみようかな…
by (2007-06-19 23:30) 

kotobuki1946

Go-Rayさん
クルミではメッキ部分の錆は落ちません。 汚れが落ちるだけです。
錆の部分に凹凸がある為、そこに汚れが付きやすく、その汚れを
クルミが取ってくれるので、一見錆が落ちた様に見えるだけです。
ですから、クルミで清掃し、その上で、ポリッシュ入りワックスを
かけるのがいいですね。 科学的に酸等で洗浄するより安心感は
あります。
by kotobuki1946 (2007-06-20 23:15) 

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