旧車のレストア費用

　ジャガー　Ｅ　タイプのレストアを少しずつ行っていますが、その費用についての考え方。
　私はサラリーマンを定年退職した気だけは若い老人です。　（老人と言う言葉は意地でも使いたくないが、この一言だけは我慢しよう。）
　当然ながらＥ　タイプをレストアするだけの費用は無く、アルバイトの給与でまかなっています。

　これは私の母（来年1月で９２歳。　ゲートボールもする元気者－－－元気に感謝）から私が子供の頃に聞いた話ですが、”昔（多分戦前）、母の実家近くの家が、御金持ちだったけれども主人が鉄砲打ち（東京近郊なのでマタギではなく道楽の猟）で、家をつぶした”　との事。　
　私のレストアはまさにこの”鉄砲打ち”に匹敵します。　しかし我家が離散と言うわけには行かず、アルバイトで稼いだ分だけをレストアの費用に当てる様にしています。　これでも道楽が過ぎるかも？

　そんな訳で、アルバイトは、バイク屋さんで、中古部品のオークション販売の出荷作業を主に手伝っています。　この仕事長続きしそうで、”色々な仕事を楽しむ”と言う退職後の第２目標が崩れそう。

　私は、長い間　”車のサスペンション関係の品質管理”　をしてきました。　サスペンションは１００万台作ろうが１０００万台作ろうが、たった１つの部品が壊れたら１人あるいはそれ以上の人が亡くなる可能性があります。　三菱さんのトラックのタイヤ外れと同じ分野を担当していた気の弱い私としては同じ様な仕事に戻りたくなく、少し肩の力を抜きたかったわけです。

　そんなわけで、ただいま中高年フリーターとして、仕事もレストアも楽しんでいます。