MG ミゼット,オイルストレーナー と オルタネーター組付け [ MG ミジェット エンジン]
エンジンの塗装が終わり、エンジンルームの塗装も終わり、息子に手伝ってもらいエンジンを車に乗せました。
エンジンに組付ける一部の補器部品は、エンジンがエンジンスタンドに乗せてあった時に組付け確認をしておきました。 しかし、エンジンを車に乗せるにあたっては補器部品が組付いているとボディにぶつける可能性もあり、全て外してエンジンを乗せる作業を行いました。
従って、エンジンを車に乗せた後に再度補器部品を組付けます。
で、最初にオイルフィルターとオルタネーターを組付けました。
下写真はレストア開始前のオイルフィルター(黄色矢印)周りで、既にオリジナルのオイルフィルターからカートリッジタイプに交換されています。 尚、オイルフィルターはエンジン台上では組付け確認をしていません。
オイルフィルターの状況もさる事ながら汚れがすごかった!!! この汚れ、車のボディを磨いた時の磨き粉や磨き粉で剝がされた塗料の粉が主な物の様です。
ちなみに、下写真はジャガー EーType のオリジナルのオイルフィルター(空色矢印)でこれと同じ様な物がミゼットにも組付いていたと思います。 E-Typeの時には友人から何度も「後々メンテが大変だからカートリッジに変えたら」と言われましたが E-Type はオリジナルで行こうと決断しました。
下右写真の空色矢印先は極一般的な紙製のフィルターエレメントで、黄色矢印先は黒く汚れていますが昔ながらのフェルト製フィルターエレメントです。
ジャガー Eータイプのオイルフィルターのメンテ記事は下記です。
https://hisashi1946.blog.ss-blog.jp/2008-07-08-1
で、カートリッジタイプのブラケットを組付け様と「シリンダーブロックのガスケットキット」からフィルター用ガスケットを取り出した所、下左写真の様に形状が合いません。
下右写真はシリンダーブロックのオイルフィルターブラケット取付け部分です。
で、EーType の時に購入した「オイルシート」と言うガスケット用シートから自作する事に。
下写真の茶色いシートに鉛筆書き(黄色矢印)が切り出すガスケット。
又、黄緑矢印先の工具は穴あけポンチです。 アメリカにいた時にキットで購入した物の中の1つで、寸法は全てインチ仕様です。
下左写真が切り出した新たなガスケット 右がフィルターブラケットを組付けた所
カートリッジタイプのオイルフィルターは長野の「ガレージまるいち」さんから購入し、エンジンに組付けました。 下写真はオイルフィルター(空色矢印)を組み付けたエンジン回りです。
最初の写真と比較して下さい!!! 綺麗になったでしょ!!!
続いてオルタネターの組付けです。
オルタネーターは組付けキットを含めイギリスから購入しましたが、「本当に組付くのだろうか!」との不安があり、エンジンがエンジン台に乗せてあった時に組付けトライアルを行い、ブラケットの修整を行っておきました。
オルタネーターの組付けトライアルの時の記事
https://hisashi1946.blog.ss-blog.jp/2021-11-20
従ってエンジンを車に乗せてからのオルタネーターの組付けは問題なく組付ける事が出来ました。
次はスターターモーターを組付けようと思っています。
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MG ミゼット,運転席の内装を仕上げ [ MG ミジェット ボディ & トリム]
先日の助手席に引き続き運転席の床回りの内装の仕上げに取り組みました。
従来の内装は下写真の様で助手席同様カーペットはヨレヨレ、トリムも経年劣化が進んでいました。
黄色矢印はヒーターダクトのフラップユニット,黄緑矢印はクラッチスリーブシリンダーやスターターモーターの点検穴(?),空色矢印はヘッドライトの上向き下向きの切り替えスイッチ(足踏み式),ピンク矢印はアクセルペダルです。
で、再塗装された運転席にフロアー周りの部品をメンテして組付けました。
アクセルペダルは下部取付け部分が壊れ修理されていましたが、新たに購入しました。
(新ペダル購入にあたっては、一昨年10月頃壊れていた事に気付き、購入の為イギリスの在庫を確認したが在庫がなく、半年近く何度もイギリスの在庫確認をしてやっと見つけた物です。)
そして、綿くずをシート状にした防音材(吸音粗毛フェルト)を裁断、助手席同様カーペットクリップのスタッド4個で固定しました。
続いてカーペットですが、アクセルペダル位置の切込みが無く、下写真の様に穴を開け、黒い皮でほつれ防止の為の縁取りをしました。
カーペットを組付けました。
続いてヒーターダクトのフラップユニット部分のトリムは、左側同様樹脂とアルミを貼り合わせた複合材で製作しました。 取付け穴の位置は、透明なビニールシートをボディに当て従来の取付け穴を転写しました。
下左写真は写りが悪いのですが、ビニールシートをボディに当て穴位置を転写している所。
下右写真は製作したトリムを時計ドライバーで、穴位置確認している所。
完成したヒーターダクト フラップユニット部分のトリム
続いて、椅子を取り付ける部分のカーペット貼りです。
まず、黄色矢印の横方向のフレーム(写真では縦方向)には長方形のカーペットを裁断、接着剤で直接貼り付けました。 又、椅子の取付け面は綿くずをシート状にした様な防音材を裁断、下写真の様に貼り付けました。
尚、この場所は椅子のレールでカーペットが固定される為、防音材固定のカーペットクリップは2個のみです。
続いて、カーペットには椅子のレール取付け用穴を開け、カーペットクリップのソケットを2個組付け下写真の様に貼り付けました。
(カーペット中央の白い線はカーペットが折りたたまれていた時に起毛に隙が出来た物で、時間と共に直る事を期待しています。)
カーペット貼はプロペラシャフトのトンネルを残すのみとなりました。
何となく"一段落"と言う様な気分になってしまいました。
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MG ミゼット,助手席の内装を仕上げ [ MG ミジェット ボディ & トリム]
MG ミゼットの室内の塗装が完了した事で、手持ち部品の整理も考え、リアーフロアーに続き助手席の内装も組付けて見ました。
従来の内装は下写真の様で、カーペットの劣化は激しくヨレヨレ,トリムも劣化し変形や表皮のたるみが出ていました。
下写真の黄色矢印のトリムは、ヒーター 吹き出し口のフラップ(黄色丸内)の上から組付けてありました。 又、購入したトリムキットには空色矢印の上面トリムは含まれていませんでした。
尚、黄緑矢印のボディサイド側のトリムは外板の塗装が完了した後で組付けようと思います。
で、まずは車購入時に車に積んであった綿くずをシート状にした様な防音シートを助手席のフロアーに合わせ裁断、カーペットクリップのスタッド(青色矢印)4個で固定しました。
下右写真がカーペットクリップのスタッドです。
次にカーペットにカーペットクリップのソケット側(空色矢印)を組付けて固定しました。
下右写真がカーペットクリップのソケットです。
更にセンター側ダッシュボード下部のトリム(黄色矢印)を組付けました。
で、ヒーターダクトの所のトリムは購入したトリムキットには含まれておらず、又、従来品はヒーターダクトのフラップユニットの上からかぶせる様に組付けてありました。 こんな形の設計はありえない様に思い、私なりに樹脂とアルミシートを貼り合わせた3mmの複合材で製作してみました。
製作に当たっては従来から使われていたトリムの取付けビス穴を探して、新しいトリムにも同じ位置に穴を開けるのが難しかった。 下写真の新たに製作したトリムに刺さっている時計ドライバーは穴位置を確認しているところです。
複合材で作ったトリムに、購入したトリムキットの中に入っていたビニールレザーを使って表皮を貼り組付けました。 黄色矢印の様にヒーターダクトもトリムの上から組付けました。
又、助手席カーペットの上部奥にもトリムを製作(空色矢印)ビニールレザーを貼り組付けました。
新しく作ったトリムにはボンネットオープナーのブラケット用穴も開けましたので、ついでにボネットオープナー(ピンクの矢印)のケーブルを清掃・ドライ潤滑剤を使ってメンテし、組付けました。
続いて、椅子の下の所のカーペット貼です。
綿くずをシート状にした様な防音シートを裁断して貼り付けました。
このシート部分は椅子のスライドレールで押さえられるので、カーペットクリップ(黄色矢印)は2個だけにしました。
又、前側の左右方向のフレーム(空色矢印)には長方形のカーペットを形状合せして裁断、接着剤で直接フレームに貼り付けました。
で、カーペットに、シートレール取付けボルト位置に穴を開け、カーペットクリップのソケットを取り付け、カーペットを組付けました。
写真の空色矢印部分は椅子のスライドレール取付け部の木製スペーサーです。
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MG ミゼット,コクピットパネルとカーペットの組み付け [ MG ミジェット ボディ & トリム]
先日、コクピット(室内)とトランクルームを仕切っているコクピットパネルを修正し組付け、又、リアーフロアーのカーペットも貼付けました。
下写真が従来のコクピットパネルとリアーフロアー周りの状況です。
今回使用するコクピットパネルはトリムキットを購入した中の1部品で、カーペットは車をニュージーランドから購入した時に車に積まれていた物の内の1部品です。
最初にコクピットパネルを所定の位置に当てて見ました。 と言うか、当て様としてみました。 が、全くセット出来ません! 原因は下写真の"a"寸法が大き過ぎました。
修正には表皮のビニールレザーを貼っているステープルを剥し、内部のベースプレート(合板)を削り、車に当て、又削りを繰返し、約10mm程削ってやっと組付く寸法になりました。
で、ステープルの針を購入し、表皮を少し切取り、再度ステープルで張り直しました。
(ステープルの針の在庫が少なく購入してみたら2000本入り。 ものすごい量で、今回使用したのは購入量の5%弱。 また使う当てのない手持資材が増えてしまいました。)
で、やっと組付いたと思ったらコクピットパネルは下写真の様に左に偏ってしまいました。 どうも右側の奥がボディパネルに当たっている様です。
後で修正しよう! ーーーという珍しくどうでもいい様な結論。
(あまりにも修正が多く、ちょっと修正に嫌悪感&飽き飽き!!!)
そして次はリアーフロアーのカーペット貼りです。
2日以上かけて丁寧に作業したつもりでしたが、残念ながら上手くいったとは思えません。
しかもカーペット貼りの作業中は作業に夢中になり写真を撮り忘れ、その上後撮りの写真はカーペットが真っ黒だった為、分かりやすい写真も取れず少し落ち込んでいます。
カーペットの貼付け手順は、ホイールハウスを貼り、次にホイールハウスの内側のフレームに貼りました。 次にリアーフロアーに綿くずをシート状にした防音シートを裁断して、カーペット用クリップのスタット(雄)6個で固定しました。 そして、リアーフロアーの前側縦壁にマットを貼りました。
尚、カーペットは全て大き目の平面のシート状で、全く整形してありませんので、自分でホイールハウス等に押し当て形状を作り、余分な部分は切り取りながら貼って行きます。
下写真黄色矢印がカーペット用クリップ
で、カーペットの貼付けが完了してみた所、空色矢印の所の「コクピットパネルの隙」がカーペットで隠れてしまいました。 結果オーライと言う事にしておきます。
次は運転席・助手席のカーペットを貼り、車庫の屋根裏に保管してある従来のヨレヨレカーペットを早く整理したい!
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MG ミゼット,エンジンとトランスミッションをボディに載せました [ MG ミジェット エンジン]
先日、息子に手伝ってもらい、念願のエンジンとミッションをボディに載せました。
既にエンジンとミッションは組み上がっており、エンジンを吊り上げてボディに組み込むだけにしてありました。 緑矢印が自作のエンジンスリンガーです。
で、息子が我が家に来る迄にエンジンクレーンを組み上げ、エンジンを吊り上げる準備をしておきました。
組み立てたエンジンクレーンにエンジンチルター(黄色矢印)をセットし、エンジンのスリンガーにベルトで縛り付てエンジンを吊り上げます。
エンジンをボディにセットする時は「ひょっとしたらボディにぶつかるかも」と思われる所には布や新聞紙を当てておき、エンジンクレーンとエンジンチルターを微妙に調整しながら1時間弱でボディにセットしました。
エンジンをボディにぶつける事無く、無事にセット出来た事で、ほっとして写真をパチリ。
所が、リアーエンジンマウントの下側フレームからの2本のボルトがなかなかセット出来ず、約2時間。 息子にエンジンをゆすったり、押したり・引いたりしてもらいながら、私は車の下に入ったり出たり、細いドライバーや丸棒の先端をテーパーにしたロケーターを使って、なんとかボルトを締める事が出来、室内側のボルト2本も締める事が出来ました。
空色矢印先がリアーエンジンマウント。 黄色矢印がフレームへの締め付けボルト
下写真黄色い矢印が室内側のエンジンマウント締め付けボルト
(写真は室内塗装前の分解時の物です。)
(リアーエンジンマウントの下側フレームからの締付けボルト2本がセット出来ず、苦労した原因は、エンジンやミッションをゆすぶってもエンジンマウントのゴムで吸収されて、エンジンマウントのボディ側金具を動かす事が出来なかった事でした。 最終的には室内側からの締付け位置に長いボルトをセットし、エンジンマウントの金具を直接ゆすぶり下フレーム側からもボルトをセット出来ました。)
リアーエンジンマウントを締め付けられひと安心! やっと少し休息を取る事が出来ました。
で、続いてフロントエンジンマウントですが、フロント側は特別苦労することなく組み付ける事が出来ました。 見難いのですが下写真空色矢印の所です。
フロント右側もウント
フロント左側もウント
エンジンがのった事で組み立てが一段と進むかな???!!!
安心はできません。 国産車と違い部品精度が悪く何がネックになるか分からない!!!
しかし、国産車の旧車の様に部品がなく動かす事が出来ないよりははるかにいいかな!!!
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MG ミゼット,クラッチパイプの製作 [ MG ミジェット パワートレイン]
昨年最後の仕事、エンジンルームにエンジンが無く、スペースが充分にある内にとクラッチパイプを製作しました。
ブレーキパイプ同様購入した新品パイプは、長いパイプを丸めた状態で両端にはフレアー加工とフレアーナットが付いているだけです。
(下右写真の黒いナットが錆びた従来品ナット、金色が新パイプのフレアーナット)
曲げ加工には、なかなか思う様に動かない手と綺麗に曲げてくれるパイプベンダーを使います。
曲げは従来品を参考に行います。
このパイプの一番目立つクルクル2重マキも作りました。
2重巻は塩ビの太いパイプに巻き付ける様な形で整形しました。
(クラッチのスリーブシリンダーは普通ミッションの先端に着きますが、エンジン&ミッションはかなり振動するので、一般的にはクラッチパイプとスリーブシリンダーの間にゴムホースを組付けてエンジンの振動を吸収します。 この車は低価格の為か(?)ゴムホースを使わず代わりに長いパイプを2重巻にしたりして、そのしなりでエンジンの振動を吸収しています。)
で、最後にトランスミッションの所のスリーブシリンダー(オペㇾ―テング シリンダーとも言う)に組付く部分(紫の丸部分)は想像で仮曲げをしておき、エンジン&ミッションをボディに組付けた時に現物合わせで最終曲げをします。
エンジン&ミッションに組付けたスリーブシリンダーは下写真の紫丸内です。
早くエンジンを乗せたいなァ~~~
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