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MG ミゼット, エンジンリアープレートのメンテ組付け [ MG ミジェット エンジン]

   
 エンジンのオイルパンも組付けエンジン本体はほぼ完了。 最後にミッション取り付けの準備です。

 車からエンジンを降ろした時には汚れ放題ででしたが幸い錆は少なかった。
(アメリカ等ではオイルが漏れていてもあまり直す事をしません。 この漏れた油が車の防錆になってかえって車が長持ちさせている様に思います。)

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 エンジンから取り外し、オイルポンプのカバーも外して清掃。 
その後長い間防錆をどうするか悩んでいましたが、結局サンドブラストで錆と汚れを落し、カチオン塗装をする事にしました。

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 で、保管用のエンジン台を製作しエンジン台にのせ、液体シールを薄く塗ったガスケットをシリンダーブロックにセットしてリアープレートを組付けました。

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改めて思うのですが、締付けボルトの多い事 多い事!!!
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 尚、今回製作したエンジン台は下写真の様に手持ちの木材で製作した物です。
空色矢印部の長い尻尾の様な部分はミッションを組付けた時の為の台です。
エンジンを吊り上げているのは油圧式のエンジンクレーン、後ろに見える橙色の道具はエンジンスタンドです。

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 次はミッションを車に組付けて見たい! 

 でもその前にやる事を見つけてしまいました!!!


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MG ミゼット,オイルパンの組み付け [ MG ミジェット エンジン]

  
 MG ミゼットのオイルパンはオイルパン全体を清掃し、エギゾーストからの熱で焼き付けられた古い塗装も苦労して剥がし、サンドブラストをかけて黒のカチオン塗装をしておきました。
(これで防錆はほぼ完ぺきかな?)

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 ピストンとコンロッドを外した時にクランクやカムシャフトを清掃し、オイルストレーナーも清掃して組付けました。

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 そして、古いガスケットをそのまま使って、オイルパンを仮付けして、オイルパンの外面を含めエンジン全体を塗装して頂きました。

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オイルパンの内面はカチオン塗装のままです。
カチオン塗装は密着性が良く、油や薬品にも強く殆ど剝れる事は無いので内面はカチオン塗装のままがいいと思います。
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 エンジンの塗装が上がって来て、フロントプレートやタイミングチエン等組付け、エンジン本体としては最後にオイルパンを組付けました。

 空色のガスケットの両面には液体シールを薄目に塗り(エンジン内部や外側にシール材がはみ出すのは嫌なので)、しかし、クランクシャフト付近(下写真の黄色矢印の所)だけはたっぷりとシール材を塗って(この部分が一番シールし難い部分で、オイルパンとの角の部分をしっかりシールしたかった)14本ものボルトをしっかり締付けました。
 尚、エンジンを保管台にのせた時にせっかく塗ってもらった塗装が痛まない様保護のテープを貼りました。(みっともないので剥して写真を撮ればよかった。)


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MG ミゼット,オルタネーターの取付けトライアル [ MG ミジェット エンジン]

  
 MG ミゼットの電気関係は発電がダイナモ(直流発電機)でプラスアースです。 まだ車に乗っていないので十分な発電かどうか分かりませんが、何よりプラスアースはナビやETC等のアクセサリーを追加する時には車との完全絶縁を考えなくてはならずはなはだ不便です。
 そこで、エンジン回転が低速でも十分に発電するオルタネーター(交流発電機)を導入し、マイナスアース化する事にしています。

 で、先日、イギリスからオルタネーターキットとハイパフォーマンスと言うスターターを購入、到着しましたので、オルタネーターの組み付けトライアルを行ってみました。
(イギリスからの部品はすんなりとは組み付かない部品が多い。 特にプレス加工部品に多く、組み付けトライアルは必須です。)



 まず、オルタネーターキットの付属品のリアー側ブラケットを取り付けて見ましたが、案の定全く組み付きません。

 シリンダーブロックに組み付け様としましたが、下写真左の①の穴が矢印の様に下方にずれており組み付きません。 丸ヤスリで①穴を削り、①と③を組み付付ける事が出来ました。

 が、②のオルタネーターを組み付ける穴が下写真右の様に下方に大きくずれており、丸ヤスリで②の穴の上側を削る共に③の穴を空色矢印の方向に削り何とかオルタネータを取り付ける事が出来ました。

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 更に、オルタネーターの前後方向の位置が全くあっていません。
 そこで、手持ちのスペーサーの厚みを加工し下写真の黄色矢印の所に挟み込み、クランクプーリー,ウオーターポンププーリとの前後方向を合せました。

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 次にオルタネーターキットに付属していたVベルトをはめ様としましたが短すぎて全く組付きません。 そこで、従来から使われていたVベルトを組付けて見ました。
 具合良く付きましたが、従来からのロワー側ステーの板厚が薄くヘニャヘニャしており何とも心持たない。 で、手持ちの鉄板でステーを自作しました。

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 で、やっとの事オルタネーターを満足のいく組み付けが出来ました。
 ただ、リアー側ブラケットの穴をかなり加工しての組み付けだった為に、国産車の様に何の気使いもなく順番に組付けて行くと言う様なわけにはいきません。

 MGBにオルタネーターを導入する時の組付け要領書では、「まずリアー側のブラケットを取り付けるがネジは硬く締め付けず動く状態にして置き、前側のウオーターポンプやロアー側のステーを締め付けた後にリアー側のブラケットを硬く締め付ける」となっていました。
MGBの要領書でも組み付け時には位置合わせが必要な事を認めている様です。


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MG ミゼット,ステアリングギアーの潤滑油変更 [ MG ミジェット シャシー]

 
 以前からお願いしていた塗装屋さんで、近々MGのエンジンルームと室内の塗装が出来そうとの連絡が入り、エンジンルームと室内の状態を点検。
(塗装屋さんに渡すにあたって、ある程度古い塗装の磨きは行っておきました。)

 結果、ステアリングギアーのピニオン上部からのオイル漏れは相変わらず続いていました。
 漏れたオイルが既に清掃したフレーム下面等に広がらない様にとオイル受けのポリ袋をセットしておいた所、下写真右の様にオイルがたまっていました。 更に、漏れたオイルはステアリングを取り付けているフレームのフランジ部に迄流れ込んでいました。

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 MG ミゼットのステアリングギアーの潤滑は、市販のマニュアルによると前半のモデルはギアーオイル140番で、後半のモデルは一般的なグリースとなっています。 尚、潤滑に関する前半,後半と言われている区分けの時期の細かい説明は書かれていません。
又、前半,後半と言われているであろうモデルの構造を見ても大きな差はありません。
(ちなみにジャガー Eタイプもほぼ同様のステアリングギアーです、潤滑はグリースです。)

 という事で、ここ1年余り悩んできたオイル漏れを防止する為に、思い切ってシャシーグリースに切り変える事にしました。 使うグリースはジャガーのホイールベアリング等にも使った下写真のグリースです。

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 グリースに切り替えるには今年の3月に注入したギアーオイル140番を綺麗に除去する必要があります。 その為には左右のダストブーツのジャバラ部分にたまっていると思われるオイルも清掃する為、両サイドのダストブーツも外す必要があります。

 で、現在のタイロッドの位置を測定し、再組時の参考にします。
(勿論車検前にはトーイン調整をしますので、今回は原状復帰をし易くするの為の測定です。)

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 で主だった部分の分解が終わり、粘度の濃い140番のオイルをシンナーで洗い、クレのブレークリーンでシンナーも含め洗い流し、部品を乾燥させ、グリースを塗布します。

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 勿論、ラックとピニオンの部分も分解・清掃、そしてグリースをたっぷり入れます。

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 で、グリースを充分注入して、ステアリングギアー全体を再組、車に戻しました。

 グリースにした事で、油分の漏れがない様に祈るばかりです。


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MG ミゼット、プロペラシャフトのメンテ [ MG ミジェット パワートレイン]

  
 先日、プロペラシャフトのメンテを行いました。

 プロペラシャフトのユニバーサルジョイントの作動を確認しましたがスムースでガタもなく、従ってニードルベアリングには手を付けませんでした。 又、トランスミッションのリアーオイルシール嵌合部も全く摩耗していませんでした。
(外観からですが、ニードルベアリングは最近交換されている様です。)

 という事で、塗装を剥して錆具合を確認。
 ほぼ全面錆びてはいますが深い錆は無く、サンドペーパーで磨き、市販のシャシーブラックをスプレー塗装しました。


塗装を剥した状態 ほぼ全面錆ています。
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フロント側ユニバーサルジョイント     リアー側ユニバーサルジョイント
(ユニバーサルジョイントだけは錆が少なく、新しそう。)
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錆取り後
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シャシーブラックを塗装
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フロント側のオイルシール径は綺麗で摩耗もなかった。
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 所でこの車、プロペラシャフトを車から外すにはエンジンとミッションを降ろさなくてはならないんです!!!

 こんな設計ってある ??!! 

 ミッションを降ろせば外れるかな???  経験ないけど多分無理 !



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