MG ミゼット,リアー アクスルの組付け [ MG ミジェット シャシー]
MG ミゼットはフロアー下面にシャシーブラックを塗装し、フューエルパイプを組付け、先日ついにリアーアクスルを組付けました。
リアーアクスルのデフ(ファイナルドライブ)とブレーキドラムにマスキングをして、他は全面シャシーブラックを塗りました。 その後下写真の様に自作のアクスル台の上に乗せ、アクスル台ごとバイク用ジャッキで上げて、前後左右に動かしながら位置合わせをして組付けました。
(下写真はほぼ組付け完了の時の写真です。)
位置合わせは、スプリングをしっかりとボディに組付け、そのスプリングに合わせてアクスルを前後左右に動かしながら上げていき、穴位置を合わせて組付けました。
スプリングのアイブッシュの両脇にはナイロンワッシャー(従来は欠品)も入れました。
次にラジアスロッドの組付けは、ロッドのボディ側をきちんと締めて、リアーアクスルにセットして左右方向の位置を確認。 又、リアーアクスルのブラケット内幅とラジアスロッドブッシュとの隙の大きさも確認して、スペーサーの位置と厚みを決めました。
結果、従来のスペーサーは平ワッシャーを何枚も重ねて使っていたりで、私は手持ちのスペーサー(ジャガーEタイプの時に用意した物)を改造・製作して組付けました。
(下写真はリバウンドストッパーを組付けた後の物ですが、実際の作業はリバウンドストッパーを組付ける前に左右のラジアスロッド共組付け。)
次にアクスルをジャッキで持ち上げ、スプリングをたわませ、リバウンドストッパーを組付けました。
リバウンドストッパーはナイロン製と言う物を購入したが、従来品と全く形状が異なり、やむを得ず従来品を洗って組付ける事にしました。 31.5ポンドの無駄使いになってしまった。
(イギリスのmossでは、ゴム製と言う物が従来品とほぼ同形状だろうと思います。)
下右の写真が組み付け結果です。
次にレバー型のショックアブの組付けです。 所定の位置にボルトやナットで締付けるだけで、特に組付け上の特記は無いのですが、メンテナンスの時に上下左右に回してブラシがけをし清掃してしまいました。
その後、整備要領書を読んでみると「空気が作動室(操作室)に入らないように、ショックアブソーバーを直立させてください」の様な事が書いてあり慌てて車の取付け状態(ほぼ直立)の向きに直して保管していました。 もう後のまつりだろうかね?!
残念ながらと言うか何時もながらと言うか、組付けに夢中になってしまって写真を撮る事を忘れてしまいました。 とは言えほぼ組付けが完了しましたので、メンテ前後の状況を見て下さい。 私としては納得のいく出来ばえです。
メンテ前の右側
メンテ後の右側
メンテ後の左側
メンテ前の真下から見た所
メンテ後の下から見た所
で、最後にスプリングのアイブッシュとラジアスロッドの前後の締付けナットを弛め、リアーアクスルの下にウマをかけ、スプリングに車重が掛かった状態とし、更にトランク内に水を入れたポリタンクを3個(54kg)入れ、人が乗った事を想定した負荷をかけて、弛めたスプリングのアイブッシュとラジアスロッドの前後のナットを正規に締め付けました。
(リアースプリングに負荷をかけて締め直すのは、車を使用中にスプリングのアイブッシュやラジアスロッドのゴムブッシュのねじれを"0"の状態とし、バウンドやリバウンドした時にゴムブッシュのねじれが異常に大きくならないようにする為です。)
===================================================================
何時もつたないブログをお読み頂きありがとうございます。
下記はブログランキングのアイコンです。 是非クリックし応援をお願いします。
名車・クラシックカーのランキングへ
「旅 ; 街道・古道」 のランキングへ