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MG ミゼットのリアーブレーキ点検 [ MG ミジェット シャシー]

 
 1964年型 MG ミゼットのフロアー下面の清掃を進めており、ついにリアーアクスル(車軸)を降ろし清掃する事にしました。

 その過程で、ホイールを外したのでついでにリアーブレーキを点検してみました。

 下写真の様に、「どうせメンテするならもう少し綺麗にしろよ」と思う様な状況ではありましたが、ホイールシリンダーは新しく、ブレーキシューは摩耗しておらず、ブレーキの調整もされており、このままでもいいかなと思う状況でした。



下写真は左リアーブレーキです。
 黄色矢印の所に皿ネジが捨てネジの様に締付けられています。
 ブレーキドラムは長く使っていると錆等でアクスルシャフトに張り付き、なかなかドラムを外す事が出来ません。 この皿ネジは、下のブレーキドラムの黄緑矢印先の小さな穴の所に位置し、ブレーキドラムの黄緑矢印の所の小さな穴からこの皿ネジをゆるめ方向に回すと、皿ネジの頭がブレーキドラムのフランジを浮かせて、ドラムを外し易くする為の工夫だと思います。

黄色矢印はドラムを外し易くするための皿ネジ
ホイールシリンダーは綺麗で、ライニングの摩耗もほとんどしていない。

blogDSCN3281.jpg

黄緑矢印の所から皿ネジをゆるめ方向に回し、ブレーキドラムを浮かし外し易くする。

blogDSCN3283.jpg


右ブレーキです。 下の丸い部品はブレーキドラムです。
右シャフトにもドラムを外し易くする皿ネジが付いています。

blog DSCN3276.jpg


 ブレーキ本体は新しいホイールシリンダーを導入する等気を使っていましたが、リアーアクスル上のブレーキパイプは一部錆びており、メンテされていませんでした。
尚、ボディからリアーアクスルへのブレーキホースは新品に交換されていました。

blogDSCN3277.jpg


 と言う事で、リアーブレーキはメンテ済でした。
但し、ブレーキパイプはこのままでも使用できるかもしれませんですが、私としては要交換で、早速イギリスにブレーキパイプセットを注文しました。

ジャガーEタイプの時のブレーキパイプ製作状況は下記のページを参照願います。
 https://hisashi1946.blog.ss-blog.jp/2009-08-22
 https://hisashi1946.blog.ss-blog.jp/2008-10-04


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共通テーマ:自動車

ジャガー Eタイプが、初めて首都高パトロールのレッカー車のお世話に! [Eタイプ エンジン関係修理]

 
 もう過去の話ですが、今年の1月5日、東京都江戸川区の公園で行われた今年最初の車好きの人達のミーティングに友人を誘って参加して来ました。

 往きは横浜から首都高速を快調に走り江戸川区の公園に。
 ミーティングでは多くの方と車談義をし楽しく過ごしました。
 で、帰りも首都高速を快調に走っていたが、羽根横湾岸線の大黒サービスエリア近くになった時、アクセルを踏んでいるのに時々加速感がなく うゥッ ???! うゥッ ???!

その内全く加速感が無くなり「もしかしてエンジンが回っていない ???!」
ミッションのギアーを抜くと確かに「エンジンが回っておらず」車は惰性で走っているだけ!


で、車は間違いなく「止まってしまう!」と判断し、路肩に寄せ停車。

 ボンネットを開け、止まった状況から燃料供給だろうと考え色々点検するも分からず、もう少し点検するかJAFを呼ぶか迷っているうちに「首都高パトロール隊」が来てしまいました。
皆さんもご存知のあの黄色い車です。 (写真は首都高パトロール㈱から借用)

img06.jpg


 尚、高速道路上での故障の点検は「他の車の騒音とベイブリッジの橋の振動」が激しく、自車の音や振動を聞き分ける事は全く出来ませんでした。

 で、パトロール隊は安全の為にとパトロール隊のレッカー車を呼び、横浜の新山下ランプで首都高羽根横線を下り、レッカー車から車を降ろし、「JAF等を呼んでください」と言って帰って行きました。

「下写真、ナンバープレートはレッカーに乗せる為に外しました。」
blogDSC_0280.jpg

bloDSC_0278.jpg


 その後はJAFのレッカー車で自宅に帰宅。 JAFのけん引範囲を超えた分は任意保険で賄って頂きました。 (JAFは基本的には自動車修理工場に直行の様ですが、車がクラシックな特殊な車の為自宅行を許可してくれました。)



 帰宅の翌日点検、ミツバ製のポンプは確かに作動していませんでした。
 尚、配線はきちんと結線されていた。
 (ミツバ製のポンプは2014年6月、SU社のポンプが止まってしまった事で、日本社製の方が信頼性が高いだろうと考え購入し、今年初め迄使っていた物です。 そのミツバ製を取り付けた時のブログ記事は右記 https://hisashi1946.blog.ss-blog.jp/2014-06-10


 ミツバ製のポンプは下写真の様にポンプ部分を分解してみましたが、原因は見つかりませんでした。 本当はポンプ上部の電磁弁の部分を点検したかったのですが、本体ケースがカシメだった為に分解できませんでした。

 で、今は、2014年当時新たに購入しておいたSUのポンプに切り替えて走行しています。

blogDSCN9860.jpg

blogDSCN9867.jpg



 で、ミーティングに同行して下さった方が、「どうだったァ~」と来られましたので、「原因は分からなっかた」事を説明。 故障したミツバ製を結線して作動確認をした所「何事も無かった様に ポコ ポコ ポコ」と動きました。 何で!! なんで!!


 くやしい! 高速道路の路上であんなに恥ずかしい思いをして!!!  情けない!!
憤懣やるかたないが鉾先の持って行く所がない!!!
 とは言え「ミツバさん何とかならないのォ~!」とは言っても5・6年使ったので保証期間切れだし!


(尚、このミツバのポンプ、販売していないと風の噂に聞いた様な! 販売中止は故障が多かったから? 儲からなかったから? そこだけははっきりしてよ!)


 首都高パトロール隊とJAFの牽引車の方に伺った所、牽引は「燃料ポンプの故障が一番多い」との事。

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MG ミゼットの経歴 [MG ミジェット 購入手続き・その他]

 
 2020年6月末日に我が家に到着したMG Midget。

 この車に、車の履歴を示す書類や整備状況を示す書類が入っていました。
 読みにくい欧米人の手書き書類も含め確認し、纏めて見た。

blogDSCN2667.jpg


 その結果、この車のオーナーは分かっただけでも過去に11人おり、私は12人目となります。

 車は1964年にイギリスで生産され、当時イギリス領であったフィジーに輸出され、1年強,7000マイル使用され、その後1965年11月1日にニュージーランドに輸出されていました。
(フィジーは1970年10月10日にイギリスから「フィジー共和国」として独立。)

2020年9月9日追記
MG clubの方によると、
「1964年にイギリスで製造され、英国の将校の為にフィジーに出荷され、ニュージーランドの空軍将校に売却されてニュージーランドに輸出された。」のだそうです。 ニュージーランドの最初の住所が「NZ, Hobsonville RNZAF Base」となっていましたのでこのストーリーが正しいかと。

blogDSCN2668.jpg


 ニュージーランドではオークランド近郊等北島で、2003年10月、114,926マイル 位まで使用され、その後は南島のクライストチャーチ近郊で 2020年3月迄使用されていました。

 その後4月にニュージーランドのSNS販売サイト「Trade Me」に掲載され、私が「ニュージーランド クラシック社」を通じて購入し、2020年6月末日我が家に到着しました。
 Trade Meの自動車のページ ; https://www.trademe.co.nz/motors/used-cars
 ニュージーランド クラシック社のページ ; https://www.nz-classic.com/

midget 履歴.jpg


 私の前は11人ものオーナーがおられたのに、本当に良くオリジナルの状態が残されていたと思います。 (誰か一人ぐらいボディを改造したり、レース車風に変更したりする者がいても不思議ではなかったのに!!)
しかもフロアー等は何処も錆による穴あきもなくビックリの車です。
 (ジャガー Eタイプの時は同じ1964年型なのにトランクは穴が開き、フロントシート左右の床も穴が開き室内から地面が見えました。)

ニュージーランドにて
添付-1 ハードトップ.jpg

日本の自宅車庫にて
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