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東海道五十三次 庄野宿 から 亀山宿 その1 [ 東海道五十三次]

 
 先日石薬師宿から関宿迄を歩いて来ましたが、今回はその内の庄野宿から亀山宿を2回に分けレポートします。


 石薬師宿の佐々木信綱記念館をほぼ14時に出発。 庄野宿に到着し、見学しながら歩き庄野宿の西入り口を16時通過。 日が暮れる迄には少ししか時間がありません。


 庄野宿西入り口から歩き250mで国道1号線と県道637号線との交差点を過ぎ、左折し直ぐに右折して道なりに進みます。
 国道の交差点から550m、左側に女人堤防の碑があり、又、その奥には小さな石碑郡があり、江戸時代の石碑も多数有る様でした。

 女人堤防の碑の文字は読めず、掲示板にはおおよそ下記の様な事が書かれていました。
 鈴鹿川の北安楽川との合流点は完全な堤防がなく毎年夏の水害で耕地や住宅が被害を受け、時には人命を失う事も。 幾度か堤防建設を願い出たが許可されず、しいて行えば打ち首の極刑に処せられる。 築堤は男子全ての命を失い部落の自活に支障きたすと、女衆二百余人が暗夜を選んで工事を行い六年で遂に完成。 何時しか藩主の知る所となり処刑の日は来たが、家老の死によって赦罰の早馬が来て二百余名の命は救われ、更に築堤の褒美まで送られた。

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女人堤防の奥の石碑郡
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 道なりに進み、女人堤防の碑から400mの所のY字路を左に進み、女人堤防の碑から550mで左側に「中冨田一里塚」がありました。
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 一里塚の説明文の中には「御馳走場」や「東百里屋(ともりや)」等初めての言葉の説明も書かれていました。 (クリックすると大きな画像になります。)
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一里塚の前を道なりに進み、安楽川の堤防に突き当たったら左に曲り、安楽川を渡ります。
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 橋の突き当りを右に曲がり堤防の上を少し歩き、道なりに堤防から下りると右にクラシカルな「和泉公民館」前に出ます。
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 和泉公民館から道なりにまっすぐ進み550mで地福寺に出ます。
地福寺前には大きな常夜灯があり、手前の階段を上がった所にはさぞ大きな観音堂だったろうと想像させる鬼瓦(鬼飾り)が展示されていました。
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 地福寺の前のY字路を左側に進み約100m、県道641号線を斜めに横切り、農道の様な道を200m程進むとT字路に突当り、右折し関西本線の踏切を渡ります。 
 踏切を渡って線路沿いを50m程歩き、道なり右折してまっすぐ200m程進むと先程斜めに横切った県道641号線に突き当たります。 左折し県道を200m弱進むと関西本線の「井田川駅」前に出ます。
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 井田川駅前でほぼ午後6時、疲れも手伝ってこの日は東海道あるきを終了する事に。
 で、電車で亀山駅迄行き、駅近くのホテルに宿泊。
 尚、この日の夕食は亀山のB級グルメ「味噌焼うどん」を食べさせて頂きました。 美味しかったのですが私にはちょっと味が濃すぎました。

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 尚、旧東海道の道順は毎回下記アドレスの方の地図を利用させて頂いています。
   http://nonbiritabi.edo-jidai.com/toukaidou/toukaido_doucyuuki_index.html
 毎度お世話になり、本当に有難う御座います。


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東海道五十三次 石薬師宿 から 庄野宿 [ 東海道五十三次]

  
 先日、東海道五十三次の内石薬師宿から関宿迄を歩いて来ました。
今回はその内の石薬師宿から庄野宿迄をレポートします。

 今回は、朝8時過ぎに家を出て新幹線で名古屋駅へ、そして桑名駅迄行き、近鉄名古屋線に乗り換え伊勢若松で近鉄鈴鹿線に乗り換え終点の平田町駅に13時過ぎに到着。
 (石薬師宿に近いJR線は関西本線の加佐登駅や河曲(かわの)駅ですが共に無人駅で、近鉄平田町駅は三重交通のバス路線やタクシーもあり割合便利な駅です。)

近鉄鈴鹿線 平田町駅  バスもタクシーもあります。
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 食事をとった後、タクシーで石薬師宿の佐々木信綱記念館前に行きました。
 前回1月26日は亀山宿迄歩く予定が「大雪」でここで東海道歩きを断念。 ちょっとした決断の遅れでバスにも乗れず、雪の中、国道1号線を黙々と歩き加佐登駅迄行き亀山のホテルに着きました。

 前回の佐々木信綱記念館  すごいボタン雪でした。
 (前回のブログ記事 https://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2019-02-14

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そして今回の記念館  今回はこれ以上ない快晴!!!
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 そして歩き始めました。
今回は何となく股関節がスムースでない様な! 腰痛持ちなので何が起きても不思議はない。

 記念館から県道115号線との交差点を過ぎ道なりに行くと「高富山瑠璃光院石薬師寺」の名前からとった国道をまたぐ「瑠璃光橋」に出ました。 「瑠璃光橋」の先に宿場の名前となった「石薬師寺」の看板も見えます。

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 看板の脇を入り(実はここは裏門でした)奥に進むと本殿が。 お参りして、住職さんに御朱印を書いて頂きました。
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 本殿の前をまっすぐ進み左に出ると、正門です。
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 正門を出た所に「石薬師寺」の由来と広重の石薬師宿の絵が掲示されていました。
 (クリックすると大きく表示されます。)
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 石薬師寺から道なりに400m程歩き、才石川を渡ると「石薬師の一里塚」に出ます。
ここの掲示板によると、「天文9年(1540年)足利将軍が40町(1町は109m)を1里として一里塚を築かせたとの事。 しかし、慶長9年(1604年)2月徳川秀忠が東海道・東山道・北陸道に一里を36町(約3927m)に改め、一里塚を築かせたとの事。」

背景の電車はJR関西本線 亀山行です。
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 一里塚の前を左に曲がり、JR線下のトンネルをくぐり出た所で、すぐに右に曲がり線路下を歩きます。 この辺りはのどかな田園地帯、田植えのこの季節になると私の田舎と同じような風景に懐かしさを覚えます。
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 そして350m程歩き国道1号線の下をくぐり「椎山川」沿いに100m程歩き左側の橋を渡り、田んぼの中の農道の様な道を行き、350m程で国道1号線に出ます。
 国道を500m強歩くと「最も [恨めしい] と言うか [悔しい] と言うか [もう少しと安どした所] と言うか」 何とも言葉にならない場所「加佐登の交差点」に出ました。
(1月26日四日市から歩き、石薬師で大雪に会い、バスにも乗り遅れ、ただただ近い駅にと黙々と国道を歩き加佐登駅に向かった時の交差点です。)

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 加佐登の交差点を超え約国道を750m、庄野町北の交差点で右折して国道とわかれます。
少し行くと、左角に庄野宿入り口の石碑がありました。
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 庄野宿についての説明掲示板もありました。 (クリックすると大きく表示されます。)
庄野宿は江戸から102里との事。 日本橋から400kmとちょっと歩いた事になります。

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 庄野宿入り口から約350m、旧小林住宅跡の庄野宿資料館に出ました。
残念ながらこの日は休館日でした。 (休館日 月・火曜日,第3水曜日,年末年始)

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 7・80m歩くと右側の民家の壁に「問屋場跡」の表示があり、更に100m程歩くと沢田本陣跡です。
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 本陣跡脇の道路を挟んで隣には「高札場跡」の表示が、そして「脇本陣跡」や「郷会所跡」等の説明掲示板が次々と見つかりました。
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 で、本陣跡から約200m、川俣神社のスダジイを見学。
三重県の天然記念物で、樹齢300年,樹高11m,幹回り5mとの事。 
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 そして、本陣跡から400m、庄野宿の出口の石柱がありました。
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 で、歌川広重の庄野宿(下絵)に相当する所は何処か考えながら歩いて来ましたが見つからず、街道を歩きながらの私には下右写真がせい一杯でした。
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 石薬師宿の佐々木信綱記念館から約4km。 今回は股関節の具合も手伝ってかとにかく疲れました。 しかし、ここでリタイアするわけにはいかず、亀山宿を目指し歩きつ続ける事にしました。


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ジャガー Eタイプ,ブレーキマスターシリンダーの液漏れ修理 [ Eタイプ シャシー修理]

 
 3月30日、大磯ロングビーチで行われるカーマガジンのウイークエンドミーティングに参加しようと車庫から車を出し、最終点検をしたところブレーキのマスターシリンダーの真下が油で汚れていました。
 で、マスターシリンダーの下側等を手でさわり、油が手に付く場所を探しました。 結果、下側のマスターシリンダーの取付け部分(シリンダーからの漏れ)からブレーキ液が漏れていることが分かりました。

  (写真のファンはエンジンルームを冷やす為に追加した物で、標準では付いていません)
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 矢印先が漏れたマスターシリンダー (下写真はレストア中の時の物を流用しました。)
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 この程度の漏れであれば片道25kmの会場迄なら往復出来るかな? 行きたい!!!
「多分大丈夫!!!」と思いつつも出発を諦め、修理をする事に!


 パソコンで部品検索、リペアーキットがイギリスで 8.32ポンド(1223円相当)で販売されていた。 しかしたったこれだけで輸送費を払ってイギリスから輸入するのはギョウギョウしいかな と思い国内の部品屋さんから購入する事に! 国内では3250円でした。



 土日を挟んで5日後、部品を入手し早速分解、マスターシリンダーを外しました。

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 漏れたブレーキ液が見えます。
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 私はシリンダーの分解には自転車の空気入れを使い、古いブレーキパイプをセットし軽くエアーを入れピストンを抜きます。
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 分解したピストンとシリンダー,矢印先がピストンシールです。

 写真の様に大きな異常はなく、正確なブレーキ液漏れの原因はつかめませんでした。
尚、分解の途中シールを引っ張ったら簡単にちぎれてしまったし、ゴムが非常に柔らかい様な気がします。 又、下写真の新しいシールは外径部分が明確な円錐状になっているのに対し、漏れたシールはほぼ円筒と言っていいかも。
そんなことから、シールが壊れる等の異常で漏れたのではなく、材質不良や形状の設計不良では無いかと推定します。
(今回漏れたフロント用シリンダーは2004年3月にアメリカで189ドルで、リアー用と同時に購入した物です。 従って、その内リアー側も漏れるかも?)

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ピストンシールのちぎれ
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新しいピストンシールを組み付けました。 シールは明確な円錐形で、リップ先端も従来品より硬くシッカリしています。
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マスターシリンダーを組付け完了。
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 で、漏れたブレーキ液を清掃し、マスターシリンダーや関係部品を組み付け、息子と2人でブレーキラインのエアー抜きをして修理完了。

 3月11日に雑誌の取材があり、かなりの距離を走りましたが現在の所全く漏れはなく、修理は成功したと思います。


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伊豆市筏場のわさび田 と 熱海のMOA美術館 [ 旅行 東海]

 
 先日、伊豆半島に詳しい方の案内で、伊豆市筏場のわさび田を見に行ってきました。

 わさび田と言うと、山間部の谷あいの清流に沿って細長く続く段々畑と思っていましたが、ここの「わさび田」は日本一との事で、幅100mを超えるのではと思う程大規模な「わさび田」でした。

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 清流を利用した「わさび田」ですが、
今年は雨が少ない為、川の水量も少なく大幅な収穫減だそうです。


 で、筏場のわさび田に向かう途中で見つけておいた下の看板「椎の木平の巨木」の所に行ってみました。

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樹齢1000年との事 確かにでかい! まさに老木! 巨木でした!
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 その後、修善寺に一泊。
 翌日は天候が悪く、熱海市のMOA美術館に寄ってみました。
ここの美術館は毎月新たなテーマを設定し展示しており、今回は「URUSHI」(漆塗り)がテーマ。 近年のすばらしい漆塗り作品が展示されていました。
(展示室内の写真は取りませんでした。)

(以下3枚のMOA美術館の写真は2017年8月に撮ったものです。)
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開口部や窓が写真の額縁の様な効果を持たせた建物になっています。
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以下2枚は今回の写真です。
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「花の茶屋」 
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 1日目は快晴で、青々とした広いわさび田にはびっくり!
 2日目は天候が悪く予定を変更しましたが、MOA美術館で素晴らしい日本伝統の「漆塗り」を見る事が出来有意義な2日間でした。


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