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ジャガー Eタイプ,ブレーキホイールシリンダーのオーバーホール [ Eタイプ シャシー修理]

  
 2004年からジャガー Eタイプのレストアを始め、2011年に車検を取る直前、フロントディスクブレーキ左のホイールシリンダーからブレーキ液漏れが見つかった。
その時の状況は右記のブログ  http://hisashi1946.blog.so-net.ne.jp/2011-08-26

 今回クラッチのシリンダーを修理したついでに、長く部品保管箱に眠っていた上記液漏れしたホイールシリンダーもオーバーホールしておこうと思い立った。
 液漏れしたホイールシリンダーは車から外した時にはダストカバー内にたまったブレーキ液が ”ドボドボ” と流れ出し、小さなゴム片も出てきました。

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 で、今回、不要となったブレーキパイプをホイールシリンダーに取付け、自転車の空気入れを使ってホイールシリンダーに空気を入れピストンを押し出し分解。
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 6年半近く前に推定した通り、シリンダーにピストンを無理やり挿入した為にピストンシールがちぎれてしまった様です。
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ピストンを分解汚れを清掃した結果、ピストン自体には傷がなく継続使用可でした。
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シリンダー側も傷がなく全く問題ありませんでした。
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 と言う事で、6年半前に走りもしない内に壊れてしまったシリンダーはブレーキメーカーの組み立て不良でした。 又、壊れた時点で国内のジャガーの部品を扱っているお店からシールキットを購入してあったので、それを使ってオーバーホールする事に。


購入したシールキット
 ダストカバーは全く形状が違っており、しかも年式や部品形状の違いに対応する為か2種類入っていました。 又、ピストンシールの厚みはちぎれた従来品は3.4mm,購入したシールは2.9mmと大きく違っていました。 尚、シールの内径・外形は新旧共に同じでした。

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 従って、ピストンには新しいシールを組付け、ダストカバーは従来品を使う事にしました。
(ピストンの組み立て後の写真撮り忘れました。一番大事なのにね!)

 で、万力とクランプを使って組み付けました。
写真では見えませんが、シールはシーリンダにこすれちぎれない様慎重に組み付けました。
尚、和光のラバーグリースをピストンとシリンダー内面には丁寧に塗りました。
(ごてごて一杯塗ると2番目の写真の白い塊の様にシリンダー内で固まってしまいます。)
又、当面の防錆の為、シリンダー外面にはクリアー塗装を塗りました。

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 で、完成したディスクブレーキのホイールシリンダーです。
ピストンシールの厚みの違いは多分問題ないと思うが、どういう結果になるだろうか?
ただ、このシリンダーは在庫品として保管するので、私が元気な内に使う事は無いだろう。

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