ジャガー Eタイプ,クラッチのオペレーティング シリンダーの液漏れ修理 [ Eタイプパワートレイン修理]
実は8月に車検を取った時に、整備工場の方から「クラッチのオペレーティング シリンダー(スリーブシリンダー)から液漏れがある」との指摘を受けていました。
で、私も車をジャッキアップしてオペレーティング シリンダーのダストカバーを清掃し、少しずつ何度か走行し、走行の都度液漏れを確認してみました。 その結果、確かに「滲み程度」ではあるが液が漏れていました。
この車のオペレーティングシリンダーは、2007年にイギリスの部品会社の勧めで鋳鉄製のシリンダーを購入、2009年のレストアの時に組み付けて乗っていました。
しかし、2017年に大量の液漏れが発生し、クラッチが全く作動しなくなりました。 原因はシリンダーのシール部に何か異物を噛み込みシールが大きく変形していた為の漏れでした。
(ローギアーが入ったままクラッチが作動しなくなった為、エンジン始動時はスターターを回すとそのまま動き出しエンジンがかかるとすっとんで走り出します。 ブレーキをかけるとエンジン停止、それはそれは恐ろしい状態でした。)
2017年時の修理記事は右記 https://hisashi1946.blog.ss-blog.jp/2017-11-1
2007年購入,2009年レストア時の組み付け
2017年10月液漏れ時のシリンダー 漏れ原因のへこみのあるシリンダーシール
2017年オペレーティングシリンダーのリペアーキット2個購入。 レストア前のアルミボディのシリンダーをメンテ,シールキットを組み込みました。 で今回、約5年でシールからの滲みとなりました。
(尚、シールキット2個購入した内の残りの1個は液漏れのしたシリンダーをメンテし、ラバーグリースを塗布して組み付けておきました。)
2017年レストア前のシリンダーをメンテ、車に組み付け。
で、今回の車検で「クラッチ液の滲み」の指摘を受け、急きょ国内の部品販売会社から「オペレーティングシリンダー(スリーブシリンダー)のリペアーキットを購入。
リペアーキットの組み付けは、シリンダーが車に組付いた状態で液を抜き、分解、シリンダーの状態を点検、新しいリペアーキット組み付け、液の注入・エアー抜きを行いました。
下写真は2017年当時の物ですが、今回は下写真の様にプッシュロッド等を外し、シールキットの交換を行いました。
下写真が今回(2022年9月)シールキットを交換、メンテ完了時の物です。
(ペイントマーカーの数字は以前クラッチ プッシュロッドの長さ修正した時の物。)
ジャガーE-タイプは、修理用部品があるのはいいのですが、もう少し耐久性のある部品を作って欲しい。
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