MG ミゼット,トランスミッションのフロントカバーをオイルシール付きに交換 [ MG ミジェット パワートレイン]
少し前に「MG ミゼット,トランスミッションのメンテ」の中で、フロントカバーの清掃・再組付けをレポートしました。
その時にフロントカバーのオイルシールを購入しましたが、オイルシールが組付けられない構造だった事。 又、オイル漏れ改善の為オイルシール付きフロントカバーを設定している物のイギリスのどの会社にも在庫が無かった事をレポートしました。
「MG ミゼット,トランスミッションのメンテ」の記事
https://hisashi1946.blog.ss-blog.jp/2021-10-22
その後、ミゼットの色々な作業が進んでもトランスミッションを車に組み付ける迄は、フロントカバーのオイル漏れ改善品に交換は可能と"未練たらしく"ネット上で探していました。
と言うのは下写真の様に車からミッションを降ろした時、クラッチハウジングの内面が油で汚れていました。 この状態では床に油が垂れて来るし、最悪クラッチディスクに付着しクラッチの滑りに繋がりかねません。 黄色矢印の所にフロントカバーが付いています。
未練たらしく探し続けた結果、見つけました。 「アメリカの moss」に有ったんです!!!
アメリカの moss ; https://mossmotors.com/mg-midget-austin-healey-sprite
早速購入しました。 284.99ドル,カードのレートで計算すると 33,300円+送料なり。
高かったァ~~~ 長い先を考えれば多分3万円強の価値はある!! きっとある!!
で、早速従来品を外し、購入品との比較です。
外観的にも寸法的にもミッションとの関係は問題なさそう。
(少し前のオルタネーターではブラケットを手直ししなければ組付きませんでしたが。)
従来品は下左写真の様にシールは無くシャフトとの隙間を小さくし、しかもらせん状に加工しオイルの流れ出てくるのを押し戻す様にして、漏れ量を減らす様に工夫をしています。
新しい部品は、下右写真の様にゴム製のオイルシールが組付けられています。
尚、下写真黄色矢印の様にクラッチフォークの支点となる「クラッチフォーク ピボットボルト」のロックプレートの足の部分の寸法が合いませんでした。
そこで、手持ちの1mm鉄板で足の部分だけ長くし、他は全く同じ形状のロックプレートを製作し対応しました。
で、新しいガスケットの両面に薄く液体シールを塗り、「オイルシールを組付けたフロントカバー」を組付けました。
で、クラッチ関係部品を組付けて、エンジンに組付けられる状態まで戻しました。
これで、気になっていた部分の1つが解決しました。 良かったァ~~~
2023.8.29追記
ミッションのフロントカバーからの油漏れを防ぐ為に「オイルシール付きのミッション フロントカバー」を購入し上記の様に組付けましたが、クラッチ関係交換の際に分解点検した結果、全く漏れもなく、効果絶大でした。
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2021-12-04 07:52
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