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MG ミゼット,オルタネーターの取付けトライアル [ MG ミジェット エンジン]

  
 MG ミゼットの電気関係は発電がダイナモ(直流発電機)でプラスアースです。 まだ車に乗っていないので十分な発電かどうか分かりませんが、何よりプラスアースはナビやETC等のアクセサリーを追加する時には車との完全絶縁を考えなくてはならずはなはだ不便です。
 そこで、エンジン回転が低速でも十分に発電するオルタネーター(交流発電機)を導入し、マイナスアース化する事にしています。

 で、先日、イギリスからオルタネーターキットとハイパフォーマンスと言うスターターを購入、到着しましたので、オルタネーターの組み付けトライアルを行ってみました。
(イギリスからの部品はすんなりとは組み付かない部品が多い。 特にプレス加工部品に多く、組み付けトライアルは必須です。)



 まず、オルタネーターキットの付属品のリアー側ブラケットを取り付けて見ましたが、案の定全く組み付きません。

 シリンダーブロックに組み付け様としましたが、下写真左の①の穴が矢印の様に下方にずれており組み付きません。 丸ヤスリで①穴を削り、①と③を組み付付ける事が出来ました。

 が、②のオルタネーターを組み付ける穴が下写真右の様に下方に大きくずれており、丸ヤスリで②の穴の上側を削る共に③の穴を空色矢印の方向に削り何とかオルタネータを取り付ける事が出来ました。

blogDSCN3172.jpg blogDSCN3175.jpg


 更に、オルタネーターの前後方向の位置が全くあっていません。
 そこで、手持ちのスペーサーの厚みを加工し下写真の黄色矢印の所に挟み込み、クランクプーリー,ウオーターポンププーリとの前後方向を合せました。

blogDSCN3207.jpg

blogDSCN3452.jpg


 次にオルタネーターキットに付属していたVベルトをはめ様としましたが短すぎて全く組付きません。 そこで、従来から使われていたVベルトを組付けて見ました。
 具合良く付きましたが、従来からのロワー側ステーの板厚が薄くヘニャヘニャしており何とも心持たない。 で、手持ちの鉄板でステーを自作しました。

blogDSCN3455.jpg


 で、やっとの事オルタネーターを満足のいく組み付けが出来ました。
 ただ、リアー側ブラケットの穴をかなり加工しての組み付けだった為に、国産車の様に何の気使いもなく順番に組付けて行くと言う様なわけにはいきません。

 MGBにオルタネーターを導入する時の組付け要領書では、「まずリアー側のブラケットを取り付けるがネジは硬く締め付けず動く状態にして置き、前側のウオーターポンプやロアー側のステーを締め付けた後にリアー側のブラケットを硬く締め付ける」となっていました。
MGBの要領書でも組み付け時には位置合わせが必要な事を認めている様です。


DSCN3470.JPG


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mori32981958

初めまして。毎回楽しく拝見しております。
当方もダイナモ~オルターネタ、変更。+ア-ス~ -アースを計画しております。
ーアースに変更する場合、燃料ポンプ・スターター、変更箇所が教えていただけると幸いです。よろしくお願いいたします
当方、MGミゼット1966年式

by mori32981958 (2021-11-28 11:31) 

kotobuki1946

mori32981958さん
コメントに気付かず回答が遅れ申し訳ございません。
と言いつつも、(-)アース化については具体的には何も考えていません。 今は取り合えずやらなければと思う事を作業しているだけです。もう少しレストアが進み、インストが組み上がった時点で具体的に検討予定です。
尚、参考になるか分かりませんが、ジャガーEタイプのマイナスアース化の時のブログ記事は下記です。
https://hisashi1946.blog.ss-blog.jp/2012-04-06
by kotobuki1946 (2021-12-09 08:04) 

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